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『魂斗羅 ザ・ハードコア』(英名:Contra Hard Corps、欧州版:Probotector)は、1994年に日本のコナミが開発・販売したメガドライブ用アクションシューティングゲーム。1994年8月8日に北米で発売され、日本においては同年9月15日に発売された。
本作は『魂斗羅シリーズ』の1つであり、第5作目。これまでの主人公であったビル・ライザーとランス・ビーンが登場せず、代わりに「魂斗羅部隊」なる精鋭部隊の4人の男女とロボットが主役に変更されているのが特徴である。
前作『魂斗羅スピリッツ』(1992年)の5年後を舞台に、「魂斗羅部隊」と呼ばれる4人の主人公を操作してエイリアン細胞を奪還する事を目的としている。新規アクションの追加、武装が個別化された操作キャラクター、プレイヤーの選択で分岐するステージなど新要素が追加されている事を特徴としている。
開発はコナミが行い、プロデューサーは『バンパイアキラー』(1994年)を手掛けた桐田富和、ディレクターおよびシナリオライターは『ロケットナイトアドベンチャーズ』(1993年)を手掛けた中里伸也、音楽は『ロケットナイトアドベンチャーズ』を手掛けた小林でび、PCエンジンSUPER CD-ROM2用ソフト『ときめきメモリアル』(1994年)を手掛けた荘司朗の他に山根ミチル、山岡晃、谷口博史が担当している。
キャラクターデザインに梅津泰臣を起用し、従来の硬派で洋画的なイメージからアニメに近い作風へ変化したほか、ストーリー性にも重点が置かれた。
本作は日本のゲーム市場ではメガドライブのシェア自体が厳しい時期(メガドライブの全歴史でいうと後期)に発売されたソフトであり、そこに起因する理由からソフトの生産数が少なかったとされている。リリース後も他の汎用的なゲーム機への移植が長らくされていなかったが、2019年9月19日発売のメガドライブの復刻版「メガドライブ ミニ」にて収録された。
本作では基本操作はシリーズを踏襲しているものの、新たに長い無敵時間と攻撃力を持つスライディングが可能になっている。MSX2版『魂斗羅』以来のライフ制(海外版ではライフ制ではなく従来通り一撃死)で、2発まで攻撃に耐えられるのも特徴(稀に一撃で死ぬ攻撃もある)。また、『スピリッツ』の複数の武器の使用が可能、その場でキャラクターを固定して8方向に撃ち分けるといった操作も引き継いでいる。しかし、その操作方法も変わっている。
A〜Dのアイテムカプセルおよびボムを取得することによって、カプセルのアルファベットに対応した武器が使用可能になる。また、死亡した場合そのとき装備していた武器が失われる。新規取得のアイテムカプセルの場合、その場で選択武器が変わってしまう。そのため、状況によっては突然不利になってしまうこともある。
シリーズで唯一、選択肢によりステージおよびストーリーが変化する。このため、MSX2版『魂斗羅』に次ぐステージ量となっている。
タイトルに「ハードコア」とあるように、ライトユーザーを完全に置き去りにした難易度設定となっている[1]。
操作キャラクターとして4人のメインキャラクターから選ぶことができる。キャラクターによって武装が大きく異なり、劇中での台詞も変化する。
全キャラクター共通武器は以下2つ。
エイリアン戦争(『魂斗羅スピリッツ』)から5年の月日が流れた。人類は復興への道を歩み始めていたが戦後の混乱は依然として続き、従来では考えられないような新型の凶悪犯罪も増えつつあった。政府はこれに対抗すべく、特別チーム「統合軍機動部隊特殊任務班K-X」を結成。人々は彼らをエイリアン戦争の英雄に準え、「魂斗羅部隊」と呼んだ。
そして、西暦2641年のクリスマスイブ。軍の防衛システムが何者かによってハッキングされ、都市で無人機動兵器が暴走を始めた。直ちに出撃し、鎮圧に当たる魂斗羅部隊だが、それは単なるオトリ作戦に過ぎず、事件の混乱に乗じて軍の研究所からエイリアン細胞が奪われてしまった。事件を先導していたのは、かつてエイリアン戦争の英雄と呼ばれたバハムート大佐だった。今、魂斗羅部隊が巨大な陰謀に立ち向かう。
欧州版では、Dr.ジオ・マンドレイクとノイマン・カスケード以外は全員ロボットに変更されている。
No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 売上本数 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 魂斗羅 アニバーサリーコレクション |
2019年6月12日 2019年6月12日 2019年6月12日 |
PlayStation 4 Xbox One Nintendo Switch Windows (Steam) |
M2 | KDE | ダウンロード | - | - | 国内版、欧州版(PROBOTECTOR)を収録 アップデートにより英語版(Contra:Hard Corps)が追加 |
2 | 魂斗羅 ザ・ハードコア CONTRA Hard Corps Probotector |
2019年9月19日 2019年10月4日 2019年9月19日 |
メガドライブ ミニ | M2 | セガゲームス | プリインストール | - | 本体にあらかじめ収録されている42タイトルの中の一つ。 | |
3 | セガ メガドライブ for Nintendo Switch Online |
2021年10月26日[2] 2021年10月26日 |
Nintendo Switch | 任天堂 M2 |
任天堂 | ダウンロード | - | - |
評価 | ||||||||||||||||||||
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|
項目 | キャラクタ | 音楽 | お買得度 | 操作性 | 熱中度 | オリジナリティ | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
得点 | 3.8 | 3.9 | 3.4 | 4.0 | 4.1 | 3.5 | 22.6 |
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