高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ北海道

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高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ北海道(たかまどのみやはい ジェイエフエイ アンダーエイティーン - ほっかいどう)は、全国に9つある高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグの一つである。2010年までは「JFAプリンスリーグU-18北海道」、2017年までは「高円宮杯U-18サッカーリーグ プリンスリーグ北海道」と称していた。

概要 加盟国, 開始年 ...
加盟国 日本北海道地方)
開始年 2003年
参加クラブ 8
リーグレベル 第2部
上位リーグ プレミアリーグ
下位リーグ ブロックリーグ
最新優勝クラブ 北海高等学校 (2023年 初優勝)
最多優勝クラブ 北海道コンサドーレ札幌U-18 (11回)
公式サイト 北海道サッカー協会
高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ 2023
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本項では本リーグの下位のリーグである、高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ 北海道FAリーグならびに高円宮杯 JFA U-18サッカー北海道ブロックリーグについても説明する。

概要

要約
視点

「プリンスリーグ北海道」は北海道全体を対象とするリーグであり、その下位に「北海道FAリーグ」(北海道全体を対象とする、詳細は後述)および「ブロックリーグ」(北海道の地区別に実施、詳細は後述)が設けられている。それぞれの間で入れ替えが行われ、ブロックリーグについてはそれらの上位チーム間で対戦を行った結果の上位チームが北海道FAリーグ(2022年まではプリンスリーグ北海道、2023年はプリンスリーグ北海道もしくは北海道FAリーグ)に昇格する。

2011年より2回戦総当りとなったものの、2016年まではホーム・アンド・アウェー方式を採用せず、北海道内各地を巡回して実施していた[1]。2017年より一部集約開催があるほかはホーム・アンド・アウェーとなった[2]

プレミアリーグへの参入状況

2011年に上位リーグとなるプレミアリーグが創設。創設に際しては北海道には参入枠1が与えられ、2010年のプリンスリーグ北海道優勝チームであるコンサドーレ札幌U-18が参入した[3]

プレミアリーグ創設後のプリンスリーグ北海道初年である2011年は旭川実業高校が優勝し、プレミアリーグ参入戦でも2連勝してプレミアリーグ昇格となった[4][5]。しかし同チームは2012年のプレミアリーグではリーグ全試合(18試合)で勝ち点1にとどまり[6]降格となった。また2011年からプレミアリーグに参加していたコンサドーレ札幌U-18も2015年に9位に終わり降格、2016年よりプリンスリーグ北海道に参加している。

旭川実業高校が昇格した翌年の2012年から2021年までの間、プリンスリーグ北海道の成績によりプレミアリーグプレーオフに出場しプレミアリーグへ昇格したチームはなかったが、2022年に旭川実業高校がプレミアリーグプレーオフを勝ち抜いてプレミアリーグへ再昇格した[7]。しかしその旭川実業高校も2023年は1年でプリンスリーグ北海道へ降格となった[8]

北海道FAリーグ

高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ 北海道FAリーグ[9]は、プリンスリーグ北海道の下部にあたるリーグで、2024年より新設された(2023年の開催要項で、翌年より新設することが明示されていた[10])。

北海道サッカー協会の資料においては「プリンス2部」と呼称されている場合もある[10][11]ものの、日本サッカー協会の定めるプリンスリーグの枠組みには含められていない[12]

ブロックリーグ

高円宮杯 JFA U-18サッカー北海道ブロックリーグは、北海道FAリーグの下部(2023年まではプリンスリーグ北海道の下部)にあたるリーグで、北海道の地区別に行われる。名称は以下の通りとなる。

  • 2018年より:「高円宮杯 JFA U-18サッカー北海道ブロックリーグ[ブロック名]」
  • 2017年まで:「高円宮杯U-18サッカーリーグ北海道 [ブロック名]ブロックリーグ」
  • 2010年まで:「JFAプリンスリーグU-18北海道 [ブロック名]ブロックリーグ」

2018年現在の地域分けは以下の通りである。

  • 道南ブロック - 苫小牧・室蘭・函館地区[13]
  • 道央ブロック - 小樽・千歳・空知・北空知地区[14]
  • 札幌ブロック - 札幌地区[15]
  • 道北ブロック - 旭川・道北・宗谷地区[16]
  • 道東ブロック - 網走・十勝・釧路・根室地区[17]

なおブロックリーグは北海道の社会人サッカーのリーグ戦にも存在するものの、以下の点で異なる。

  • 北空知地区のチームは、高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグについては道央ブロックリーグに参加する一方、社会人チームについては道北ブロックリーグに参加する(2018年まで。2019年は道央・道北ブロックリーグとして統合)。
  • 高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグのブロックリーグにおいては、ブロック内で1部リーグ・2部リーグなどの区分を行っている(上記、各ブロックリーグについての出典を参照)一方、社会人サッカーではブロックリーグは1部のみである(ブロックリーグの下部には地区リーグを設けている)。

参加チーム(2024年)

2023年ポストシーズンの参入戦結果:高円宮杯JFAU-18サッカープリンスリーグ2023北海道プレーオフ

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プリンスリーグ2024北海道 参加チーム
チーム名ブロック地区昨年順位備考
旭川実業高等学校道北旭川プレミアリーグEAST 12位自動降格
北海高等学校札幌札幌1位残留(プレミアリーグプレーオフ敗退)
北海道コンサドーレ札幌U-18札幌札幌2位残留(プレミアリーグプレーオフ敗退)
札幌大谷高等学校札幌札幌3位
駒澤大学附属苫小牧高等学校道南苫小牧4位
北海道大谷室蘭高等学校道南室蘭5位
札幌創成高等学校札幌札幌6位
北照高等学校道央小樽道央ブロック1位昇格(プリンスリーグ北海道プレーオフ1位)
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2024北海道FAリーグ 参加チーム
チーム名ブロック地区昨年順位備考
旭川実業高等学校2nd道北旭川プリンス北海道7位旭川実業高等学校(トップチーム)の降格のため繰り下げ降格
帯広北高等学校道東十勝プリンス北海道8位自動降格
札幌第一高等学校札幌札幌札幌ブロック1位参入(プリンスリーグ北海道プレーオフ3位)
函館大谷高等学校道南函館道南ブロック3位参入(プリンスリーグ北海道プレーオフ4位)
札幌光星高等学校札幌札幌札幌ブロック3位参入(プリンスリーグ北海道プレーオフ5位)
VITA U18道北旭川道北ブロック4位参入(プリンスリーグ北海道プレーオフ6位)
北海道帯広緑陽高等学校道東十勝道東ブロック2位参入(プリンスリーグ北海道プレーオフ7位)
旭川志峯高等学校道北旭川道北ブロック2位参入(プリンスリーグ北海道プレーオフ8位)
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大会方式

2003年
8チームによる1回総当たり。3チームが自動降格し、ブロックリーグから3チームが昇格する[18]
2004年
8チームによる1回総当たり[19][20]。ブロックリーグから2チームが昇格し、ブロックリーグ決勝大会3位チームはプリンスリーグ北海道の最下位チームと入れ替え戦を行う[19][21]
2005年 - 2008年
10チームによる1回総当たり。9位・10位チームは自動降格。8位チームはブロックリーグ決勝大会3位のチームと入替戦を行う。[22][23][24][25]
2009年
10チームによる1回総当たり。9位・10位チームは自動降格。7位・8位チームならびにブロックリーグの6チーム(札幌ブロックから2チーム、他の各ブロックから1チームずつ)の計8チームでブロックリーグ決勝大会を行い、2チームがプリンスリーグ北海道に残留ないし昇格する。[26]
2010年
8チームによる1回総当たり[27]。1位チームは翌年より新設されるプレミアリーグに昇格。7位・8位チームならびにブロックリーグの6チーム(札幌ブロックから2チーム、他の各ブロックから1チームずつ)の計8チームでブロックリーグ決勝大会を行い、3チームがプリンスリーグ北海道に残留ないし昇格する[28]
2011年 - 2018年
8チームによる2回総当たり。下位チームが自動降格する。ブロックリーグの上位チーム(対象チーム数は年により異なる)がブロックリーグ決勝大会を行い上位チームが昇格する。昇降格数は、プリンスリーグ北海道とプレミアリーグとの昇降格数により異なる[29][30][31][32][33][34][35][36]。(なお2011年については、プリンスリーグ北海道からプレミアリーグへの昇格が1チーム、プレミアリーグからプリンスリーグ北海道への降格がなかったため、ブロックリーグからプリンスリーグ北海道への昇格は2チーム、プリンスリーグ北海道からブロックリーグへの降格は1チームとなった。)
2019年 - 2022年
8チームによる2回総当たり[37]。7位チームならびにブロックリーグの上位チーム7チーム(合計8チーム)によるプレーオフを行い、上位チームがプリンスリーグに残留もしくは昇格する(昇降格数は、プリンスリーグ北海道とプレミアリーグとの昇降格数により異なる)[38]
なお2020年はCOVID-19流行の影響により、開幕が9月となり、リーグ戦は1回総当たりに削減されるほか昇降格も実施しない予定[39]
2023年
翌年より北海道FAリーグ(プリンスリーグ2部)を創設するため、プリンスリーグ北海道の8位(最下位)チームは北海道FAリーグへ自動降格、7位チームがプリンスリーグ北海道プレーオフに進出する[10]。プレーオフにはプリンスリーグ北海道の7位チームならびにブロックリーグからの11チーム(合計12チーム)が出場し、その結果によりプリンスリーグ北海道もしくは北海道FAリーグへの参入チームが決定される[40]
2024年
当年より北海道FAリーグを新設。プリンスリーグ北海道の下位2チームと北海道FAリーグの上位2チームは自動入れ替え、北海道FAリーグの下位2チームはブロックリーグへ自動降格することを原則とするが、プリンスリーグ北海道とプレミアリーグとの昇降格数により変動する。[9][11]

上位チームへの特典

  • リーグ優勝チーム(年によっては準優勝チームも)はプレミアリーグ参入戦(他地域のプリンスリーグ上位チームと対戦しプレミアリーグ昇格を争う)への出場権を得る。
  • 2004年から[41] 2010年までは、優勝チームは翌年の知事杯全道サッカー選手権大会(兼 天皇杯全日本サッカー選手権大会北海道予選)の地区予選を免除されていた。2011年からは上位リーグとしてプレミアリーグが設置されたため、以後はプレミアリーグも含めた北海道の最上位チームが地区予選免除となっている[42][43](2014年まで)。2015年より、知事杯全道サッカー選手権大会は第2種(U-18)チームは出場自体が不可能になっている。
    • 2011年・2012年はコンサドーレ札幌U-18(当年はプレミアリーグ所属)が予選免除となった。2013年も本来はコンサドーレ札幌U-18が予選免除となるところ日程の都合から辞退したため、繰り上げで旭川実業高校が予選免除となった[44]
  • 2007年から2008年には、リーグ上位2チームに翌年の北海道チャンピオンズスーパーリーグへの出場権が与えられていた。

結果

要約
視点

凡例

  •   :高円宮杯全日本ユース選手権出場
  •   :自動昇格
  •  # :プレーオフの結果昇格
  •  * :プレーオフの結果昇格せず
  •  * :プレーオフの結果降格せず
  •  # :プレーオフの結果降格
  •   :自動降格
  •  × :リーグ脱退

2003年-2010年

さらに見る 年, 1位 ...
1位2位3位4位5位6位7位8位9位10位 出典
2003 コンサドーレ帯広北室蘭大谷札幌白石札幌第一札幌山の手旭川東千歳 [18][45][46]
2004 コンサドーレ☆北海札幌第一帯広北旭川実室蘭大谷札幌白石登別大谷* [20][47]
2005 コンサドーレ☆帯広北室蘭大谷登別大谷北海旭川実札幌山の手札幌第一*札幌白石↓札幌日大高 [22][48]
2006 札幌第一☆旭川実☆室蘭大谷札幌山の手コンサドーレ北海帯広北登別大谷#札幌光星駒大苫小牧 [23][49]
2007 コンサドーレ☆室蘭大谷帯広北北海札幌第一旭川実北星大附札幌山の手*函館大有斗帯広大谷 [24][50]
2008 コンサドーレ☆北海旭川実帯広北室蘭大谷札幌第一札幌新陽登別大谷*北星大附↓札幌山の手↓ [25][51][52]
2009 コンサドーレ☆札幌第一北海室蘭大谷旭川実札幌新陽帯広北*札幌光星↓#登別大谷↓札幌白石↓ [53][54]
2010  コンサドーレ↑ 室蘭大谷旭川実北海札幌第一帯広北札幌創成*札幌新陽↓# [55][56]
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2011年-2023年

さらに見る 年, プレミアリーグ イースト ...
プレミアリーグ
イースト
プリンスリーグ北海道 出典
1位2位3位4位5位6位7位8位
2011 コンサドーレ(1位)旭川実#帯広北北海札幌第一札幌創成室蘭大谷札幌光星北星大附 [57]
2012 コンサドーレ(2位)
 旭川実(10位)↓ 
大谷室蘭*帯広北札幌第一札幌創成北海登別大谷×[注 1]札幌新陽札幌光星↓ [58]
2013 コンサドーレ(5位)帯広北*大谷室蘭旭川実札幌第一札幌大谷北海札幌創成↓札幌日大高 [59]
2014 コンサドーレ(8位)大谷室蘭*旭川実札幌第一札幌大谷帯広北駒大苫小牧北海↓東海大四 [60]
2015  コンサドーレ(9位)↓ 旭川実*札幌第一札幌大谷帯広北駒大苫小牧大谷室蘭旭川凌雲北星大附↓ [61]
2016 コンサドーレ*北海旭川実札幌大谷帯広北大谷室蘭札幌第一↓駒大苫小牧↓ [62]
2017 コンサドーレ*旭川実札幌大谷大谷室蘭東海大札幌帯広北北海↓札幌日大高↓ [63]
2018 旭川実*コンサドーレ札幌大谷駒大苫小牧札幌創成帯広北東海大札幌↓大谷室蘭↓ [64]
2019 コンサドーレ*旭川実*札幌第一駒大苫小牧札幌大谷札幌創成帯広北↓#白樺学園[65][66]
2020 旭川実コンサドーレ大谷室蘭札幌第一東海大札幌札幌大谷札幌創成駒大苫小牧[67][注 2]
2021 コンサドーレ*旭川実*大谷室蘭札幌大谷札幌創成札幌第一東海大札幌↓#駒大苫小牧↓[69][70]
2022 旭川実↑#札幌大谷*コンサドーレ札幌創成大谷室蘭北海札幌光星↓#札幌第一↓[71][72]
2023  旭川実(12位)↓ 北海*コンサドーレ*札幌大谷駒大苫小牧大谷室蘭札幌創成旭川実2nd↓[注 3]帯広北↓[73]
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2024年-

当年より北海道FAリーグ(プリンスリーグ北海道2部)を創設。

プリンスリーグ北海道

さらに見る 年, プレミアリーグ イースト ...
プレミアリーグ
イースト
プリンスリーグ北海道 出典
1位2位3位4位5位6位7位8位
2024 コンサドーレ*札幌大谷札幌創成北海高校大谷室蘭旭川実駒大苫小牧北照 [74]
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北海道FAリーグ

さらに見る 年, 1位 ...
1位2位3位4位5位6位7位8位 出典
2024 札幌光星札幌第一帯広北旭川実2ndVITA FC旭川志峯函館大谷帯広緑陽 [75]
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脚注

  1. 登別大谷高校は2012年度をもって閉校となった。
  2. 2020年については前述の通り、COVID-19流行の影響を受け昇降格は実施しない。また最終節の実施がCOVID-19流行の拡大を受けて取りやめとなり[68]、代替試合を実施せずにその時点での順位を最終順位として確定した。
  3. 旭川実業高校2ndは2023年はプリンスリーグ北海道で7位となりプリンスリーグ北海道プレーオフに出場したものの、旭川実業高校(トップチーム)がプレミアリーグEASTからプリンスリーグ北海道へ降格となったため、プリンスリーグ北海道プレーオフの結果にかかわらず北海道FAリーグへ降格となった。

出典

関連項目

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