館山城
千葉県館山市館山にあった日本の城 ウィキペディアから
千葉県館山市館山にあった日本の城 ウィキペディアから
1580年(天正8年)、里見義頼によって館山城が築城された。天正19年6月から11月までの間にかけて、里見義康が岡本城から館山城へ移転をしてくる[2]。湊を伴う城であったと指摘されている[3]。その後、1614年(慶長19年)に里見氏は改易され、館山藩は取り潰しとなった。この際に館山城も廃城となり、破却された。後の1781年(天明元年)に、稲葉正明が館山藩主となって館山に入ったが城を再建することはなく、2代正武が城の麓に館山陣屋を構えて、そこを新たな政庁とした。
1982年(昭和57年)、模擬天守が建設されるにあたり、城跡の発掘調査や里見氏に関する古文書調査が行われた。模擬天守閣と同時に市立博物館が建設され、模擬天主閣で南総里見八犬伝を展示紹介し、市立博物館で里見氏を展示紹介している[4]。
周辺の緑地などは城山公園となり、市民の憩いの場ともなっている。また、サクラや紅葉の名所、鳥を見物できる施設もあり一つの観光名所ともなっている。頂上までは70メートルと低いため、気軽な散歩として利用する人も多い。
城下には、館山市立博物館本館がある。ほか、特産品の販売や飲食の提供、情報発信機能をあわせ持った施設(和風の売店)「里見茶屋」が2009年(平成21年)4月4日に開店した[5]。
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