柳屋本店 (化学)
日本の東京都中央区にある化粧品メーカー ウィキペディアから
日本の東京都中央区にある化粧品メーカー ウィキペディアから
株式会社柳屋本店(やなぎやほんてん)は、東京都中央区日本橋馬喰町に本社を置く、ポマードなどの整髪料を中心とする化粧品メーカーである。
1615年(元和元年)に創業された老舗企業として、その名を知られている。
「柳屋」という名称の由来は、柳のごとく常に頭を低くし、幾多の苦難にも挫折することなく商売繁盛することを祈念したものである。
1584年(天正12年)、明から渡来し、徳川家康の侍医を務めていた呂一官(のちに日本人女性と結婚して辻一官と改称[1])が、唐土並びに唐薬種等の御用として、屋敷地を拝領したことを原点とし、1615年(元和元年)、日本橋にて創業される。「紅屋」という商号で店を構え、髪に塗る香油を中心に食用紅、化粧紅、練紅、白粉などの製造販売を始める。のち「柳屋」に改号。
1623年(元和9年)10月10日に一官が没した後[1]、辻家(5代目からは堀家を名乗った[2])が継承[3]。
1804年頃に近江商人の外池半兵衛正義が営業権を引き継ぎ、自らは柳屋五郎三郎と称すると、その後は香油を中心に整髪料に特化した。
柳家から分社後の1920年、アメリカ人技師・ハーバード・ジョイスを招くと共に「柳屋ポマード」を発売した。これが大いに売れたことで、同社を支え続ける主力製品となる。
関東大震災や第二次世界大戦の戦禍により工場や店舗をたびたび失うも、1948年には株式会社に改組し、長年にわたり柳屋ポマードのヒットにより業界を牽引した。一時は丹頂(今のマンダム)と共に男性化粧品のトップを争った歴史がある。
現在では@cosmeのベストコスメ大賞を受賞した「柳屋あんず油」等、女性用にも力を入れており、またドイツ・シュトルベルクに本拠を置くモイラー・アンド・ヴィルツ社が1792年に設立した、オーデコロンのブランドとして有名な「4711」シリーズの国内総代理業務も行っている。
2015年(平成27年)に創業400周年を迎えた。同年、「黒髪美人大賞」を創設[4]。
社章は源氏香之図の「花散里」を図案化したもの(一番左の線が短い)。
柳屋あんず油 Presents 黒髪大賞 | |
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受賞対象 | いま、最も黒髪の似合う著名人 |
国 | 日本 |
主催 | 柳屋本店 |
司会 | 髙橋ひかる(プレゼンター) |
報酬 | トロフィー |
初回 | 2015年 |
最新回 | 2024年 |
最新受賞者 | 石井杏奈 |
公式サイト | 柳屋あんず油 Presents 黒髪大賞 |
創業400周年を迎えた2015年に「日本人女性の持つ美しい黒髪を守りたい」との思いから新たに「黒髪美人大賞」(柳屋あんず油 Presents 黒髪美人大賞)が創設された[4]。1度も髪を染めたことがない黒髪の女性有名人が受賞対象となっていたが、2023年の第6回より「黒髪大賞」(柳屋あんず油 Presents 黒髪大賞)に賞名を改め、男性も対象となった。第1回受賞者の川島海荷が第2回から第4回の、第2回受賞者の髙橋ひかるが第5回以降のプレゼンターを務めている。
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