草野直哉
伊勢ヶ濱部屋所属の現役大相撲力士 ウィキペディアから
草野 直哉(くさの なおや、2001年6月25日 - )は、熊本県宇土市出身で、伊勢ヶ濱部屋所属の現役大相撲力士。本名同じ。身長184.0cm、体重150.0kg。最高位は西十両14枚目(2025年3月場所)。
来歴
大相撲入門前
相撲は5歳の時に宇土少年相撲クラブで始めた[1]。宇土市立鶴城中学校では3年次に中学生横綱のタイトルを獲得した。文徳高校では3年次には全国高校総体準優勝、世界ジュニア選手権団体優勝[2]。高校卒業後は日本大学文理学部社会学科に進学して日本大学相撲部に入部し[3]、4年次に全国学生相撲選手権大会個人優勝(学生横綱)など全部で9の個人タイトルを獲得した[2]。
大相撲入門後
大相撲卒業後は中学、高校、大学の先輩である川副と同じ宮城野部屋に入門する予定だったが、入門直前に宮城野部屋が閉鎖されたため、宮城野部屋関係者の転属先となった伊勢ヶ濱部屋に入門した[4]。2023年度の学生横綱のため幕下最下位(60枚目)格付出が承認されて[5]、2024年5月場所で初土俵を踏んだ。初土俵の場所から兄弟子の横綱照ノ富士の付け人を務めた[6]。初土俵の場所は初日から6連勝とするも、最後の相撲で高校の先輩の藤青雲に負けて6勝1敗で取り終えた[7]。翌7月場所では、14日目の西ノ龍との一番で左からの強烈な張り手を浴びて一時は意識不明となり、担架で土俵を離れて救急車で名古屋市内の病院に緊急搬送される場面もあったが[8]、翌日には照ノ富士の付け人の仕事に復帰した[6]。
幕下15枚目以内の東幕下7枚目で迎えた11月場所は場所前の稽古中に左肩を痛める怪我を抱えた中で4勝3敗で勝ち越した。
2025年1月場所は西幕下3枚目で迎え、デビュー場所から付け人を務めて何度も胸を借りてきた横綱・照ノ富士が引退を発表した6日目、初めての十両の土俵で木竜皇相手に3勝目を挙げると「横綱の1枠空いたので、ここで関取昇進を決めたい」と話し、6番相撲で荒篤山に勝利し勝ち越しを決めたものの、7番相撲で十両大奄美に敗れ4勝3敗に終わる。十両に上がれない可能性もある成績だったが、同月29日の番付編成会議で、十両からの陥落者4人に加え、照ノ富士が引退した分の枠に滑り込む形で、翌3月場所での新十両昇進が決定した。前年夏場所の幕下最下位格付け出しデビューから所要5場所、日大出身では前年初場所の尊富士以来59人目の関取、元学生横綱としては、前年夏場所の阿武剋に続いて計33人目の新十両昇進となった[9]。
人物
主な成績
2025年1月場所終了現在
通算成績
- 通算成績:24勝11敗(5場所)
場所別成績
一月場所 初場所(東京) |
三月場所 春場所(大阪) |
五月場所 夏場所(東京) |
七月場所 名古屋場所(愛知) |
九月場所 秋場所(東京) |
十一月場所 九州場所(福岡) |
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2024年 (令和6年) |
x | x | 幕下付出60枚目 6–1 |
西幕下29枚目 5–2 |
西幕下17枚目 5–2 |
東幕下7枚目 4–3 |
2025年 (令和7年) |
西幕下3枚目 4–3 |
西十両14枚目 – |
x | x | x | x |
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。 優勝 引退 休場 十両 幕下 三賞:敢=敢闘賞、殊=殊勲賞、技=技能賞 その他:★=金星 番付階級:幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口 幕内序列:横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列) |
改名歴
- 草野 直哉(くさの なおや)2024年5月場所 -
脚注
関連項目
外部リンク
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