鈴木馨祐

日本の政治家 (1977-) ウィキペディアから

鈴木馨祐

鈴木 馨祐(すずき けいすけ、1977年昭和52年〉2月9日 - )は、日本政治家大蔵財務官僚自由民主党所属の衆議院議員(6期)、法務大臣第110代)。

概要 生年月日, 出生地 ...
鈴木 馨祐
すずき けいすけ
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法務省より公表された肖像
2024年 撮影)
生年月日 (1977-02-09) 1977年2月9日(48歳)
出生地 イギリス ロンドン
出身校 東京大学法学部第3類卒業
前職 国家公務員大蔵省財務省
所属政党 自由民主党麻生派
称号 学士(法学)(東京大学・1999年
公式サイト 鈴木けいすけ オフィシャルサイト | 衆議院議員 | 自由民主党

第110代 法務大臣
内閣 第2次石破内閣
在任期間 2024年11月11日 - 現職

選挙区比例南関東ブロック→)
神奈川7区→)
比例南関東ブロック
当選回数 6回
在任期間 2005年9月11日 - 2009年7月21日
2012年12月16日 - 現職
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国土交通大臣政務官内閣府大臣政務官第3次安倍内閣)、自由民主党青年局長財務副大臣外務副大臣自由民主党財務金融部会長、衆議院法務委員長自由民主党広報副本部長を歴任した。

来歴

目黒区立不動小学校開成中学校・高等学校を経て東京大学法学部第3類(政治コース)卒業後、大蔵省(現:財務省)に入省[1]国際局総務課に配属される[2]2000年7月、国際局開発政策課。その後、福岡国税局勤務、ジョージタウン大学フェロー、ニューヨーク副領事、厚生労働省職業安定局出向(係長職)などを経て2005年8月に退官。

2005年9月11日第44回衆議院議員総選挙比例南関東ブロック単独で自民党から立候補し、初当選。2006年12月9日、麻生派(為公会)の旗揚げに参加。2009年8月30日第45回衆議院議員総選挙では、引退表明した同じ派閥の鈴木恒夫の後継者として神奈川7区から立候補(同じ苗字だが血縁関係はない)したが落選。2012年12月16日第46回衆議院議員総選挙では、再度神奈川7区から立候補し当選、国政に復帰した。

2014年12月14日第47回衆議院議員総選挙で3選。第3次安倍内閣国土交通大臣政務官土地・建設産業鉄道自動車観光及び気象の担当[3])兼内閣府大臣政務官に任命される[4]2017年10月、アール・エフ・ラジオ日本黒田有彩と組んで「SPARK IGNITION」担当開始。10月22日第48回衆議院議員総選挙で、立憲民主党中谷一馬希望の党の新人を破り4選(中谷は比例復活)[5]

2018年10月4日第4次安倍改造内閣財務副大臣(担務は税制改正、関税改正、国際問題、参議院関係の事務)に就任[6]2019年9月13日第4次安倍第2次改造内閣外務副大臣(担当は中東アフリカ北米中南米国際協力地球環境問題など)に就任[7][8]2020年10月、財務省金融庁所管の政策を扱う自民党財務金融部会長に就任[9]。同年11月、自民党金融調査会幹事長代行を併任する[10]2021年10月31日、第49回衆議院議員総選挙で中谷に接戦に追い込まれるも辛勝し5選。同年11月、自民党金融調査会幹事長[11]

2024年10月27日、第50回衆議院議員総選挙中谷一馬に敗れたが、比例復活で6選[12]。同年11月11日、第2次石破内閣において、法務大臣として初入閣[13]

政策・主張

憲法

  • 憲法改正について、2012年の毎日新聞社のアンケートで「賛成」と回答[14]。2014年、2017年の朝日新聞社のアンケートで「賛成」と回答[15][16]
  • 9条改憲について、2014年の毎日新聞社のアンケートで「賛成」と回答[17]。2017年の毎日新聞社のアンケートで「改正して、自衛隊の役割や限界を明記すべき」と回答[18]
  • 2014年7月1日、政府は従来の憲法解釈を変更し、集団的自衛権の行使を容認することを閣議で決定[19]。この閣議決定を評価するかとの問いに対し、同年の朝日新聞社のアンケートで「大いに評価する」と回答[15]。集団的自衛権の行使に賛成かとの問いに対し、同年の毎日新聞社のアンケートで「賛成」と回答[17]

外交・安全保障

  • 「政府が尖閣諸島を国有化したことを評価するか」との問いに対し、2012年の毎日新聞社のアンケートで「評価する」と回答[14]
  • 従軍慰安婦に対する旧日本軍の関与を認めた「河野談話」の見直し議論について、2014年の毎日新聞社のアンケートで回答しなかった[17]

その他

  • 選択的夫婦別姓制度の導入について、2017年のアンケートで「賛成」と回答[16]
  • 同性婚を可能とする法改正について、2017年のアンケートで「賛成」と回答[16]
  • アベノミクスについて、2014年の毎日新聞社のアンケートで「評価する」と回答[17]。2017年の朝日新聞社のアンケートでは「どちらかと言えば評価する」と回答[16]、同年の毎日新聞社のアンケートでは「評価する」と回答[18]
  • 原子力発電所は日本に必要だと思うか」との問いに対し、2014年の毎日新聞社のアンケートで「必要」と回答[17]
  • 首相の靖国神社参拝について、2014年、2017年のアンケートで「どちらとも言えない」と回答[15][16]
  • 「『道徳』を小中学校の授業で教え、子供を評価することに賛成か、反対か」との問いに対し、2014年の毎日新聞社のアンケートで「賛成」と回答[17]
  • ドナルド・トランプ大統領を信頼できるか」との問いに対し、2017年の毎日新聞社のアンケートで「信頼できる」と回答[18]
  • カジノ解禁について、2017年の毎日新聞社のアンケートで「賛成」と回答[18]

所属団体・議員連盟

所属する議員連盟[20]

選挙歴

さらに見る 当落, 選挙 ...
当落選挙執行日年齢選挙区政党得票数得票率定数得票順位
/候補者数
政党内比例順位
/政党当選者数
第44回衆議院議員総選挙2005年09月11日28比例南関東ブロック自由民主党ー票ー%22ー/ー8/10
第45回衆議院議員総選挙2009年08月30日32神奈川県第7区自由民主党10万9844票39.99%12/3/
第46回衆議院議員総選挙2012年12月16日35神奈川県第7区自由民主党10万5920票42.13%11/5/
第47回衆議院議員総選挙2014年12月14日37神奈川県第7区自由民主党10万1088票44.38%11/5/
第48回衆議院議員総選挙2017年10月22日40神奈川県第7区自由民主党10万3324票47.00%11/3/
第49回衆議院議員総選挙2021年10月31日44神奈川県第7区自由民主党12万8870票50.86%11/2/
比当第50回衆議院議員総選挙2024年10月27日47神奈川県第7区自由民主党6万1337票37.00%12/41/7
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著書

寄稿

不祥事

政治資金収支報告書への不記載

2024年5月、しんぶん赤旗日曜版(同月26日号)が鈴木について、自身が代表を務める「自民党神奈川県第7選挙区支部」において複数の団体から計6件、66万円の寄付の不記載があったと報道。鈴木は同月24日に事実関係を認め、調査の結果新たに2件の不記載も判明したとして計8件の寄付について2021年分の政治資金収支報告書を訂正したと明らかにした[21]。6月12日の参院政治改革特別委員会で、自身が代表を務める党支部の2021年政治資金収支報告書に計282万円の記載漏れがあったと明らかにした。5月の衆院政治改革特別委員会で計66万円と答えていたが、精査したとして訂正した。「大変反省しており、おわびしたい」と述べた[22]

法務省職員全体への菓子配布

2025年2月17日、同年1月下旬に鈴木が法務省の職員に対し、包装紙が法務省庁舎のイラストが印刷された特注品の菓子月餅)を配布していたことを、週刊現代が報じた。現代は、鈴木が第50回衆議院議員総選挙神奈川県第7区(横浜市港北区)で敗れ比例南関東ブロック復活当選した経緯に触れ、法務省内に比例南関東ブロックから通っている職員もおり、公職選挙法に抵触する可能性があると指摘。記事内で神戸学院大学教授の上脇博之は「公職にある人物などが、選挙区内の人に寄付をすることは、公職選挙法の規定で禁じられている。寄付はお金だけでなく、飲食物も含まれる。菓子の配布が事実ならば、法務行政を預かる法相として不適格です」と指摘した[23][24]

2月18日、鈴木は記者会見で「今年1月下旬の通常国会が始まるタイミングで、日夜、職務に精励いただいている職員全体に向け、慰労、激励の趣旨で、菓子を差し入れたということに尽きる」、「原資については私費」と説明した[25][26]。同月21日の衆議院予算委員会で石破茂首相は、鈴木に厳重注意を行ったことを明らかにする一方、更迭はせず、職務を続けさせる考えを示した[27][28]

脚注

関連項目

外部リンク

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