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中国広東省の地級市 ウィキペディアから
韶関市(しょうかんし)は中華人民共和国の広東省にある地級市。
中華人民共和国 広東省 韶関市 | |
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丹霞山 | |
広東省中の韶関市の位置 | |
中心座標 北緯24度48分00秒 東経113度35分00秒 | |
簡体字 | 韶关 |
繁体字 | 韶關 |
拼音 | Sháoguān |
国家 | 中華人民共和国 |
省 | 広東 |
行政級別 | 地級市 |
建市 | 1975年 |
市委書記 | 陳少栄 |
市長 | |
面積 | |
総面積 | 18,645 km² |
人口 | |
総人口(2002) | 314.85 万人 |
人口密度 | 168.9 人/km² |
経済 | |
GDP(2008) | 545.87 億元 |
一人あたりGDP | 18,503元 |
電話番号 | 751 |
郵便番号 | 512000 |
ナンバープレート | 粤F |
行政区画代碼 | 440200 |
市花 | ツツジ |
公式ウェブサイト: http://www.shaoguan.gov.cn/ |
韶関の歴史は古く10万年前には人類の活動が行われており、市内には旧石器時代以降の遺跡が点在している。春秋時代には荊州、揚州の管轄に置かれ、戦国時代では楚の勢力下に、秦代には南海郡の管轄に置かれた。前111年、前漢は現在の広東省北部に曲江県を設置し、韶関市の区域が管轄下に置かれた。
三国時代の265年(甘露元年)、呉は関東省北部に始興郡とその下部行政区域として曲江県などの6県を設置し、郡治を曲江(現在の市街地)に設置した。南朝以降は州郡が設置されるようになり、韶関市は衡州の管轄となった。そして隋代の589年(開皇9年)に州北部の名勝・韶石山に因み韶州と改称され、それ以降の王朝で韶州の名称が継承されて行くこととなる。明清代には現在の韶関市に税関が設置されたことから、韶関という通称が発生している。
中華民国初期は広東省南韶連綏靖区、南韶連道、嶺南道、南韶連行政区、北区、西北綏靖区、第二行政督察区等が相次いで設置された。国共内戦の結果中国共産党による支配が開始されると、1949年11月に広東省は北江臨時行政委員会を設置、韶関市や曲江県等の17県市を管轄とした。1950年1月に臨時委員会は北江専区に改称、1952年には粤北行政区へと会h源されている。1956年、粤北行政区が廃止されると韶関専区が設置され、1970年に韶関地区と改称、1975年11月に地級市として韶関市が再度改変され、曲江県を管轄するようになった。1983年に地方行政の合併が行われ、現在の行政区域が誕生している。
広東省の北部に位置し、河源市、恵州市、広州市、清遠市、江西省贛州市、湖南省郴州市に接する。
広東の北門とも称され古来より北方地域と華南を連絡する交通の要衝であった。京広線や京珠高速公路が市内を貫いており、南北を交通している。
韶関市は南嶺山脈の南麓(嶺南)にあり、地勢は山地・丘陵が主で、水の浸食により多くの谷が造成されてきた。市域内の主な山並みは東西方向に走っており、北から順に、蔚嶺、大庾嶺(だいゆれい)、瑤山、滑石山、青雲山などがある。各山系の間には多くの盆地があり、主要なものには南雄盆地、楽昌盆地、韶関盆地、翁源盆地などがある。
市域内の最高峰は石坑崆で高さは1,902メートルであり、広東省の最高峰でもある。韶関市区の北にある山脈の多くは岩石は紅色で地層がはっきりとしており、岩層の中には多くの古生物の化石が含まれている。こうした地貌は、韶関市内の仁化県にある丹霞山の名をとり「丹霞地貌」と命名されており、中国の南部を中心に広く見られる。韶関の名の由来となった韶石山は、丹霞山の南に隣接している。
韶関市域内の最も重要な河川は珠江の支流、北江(韶関市区より北では「湞江」と呼ばれる)であり、市域内の全長は144キロメートルになる。
韶関の気候は温暖湿潤で、年平均気温は20度前後であり、1月の気温がもっとも低く平均10度前後、7月の気温がもっとも高く平均気温は30度に達する。年降雨量は1,400-1,900ミリメートルで、春夏の降雨量が大きく、秋冬の雨は少ない。平均無霜期は310日だが、北部の山地では雪が降ることがある。
3市轄区・2県級市・4県・1自治県を管轄する。
改革開放政策とともに韶関も経済発展が進み、2007年の地域総生産額は482.5億元、成長率は14.9%と全国平均以上の経済発展を実現している。固定資産への投資額、金融残高もそれぞれ200億元を越えるなど、今後も順調な経済発展を見込める情勢である。
韶関は広東省における重工業拠点とされ、1950年代から70年代にかけては国家重点工業地域として開発が進み、韶関鋼鉄廠、韶関冶煉廠、韶関挖掘機廠などの基幹産業企業が設立され、韶関発展の基礎を築いた。80年代以降の開発開放経済による更なる発展を見た韶関市は関東省北部の経済拠点を目標にした積極的な経済政策が実行されている。現在は鉱業、各種金属材料、建材を中心に、機械製造、石油化学鉱業を初め軽工業なども育成が行われ、電子情報技術と電気機械工業を一体化させ、また新素材の開発などのハイテク産業をも擁する総合的な工業都市と成長している。
また農業面でも気候や地勢に恵まれた結果、農業従事者一人当たりの耕地面積は広東省トップとなっている。また農業分野でのインフラ整備も積極的に行われ、2007年の農業発展は6%(73.7億元)を記録し、365.3万エーカーの農地を有している。また養鶏業や淡水魚の養殖業なども盛んである。
商業分野では2007年の消費金額総計は196.6億元を記録し、不動産業や通信業などで大きな発展を見せると同時に、韶関を訪問する旅行者も858.8万人を記録するなど旅行業も大いに発展している。また税関統計によれば2007年の韶関からの貿易総額は12.9億ドルを記録すると共に、海外からの投資金額も5.1億ドルに達している。貿易品目としてはハイテク関連製品が3.1億ドルと全輸出額の58%を占め、次いで各種工業製品、玩具などが主要品目としてあげられる。
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鉄道
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