石川テレビ杯

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石川テレビ杯(いしかわテレビはい)は、金沢競馬場で施行される地方競馬重賞競走平地競走)である。石川テレビ放送が優勝杯を提供している。

概要 石川テレビ杯, 開催国 ...
石川テレビ杯
開催国 日本
主催者 石川県(2024年)
競馬場 金沢競馬場
第1回施行日 2005年10月25日
2024年の情報
距離 ダート1400m
格付け 重賞
賞金 1着賞金300万円
出走条件 サラブレッド系2歳オープン・金沢所属
負担重量 定量[注 1]
出典 [2][1]
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概要

前身はアングロアラブ系3歳(旧4歳)以上のダート2000mの北陸所属のA級格付け馬限定の重賞競走「石川テレビ杯」。2004年にアングロアラブ系の入厩頭数が減少した事を機に2004年を以って同競走は廃止され、2005年金沢競馬場のダート1500mのサラブレッド系2歳牝馬の北陸・東海・近畿地区交流の重賞競走「石川テレビ杯 プリンセスカップ」として新たに創設され、創設当初は10月に開催。2006年では施行時期を11月に変更し、更に北陸・東海・近畿・中国地区交流競走として開催、福山所属の競走馬が出走可能となる。

2007年度(2008年)からは施行時期を1月に変更し、出走資格はサラブレッド系3歳牝馬の金沢所属の競走馬のみと生まれ変わり、金沢競馬場の年初めの重賞競走及び年度内最終の重賞競走として定着していた。

2010年では降雪による影響で第5競走以降の開催が中止となった[3]2011年度では当競走が1月5日、11月15日と2回施行となり(地方競馬は会計年度が4月から翌年3月までのため)、第6回以降の施行時期を11月に変更され、12月に開催される重賞競走「ヤングチャンピオン」への前哨戦として位置付けられた。2012年から「石川テレビ杯 金沢プリンセスカップ」に変更、かつ「JRA認定競走」に指定され、本競走を制した競走馬はJRA認定馬となり、日本中央競馬会(JRA)が施行する特別指定交流競走に出走可能となる。2013年にHITスタリオンシリーズ競走に指定された[4]

距離は2015年までは1500mで、2016年に1400mに変更された。

2023年の開催よりレース名を「石川テレビ杯」に改称され、牡馬・せん馬も出走が可能になるとともに、ネクストスター金沢のトライアル競走に指定されることになった[5]

負担重量は2005年 ‐ 2009年、2012年 ‐ 2014年、2017年 ‐ 2019年が馬齢、2010年(中止) ‐ 2011年(2回)、2015年 ‐ 2016年、2020年 ‐ 2022年が別定、2023年からは定量で行われている[注 2]

条件・賞金等(2024年)

条件
サラブレッド系2歳・金沢競馬所属馬
負担重量
定量[注 1]。55kg、牝馬1kg減で番組編成要綱2(8)カの加増を適用[1]
賞金等[1]
賞金額は、1着300万円、2着96万円、3着48万円、4着36万円、5着30万円、着外6万円。
HITスタリオンシリーズに指定されており、インティの配合権利が優勝馬馬主への副賞となっている。
優先出走権付与
3着以上の馬にネクストスター金沢の優先出走権が付与される。

歴史

  • 2005年 - 金沢競馬場のダート1500mのサラブレッド系2歳牝馬限定の馬齢重量の北陸・東海・近畿地区交流の重賞競走「石川テレビ杯 プリンセスカップ」として創設。
  • 2006年 - この年のみ、北陸・東海・近畿・中国地区交流競走と開催、出走資格を「サラブレッド系2歳牝馬の北陸・東海・近畿・中国所属馬」に変更。
  • 2007年 - 施行時期変更準備の為、休止。
  • 2008年 - 施行時期を11月から1月に変更され、更に東海・近畿・中国所属の牝馬が出走不可となる。それらに伴い、出走資格も「サラブレッド系2歳牝馬の北陸・東海・近畿・中国所属馬」から「サラブレッド系3歳牝馬の北陸所属馬」に変更。
  • 2010年
    • 負担重量を「馬齢」から「別定」に変更。
    • 降雪の影響で開催中止。
  • 2011年 - 第6回以降の施行時期を11月に変更。それに伴い、出走資格も「サラブレッド系3歳牝馬の北陸所属馬」から「サラブレッド系2歳牝馬の北陸所属馬」に変更。
  • 2012年
    • 名称を「石川テレビ杯 金沢プリンセスカップ」に変更。
    • JRA認定競走に指定。
    • 負担重量を「別定」から「定量」に変更。
  • 2013年 - HITスタリオンシリーズ競走に指定。
  • 2015年 - 負担重量を「別定」に変更。
  • 2016年 - 施行距離を1400mに変更。
  • 2017年 - 負担重量を「定量」に変更。
  • 2023年 - 名称を「石川テレビ杯」に変更。それに伴い、出走資格も「サラブレッド系2歳牝馬の北陸所属馬」から「サラブレッド系2歳の北陸所属馬」に変更。

歴代優勝馬

すべて金沢競馬場ダートコースで施行。距離は第1-第10回が1500m、第11回以降は1400m。所属は全て第19回現在金沢が制している。性齢は全て牝馬(但し第3回から第5回までは3歳でそれ以外は2歳である)が制している。

さらに見る 回数, 施行日 ...
回数施行日優勝馬タイム優勝騎手管理調教師馬主
第1回2005年10月25日センパツトモ1:37.7堀場裕充中川一雄橋本博子
第2回2006年11月7日ブラックムーン1:38.8鬼束亮平床良博中村好太郎
第3回2008年1月4日ティアミホ1:38.9沖静男金田一昌草野光夫
第4回2009年1月4日サンクスチケット1:39.6平瀬城久黒木豊関昭一
第5回2011年1月5日ヒャクマンゴク1:38.1畑中信司金田一昌坂本順子
第6回2011年11月15日ジュウワンブライト1:37.7吉原寛人宗綱泰彦斉藤重一
第7回2012年11月25日ガッツオブトップ1:38.3松戸政也岩切敏男谷岡正次
第8回2013年11月17日フリオグレイスー1:37.8吉原寛人中川一男(有)新生ファーム
第9回2014年10月5日エムティサラ1:37.9青柳正義鈴木正也(株)ファーストビジョン
第10回2015年10月4日グランスーリール1:38.1畑中信司金田一昌蜂須賀重夫
第11回2016年9月18日ヴィーナスアロー1:32.6田知弘久金田一昌村山忠弘
第12回2017年10月1日シオジスター1:32.3米倉知金田一昌(有)グリーンヒル企画
第13回2018年10月7日ハクサンフラワー1:30.8吉原寛人加藤和義河崎五市
第14回2019年9月29日ハイタッチガール1:31.7青柳正義中川雅之(有)新生ファーム
第15回2020年9月27日サブノタマヒメ1:30.3畑中信司金田一昌中川三郎
第16回2021年9月23日エムティアンジェ1:28.3栗原大河佐藤茂田中竜雄
第17回2022年9月19日ショウガタップリ1:29.9沖静男高橋俊之芳賀克也
第18回2023年8月29日ダヴァンティ1:29.4栗原大河佐藤茂清宮義男
第19回2024年8月27日ビバロジータ1:29.8吉原寛人加藤和義会田裕一
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各回競走結果の出典

出典・脚注

注釈

  1. 番組では別定と表記されている[1]
  2. ただし、番組では2023年・2024年ともに別定と表記されている[6][1]

出典

関連項目

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