北海道の廃駅 ウィキペディアから
阿寒駅(あかんえき)は、北海道釧路市阿寒町舌辛にあった、雄別鉄道雄別本線の駅である。同線の廃止とともに廃駅となった。
駅の跡地には1972年(昭和47年)3月1日に雄別炭礦を記念する阿寒町郷土資料館が開館したが[1]、同施設は後に「道の駅阿寒丹頂の里」へ移設し、1988年(昭和63年)6月25日に「炭鉱と鉄道館・雄鶴駅」として再オープンした[2]。
沿線で一番の市街地にあるため、当初から開設された。阿寒原生林から切りだされた原木の集積地であったため広い土場を有していた。
駅舎は西南側にあり、貨物積卸線1本、木造の島式ホーム1面2線、駅裏側に木材積込線1本を有していた。ホームへは構内踏切で連絡していた。
廃線後は以前の駅前通が駅跡地を横断しており、北側は阿寒町郷土資料館を経て中央公園、南側は阿寒町商工会館および木材工場となっている。商工会館の敷地内に「雄別鉄道記念碑」が建立されている。釧路側の本線跡はサイクリングロード、雄別炭山側の本線跡は中央分離帯を持つ市道となっている。阿寒バス「阿寒町」停留所は旧駅前に存在する。
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