藤棚
ウィキペディアから
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藤棚(ふじだな)は、つる植物であるフジを栽培するために設けられる棚。つる植物をからませて日陰をつくるパーゴラ(本来はラテン語でぶどう棚の意)の一種としても用いられる[1]。なお、公園施設としての「パーゴラ」には、つる植物を誘引するものと、つる性植物を伴わないものがある[2]。
フジは美しい花穂を鑑賞するために棚仕立てにされることが多い(他に盆栽仕立てもある)[3]。フジ棚、ブドウ棚、ヘチマ棚など、棚状あるいはアーチ状に植物を仕立てるものを棚物という[4]。
藤棚は植栽基盤となる設備で、成長に従って幹は太くなり、栄養分や水分をそこから吸収するため十分な設備を必要とする[5]。藤棚には一般的にヤマフジの株に花穂が長く伸びるフジ(ノダフジ)を接ぎ木しているものを用いる[3]。公園施設等の藤棚は下を人が歩き回り、特に学校などでは踏み固めが進行して根の吸水と呼吸を阻害することがあるため、土中に空気を送り込むエアレーションを行ったり、目地を開けて敷石を敷いたりすることが行われる[3]。
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