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かつてのプロ野球球団西鉄ライオンズの球団歌 ウィキペディアから
『西鉄ライオンズの歌』(にしてつライオンズのうた)は、プロ野球・埼玉西武ライオンズの前身にあたる西鉄ライオンズの球団歌。作詞・サトウハチロー、作曲・藤山一郎で、1951年に発表された。
1949年末の2リーグ分裂により誕生したパシフィック・リーグに加盟していた西鉄クリッパース(1950年結成)と同じく福岡市を本拠としていたセントラル・リーグの西日本パイレーツ(同年結成)が1951年に合併し、西鉄ライオンズとなったことを記念して戦前にライオン軍(2リーグ分裂後は松竹ロビンスとなり、1953年に大洋ホエールズと合併)の冠スポンサーをしていたライオン歯磨が楽曲を提供。1951年7月29日に大阪球場で発表会が行われた。
歌詞は1番で「九州全土」、3番で「阿蘇のけむり」「筑紫の海」「薩摩日向の草木」と、北は福岡から南は鹿児島(薩摩)まで九州全域の地名を交えて西鉄が九州で唯一のプロ野球チームとなったことを強く意識した内容となっている。
1958年、前年の日本シリーズ優勝を記念して、RKB毎日放送のラジオAスタジオに西鉄の主力選手が大挙出演して、この歌の公開レコーディングが行われた。特に2番は豊田泰光がソロで歌唱している[1]
その後、西日本鉄道が1972年のシーズンを最後に球団経営から撤退し太平洋クラブ(福岡野球株式会社)に球団名が変更されたことから、球団歌も「君こそライオンズ」(歌:西郷輝彦)に変更され、クラウンライター時代の1978年まで使用されていた。現在の球団歌は、埼玉県に本拠地を移転した1979年に制定された「地平を駈ける獅子を見た」(歌:松崎しげる)である。
なお、「西鉄ライオンズの歌」は2011年と2012年のライオンズ・クラシックのラッキー7(7回裏の攻撃)において西武ドームに流れている。
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