鷹島町
日本の長崎県北松浦郡にあった町 ウィキペディアから
鷹島町(たかしまちょう)は、長崎県の鷹島、黒島を行政区域としていた町。
2006年1月1日、松浦市・北松浦郡福島町と合併(新設合併)し、新たに松浦市となった。
末期には、離島に多く見られる過疎化が酷く進んでいた。
地理
→詳細は「鷹島 (長崎県)」を参照
歴史
- 中世
- 1281年 - 弘安の役で鷹島に元軍が上陸、戦場となる。
- 朝鮮半島から出航した 元軍(東路軍)と大陸の江南地方から出航した元軍(江南軍)が平戸島で合流すると、この軍勢は太宰府目指して進撃し、鷹島沖まで進出した。これに対して、集結した日本軍は元軍艦船群に攻撃を仕掛けて海戦となり( 鷹島沖海戦)、元軍は鷹島で進撃を停止した。『元史』相威伝によれば、元軍は太宰府目指して進撃するのを躊躇し、軍を発することが出来なかったという。その後、元軍は猛烈な 台風を受け、多くの軍船が沈没し大損害を出した。鷹島に取り残された元軍は、日本軍の総攻撃を受け壊滅した (鷹島掃蕩戦)。鷹島沖では元軍の沈没船が発見されており、軍船の大きさは25〜27メートルほどと推定されている。また島にも鷹島掃蕩戦の戦跡が残っている。
- 近世
- 近現代
地域
地名
免を行政区域とする。大字は設置していない。松浦市合併後は免の名称に「鷹島町」を冠し「鷹島町○○免」と表記している。
- 阿翁免(あおうめん)
- 阿翁浦免(あおううらめん)
- 黒島免(くろしまめん)
- 神﨑免(こうざきめん)
- 里免(さとめん)
- 三里免(さんりめん)
- 中通免(なかどおりめん)
- 原免(はるめん)
- 船唐津免(ふなとうづめん)
交通
航空・鉄道
空港・鉄道路線なし。
道路
- 一般県道
バス路線
航路
かつては星賀(唐津市肥前町)と日比(鷹島町)を結ぶ航路もあったが、鷹島肥前大橋に近かったため、橋の開通にともない航路は廃止された。
名所・旧跡・観光スポット
参考文献
- 角川日本地名大辞典 42 長崎県
脚注
関連項目
外部リンク
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