露木康浩

日本の警察官僚 ウィキペディアから

露木康浩

露木 康浩(つゆき やすひろ、1963年昭和38年〉8月8日[1] - )は、日本警察官僚。第30代警察庁長官

概要 生年月日, 出生地 ...
露木 康浩
つゆき やすひろ
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生年月日 (1963-08-08) 1963年8月8日(61歳)[1]
出生地 日本大阪府枚方市[2]
出身校 京都大学法学部[3][4]

在任期間 2022年8月30日[5] - 2025年1月27日[6]

在任期間 2021年9月22日[7] - 2022年8月30日

在任期間 2020年1月17日[3] - 2021年9月22日

在任期間 2018年8月31日[4] - 2020年1月17日
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来歴

大阪府枚方市出身[2]高槻高等学校を経て[2]1986年(昭和61年)、京都大学法学部を卒業し、警察庁へ入庁[3][4]

入庁後、長崎県警察本部刑事部捜査第二課長、警視庁刑事部捜査第二課課長代理、警察庁刑事局刑事企画課課長補佐、警察庁長官官房総務課課長補佐、警視庁警務部教養課長、警察庁刑事局捜査第二課理事官、埼玉県警察本部刑事部長、警察庁刑事局刑事企画課刑事指導室長を経て、2006年(平成18年)内閣法制局に出向し、第二部参事官を務めた。5年後に警察庁に帰任し、刑事局組織犯罪対策部暴力団対策課長、刑事局刑事企画課長、警視庁刑事部長、警察庁刑事局組織犯罪対策部長などを歴任[7][8][9]刑事畑を長く歩んだ[10][5]

2018年平成30年)8月31日、警察庁刑事局長に就任[4]

2020年令和2年)1月17日警察庁長官官房長に就任[3]

2021年(令和3年)9月22日警察庁次長に就任[7]。在任中、安倍晋三銃撃事件に関する警護体制検証チームの責任者に就き[11]奈良市大和西大寺駅前の事件現場を訪れるなど、検証作業を進めた[5]

2022年(令和4年)、上記事件を受けた中村格警察庁長官の引責辞任に伴い、8月30日付で警察庁長官に就任[5]。中村とは1986年に入庁した同期で、同期入庁者が続いて長官に就任するのは初めてのことであった[10]。警察庁長官在任中は、上記事件を踏まえた「警戒の空白」対策に取り組むなど、要人警護の運用見直しに携わり、その見直した運用に基づき、G7広島サミットの警備を指揮した[12]。また、SNS上で実行犯を集めて犯罪行為を繰り返す集団を「匿名・流動型犯罪グループ」と位置づけ、その摘発に取り組むなど、闇バイト対策や悪質ホストクラブ問題への対応に尽力した[12]2025年(令和6年)1月27日、辞職[6]

年譜

基本的な出典[1]

  • 1986年
  • 1989年08月:警察庁長官官房企画課付
  • 1990年08月:長崎県警察本部刑事部捜査第二課長
  • 1991年07月:警視庁刑事部捜査第二課課長代理
  • 1992年12月:警察庁刑事局刑事企画課課長補佐
  • 1995年10月:警察庁長官官房総務課課長補佐
  • 1999年07月:警視庁警務部教養課長
  • 2001年02月:警察庁刑事局捜査第二課理事官
  • 2002年09月:埼玉県警察本部刑事部長
  • 2004年06月:警察庁刑事局刑事企画課刑事指導室長
  • 2006年07月:内閣法制局参事官(第二部)
  • 2011年08月17日:警察庁刑事局組織犯罪対策部暴力団対策課長[13]
  • 2013年06月:警察庁刑事局刑事企画課長
  • 2015年
    • 01月:警察庁警察大学校副校長
    • 01月:(併)警察庁長官官房審議官(刑事局・犯罪収益対策担当)
    • 01月:(併)警察庁生活安全局
  • 2016年08月:警視庁刑事部長
  • 2017年
    • 08月:警察庁刑事局組織犯罪対策部長
    • 08月:(併)警察庁生活安全局付
    • 08月:(併)警察庁刑事局付
    • 08月:(併)警察庁長官官房付
  • 2018年08月31日:警察庁刑事局長[4]
  • 2020年01月17日:警察庁長官官房長[3]
  • 2021年09月22日:警察庁次長[7]
  • 2022年08月30日:警察庁長官[5]
  • 2025年01月27日:退官

著書

単著

  • 『警察官のための刑事司法制度改革解説』(2007年、立花書房ISBN 978-4-8037-2457-8
  • 『警察官のための刑事司法制度改革解説』(改訂第2版/2009年、立花書房)ISBN 978-4-8037-2463-9

脚注

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