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『麻里子さまのおりこうさま!』(まりこさまのおりこうさま!)は、NHKで2011年4月6日から2014年3月16日まで放送されていた教養番組。
篠田麻里子とNHKのドキュメンタリー番組『NHKスペシャル』とのコラボレーションによる企画番組[1]で、『NHKスペシャル』で今後放送されるキーワードを基に、一般常識として覚えておきたい用語を学ぶテレビ番組である。
この番組の特徴としては、視聴者参加型の番組である他に、NHKのテレビ各放送形態(ワンセグ2・教育テレビ(Eテレ)・総合テレビ)で放送されている点にある。
4月の番組開始前に、スペシャル番組が総合テレビで2011年3月12日の1時45分(3月11日深夜)から10分間放送される予定であった[2]が、3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)に伴い報道特別番組を放送する特別体制に入ったため休止。後日放送チャンネルを変更し、同年3月31日の18:55 - 19:05に教育テレビにて放送されることになった。
レギュラー放送開始後は、特別番組が不定期に放送されている(詳細は後述)。
募集するキーワードに対して「短く分かりやすく解説する」のが前提であり、それに沿う形なら形式は問わない(俳句・短歌、4コマ漫画、動画など)。ただし、文字数で150文字以内または所要時間で30秒以内[3]で説明するのがこの番組のルールである。
毎回、視聴者からの投稿を3作品紹介し、その中で篠田が一番理解できた投稿に対して「おりこうさま」という称号が与えられる仕組みとなっている。
また、最後には紹介したキーワードに関連して、『NHKスペシャル』の放送スケジュールも紹介される。
番組のエンディングは、当初ワンセグ2・Eテレと総合テレビでは異なっていて、ワンセグ2・Eテレでは「ワンセグ2特典映像」が放送され、総合テレビでは『NHKスペシャル』の番組公式サイトと番組公式Twitterが案内されている(2012年現在は総合テレビでも特典映像が放送されている)。
放送時間はいずれも日本標準時(JST)。
レギュラー放送が開始される前に放送されたパイロット版。『NHKスペシャル』の『ホットスポット 最後の楽園』から「生態系」にちなみ、4つのアンサーを紹介。前述の通り、東日本大震災に伴い当初の放送時間・チャンネルを変更した。
「NHK東日本大震災プロジェクト」の一環として放送。震災及び東京電力・福島第一原子力発電所での事故に伴う夏季の電力不足で高まった節電や省エネルギーにちなんだお題を放送。また、番組オリジナルのスクリーンセーバーや携帯電話用の待ち受け画面が制作された。
番組始まって以来のオールロケーションで、篠田の出身地である福岡県でロケを行った。菅原道真を祭神として奉る福岡県太宰府市にある大宰府天満宮を巡りながら、受験にちなんだお題を取り上げた。また、番組内では篠田の幼少期の写真も紹介され、前回同様番組オリジナルのスクリーンセーバーが制作された。
2012年から始まる『NHKスペシャル』の大型企画『ヒューマン なぜ人間になれたのか』との完全コラボレーション番組で、同年1月22日の放送開始前に集中的に放送。番組では心理テストの他に、「1万円をもらったら他人にいくらあげられるか」という実験をアメリカ・ニューヨーク(マンハッタン)とタンザニア・ハザで行った模様が放送された。
社会人としてのビジネスマナーやトーク術を盛り込んだスペシャル版で、飲み会の上手な断り方など3つのお題を紹介。『NHKスペシャル』の他に『Rの法則』や『オトナへのトビラTV』とのコラボレーションも行われた。なお、総合テレビでの放送では初めて地域番組の差し替えにより放送されない地域が存在した。
2012年7月に放送された『NHKスペシャル』の大型企画『ミラクルボディー』との完全コラボレーション番組。番組では体操の内村航平や100メートル走のウサイン・ボルトのミラクルボディーに関する3択の質問を麻里子さまに問い、それに答える形式の内容が放送された。
2011年12月16日より一時、篠田が福岡県出身であることにちなんで、『麻里子さまの九州・沖縄おりこうさま!』が、九州・沖縄の総合テレビで放送された。
金曜日の情報番組『きん☆すた』のスピンオフとして位置づけられ、不定期にその中で最後の3分間放送されたほか、穴埋め独立番組としても放送されていた。九州・沖縄の隠れた名物などを視聴者からの情報提供によって紹介していくもので、締めには麻里子さまの博多弁講座もあった。
しかし、『きん☆すた』本体の中身がだんだん濃くなって時間の確保が難しくなったこと、“妹分”HKT48が指原莉乃を迎え入れて以降番組に本格的に進出してきたこと、そしてネタ切れの様相を呈したことなどから、ロンドンオリンピック直前の放送を最後に新作の制作はぴたりと止まり[4]、『きん☆すた』サイト内にページは残っているものの放送されなくなった。なおHKTの出演も不定期で、“本業”が忙しくなってからは研究生も含めて出演機会は激減した[5]。
番組の書籍・DVDも出ている。いずれも篠田とNHK番組制作スタッフの共著・編
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