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神奈川県鎌倉市に住む(あるいは住んでいた)文学者の総称 ウィキペディアから
鎌倉文士(かまくらぶんし)は、神奈川県鎌倉市に住む(あるいは住んでいた)文学者の総称。
鎌倉は1889年、横須賀線の開通により、東京の通勤圏内となった。同時に、東京の出版社からも行き来が便利になったため、鎌倉にはこのころから文学者が住み始めた。特に昭和初期以降、関東大震災で壊滅状態となった東京から、文学者の一部が東京に比べて好環境な鎌倉に移住した。ただし関東大震災では、鎌倉もまた大きな被害を受けていた。大震災後、埼玉県浦和市(現さいたま市浦和区、南区周辺)は鎌倉と並んで文化人が多く居住することで有名だったことから、このころから鎌倉文士に浦和画家という言葉が生まれた。
1945年(昭和20年)5月1日、川端康成や久米正雄、高見順や大佛次郎たちが貸本屋「鎌倉文庫」を興した[1]。
しかし、現在では文士という語が死語になると共に、鎌倉文士という語も死語になってしまった。21世紀に入ってから、複数の有名作家が鎌倉に移住して40年ぶりに鎌倉ペンクラブ(会長はかまくら春秋社代表の伊藤玄二郎)が復活し、新鎌倉文士と呼ばれる人種が誕生したものの、鎌倉在住の高名な文学者はかつてほど多くはない。
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