荒馬と女

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荒馬と女』(あらうまとおんな、原題: The Misfits)は、1961年公開のアメリカ映画マリリン・モンローの遺作。クラーク・ゲーブルにとっても最後の作品。この映画の後、主演のゲーブル、モンロー、モンゴメリー・クリフトと出演者が相次いで亡くなった。

概要 荒馬と女, 監督 ...
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ストーリー

ネバダ州リノが舞台。この街で離婚したばかりのロズリンは、年老いたカウボーイのゲイと、自動車修理工のグイドと知り合う。野生馬の群れを見つけたゲイ達は、馬を捕獲してドッグフードを作る工場に売ろうと計画を立てる。ゲイ達は若いカウボーイのパースを仲間に入れ、捕獲に乗り出すが、ロズリンはそれに反対する。

キャスト

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役名 俳優 日本語吹替
NETTBS
ゲイ・ラングランドクラーク・ゲーブル納谷悟朗
ロズリン・ターベルマリリン・モンロー向井真理子
パース・ハウランドモンゴメリー・クリフト山内雅人津嘉山正種
イザベル・スティアーズセルマ・リッター七尾伶子京田尚子
グイドイーライ・ウォラック鮎川浩富山敬
グリズルジェームズ・バートン英語版西村淳二増岡弘
レイモンド・ターベルケヴィン・マッカーシー阪脩若本紀昭
老婦人エステル・ウィンウッド川路夏子鈴木れい子
フレッチャー少年デニス・ショー[1]浅井淑子
スーザンマリエッタ・ツリー[1]島美弥子荘司美代子
ロデオのアナウンスN/A作間功
不明
その他
N/A緑川稔
石森達幸
高村章子
仲木隆司
野田圭一
石森達幸
吉田理保子
仲木隆司
郷里大輔
島香裕
日本語版スタッフ
演出 山田悦司
翻訳 字幕翻訳
(初公開)
清水俊二
戸田奈津子
森みさ
効果 芦田公雄
高橋偂
調整 樋口燎三
制作 東北新社
解説 淀川長治関光夫
初回放送 1966年10月30日
土曜洋画劇場
21:00-23:00
1983年4月14日
名作洋画ノーカット10週』※DVD・BD収録
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その他

ファザーコンプレックスのモンローにはゲーブルが頼れる男性に見えたであろうことは頷ける。2人の親密ぶりは映画の中だけではなかった。荒馬との格闘シーンで老体に鞭打ち、スタントをつけないで演じた末、ゲーブルはクランクアップ後に倒れ、亡くなった。モンローはゲーブル・ファンからはお前が殺したと責められ、失意に沈んだ。イーライ・ウォラックは、この頃のモンローをよく知る証言者の一人である。モンゴメリーも数年後、若くして不幸な死を遂げる。この映画の原題は"The Misfits"(ザ・ミスフィッツ=適合せざる者たち)であるが、原作者のアーサー・ミラーは撮影当時モンローの夫であったが、すでに2人の仲は冷却状態にあり、後に離婚。まさに出演者のそれぞれがなにか噛み合わない人生模様のなかで製作された作品であった。

この映画の撮影の様子は、写真家のインゲ・モラス(1962年アーサー・ミラーと結婚)が撮影しており、それらの写真はマグナム・フォトの写真集などで見ることが出来る。

出典

参考資料

外部リンク

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