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石川県金沢市にある5つの神社 ウィキペディアから
金沢五社(かなざわごしゃ)は、石川県金沢市に所在する神社のうち、江戸時代から鎮座する宇多須神社、小坂神社、神明宮、椿原天満宮、安江八幡宮の吉田神道の五つの神社の総称である。
五社ともに近代の社格制度では県社に列格された。この五社すべてを参拝することを「五社参り」といい、盛んに行われた。
宇多須神社(うたすじんじゃ)は、718年(養老2年)の創建。1599年(慶長4年)に前田利家を密かに祀り、藩士が禄高に応じて祭祀料を負担した。尾山神社の創建に伴い元の祭神である高皇産霊神を遷座した。
所在地:金沢市東山一丁目30番8号
小坂神社(こさかじんじゃ)は、717年(養老元年)の創建。春日大社の荘園だった土地で[1]、この神社も春日大社の末社にあたり「春日さん」として親しまれる。主祭神は天児屋根命、経津主命、比咩神、武甕槌大神。
所在地:金沢市山の上町42番1号
神明宮(しんめいぐう)は、東京都港区芝大門鎮座の芝大神宮(芝神明宮)、東岩倉神明(京都)などと並んで、日本七神明の一つ。春と秋に行われる「あぶりもち神事」で知られる[2]。中原中也の詩『サーカス』は、幼年期にこの神社の境内で見たサーカスを書いたもの。また、室生犀星の生家に近く詩人に縁のある神社である。主祭神は天照皇大神、豊受姫大神。
所在地:金沢市野町二丁目1番8号
椿原天満宮(つばきはらてんまんぐう)は、1297年(永仁5年)に守護富樫義親によって創建された天満宮のひとつ。江戸時代の寛永年間に現在の地に移る。一向一揆の際に須崎兵庫が陣取った椿原砦の址が残る。現在では度々拝殿で室内楽、フォーク・ロック・ブルースバンドなどのコンサートが行われ好評。主祭神は菅原道真。
所在地:金沢市天神町一丁目1番13号
安江八幡宮(やすえはちまんぐう)は、939年(天慶2年)の創建。金沢水天宮の別名があり、石川県内で唯一の水天宮が祀っている。
郷土玩具「加賀八幡起上がり」はこの神社に奉納されたのが起源で、石川県のマスコットキャラクター「ひゃくまんさん」はこれをモチーフとしている。主祭神は誉田別尊、気長足姫尊。
所在地:金沢市此花町11番27号
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