Loading AI tools
ウィキペディアから
フロント・ネックチャンスリー(Front Neck-Chancery)は、レスリングやプロレスで用いられる首関節技の一種である。別名はフロント・ネックロック(Front Neck Lock)。柔道川石メソッドでの別名は縦挫(たてひしぎ)[1]。
フロント・チョークと同様の体勢、向かい合った状態の相手を前屈みにさせて相手の頭部を自身の腋の下に抱え込み、首を絞めるのではなく、相手を抱える腕の手首で相手の頬骨をこするようにして相手の頭を自身の腹で90度回転させて自身の腹部を前方へと突き出すように体を反らせて相手の首を曲げて頸椎を極める。ネックロックの派生技。チョーク技が禁止されているキャッチ・アズ・キャッチ・キャンの技術として発展。総合格闘技の試合などではフロントチョークを仕掛けたが、結果的にフロント・ネックロックになるケースもある。なお、この技は別名「フロント・ネックチャンスリー」とも呼ぶが、フロント・チョークをフロント・ネックチャンスリーと呼ばない。
逆挫(ぎゃくひしぎ)は、クローズド・ガード・ポジションからのフロント・ネックチャンスリー[2]。
抑挫(おさえひしぎ)は、自らの横帯を掴んでのフロント・ネックチャンスリー。書籍『Ma méthode de judo』では縦四方固などからのものが紹介されている[3]。
見た目が酷似している技に以下のものがあり、実際によく混同される。
フロント・ネックチャンスリー・ドロップ(Front Neck-Chancery Drop)は、プロレス技の一種である。
相手の首をフロント・ネックロックの体勢で捕らえて、体をブリッジさせる勢いで相手を後方へと反り投げて背中を叩きつける。
日本での初公開は1963年3月23日、日本プロレスの蔵前国技館大会において、サンダー・ザボーが対アントニオ猪木戦で使用して、この技で猪木からピンフォールを奪っている。1966年3月21日、猪木は日本プロレスを一時離脱して4月23日に入団した東京プロレスでアントニオ・ドライバーの名称で使用していた。他の使い手としてはアンドレ・ザ・ジャイアントがいる。
見た目以上に全身の筋力を要する技ともいわれており、猪木は、この技を多用した影響で腰を痛めたため、使用していた時期は東京プロレス時代に限られている。また、アンドレも使用していた時期は体力的に充実していた全盛期に限られている。
この技をブレーンバスターの原型とする説があるが、ブレーンバスターの開発者であるキラー・カール・コックスは否定している。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.