Loading AI tools
ウィキペディアから
『続サラリーマン清水港』(ぞくサラリーマンしみずみなと)は、1962年3月7日に東宝系で公開された日本映画である。カラー。東宝スコープ。
『社長』シリーズ第13作。本作では、業績が傾いた「神戸屋」を、主人公・山本長五郎が立て直そうと悪戦苦闘する話となる。
前作に出演し、次作『社長洋行記』からレギュラーとなるフランキー堺は出演しないが、本作のみ河津清三郎と宝田明と志村喬が助演している。
焼酎「清水湊」が邱六漢に売れ、運気も上昇して来た「株式会社清水屋」は、次のステップとして、商売敵「黒駒醸造」と都市対抗野球の静岡県代表の座を争った。だが社長の山本長五郎、監督の大柾専務、応援団長の小政工場長と石井松太郎秘書課長の奮闘空しく、最終回で逆転負けした。長五郎たちはその夜、長五郎の親友・吉良仁吉が経営する酒蔵「三州屋」で自棄酒パーティーとなった。だがふと見ると、清水屋の特級清酒「次郎長正宗」が置いていない。その事で仁吉と長五郎は大喧嘩。憤懣やるかたない長五郎は「バタフライ」へ河岸を変えた。そこで長五郎は、大阪府は灘の酒造会社「神戸屋」の若社長・神田長吉と出会う。だが長吉は、日頃長五郎が思いをかけていたマダム蝶子と婚約する事となり、長五郎大ショック!その上長五郎は長吉から融資を頼まれた。というのも、最近神戸屋は業績が悪く、地元の銀行「安濃徳銀行」から5000万円借金していたのだが、返済期日が近く、このままでは潰れてしまうのだ。その上頭取の安濃徳次郎を抱き込んで、神戸屋を手中にしようとする輩が現れた。それが何と黒駒醸造だったのだ。それを知った長五郎は、神戸屋を助ける事にした。
ところが起こった大事件!! 折からの集中豪雨で清水の工場は水浸し、早速復旧工事と相成ったのだが、資金の大半を使い果たし、神戸屋救済まで手が回らなくなった。こうなったら安濃徳銀行との直接交渉で、返済期日を延ばすしかない。長五郎と石松は大阪へ出発した。そこへ仁吉が後を追い、「その5000万円はアッシが出しましょう」と進言したが、長五郎は応じず安濃徳銀行へ出発した。
さて宿で長五郎の帰りを待つ石松だが、ガールフレンドの秘書・妙子は居候の追分に取られ、都田物産の娘・京子との恋も事故続きで空振り状態、すっかりしょげてしまう石松。そこへ京子がやって来た。しかも仁吉は京子の叔父だと言う。早速石松は一計を案ずる。やがて夜、安濃徳銀行との交渉が失敗した長五郎に、石松は「よろしくと仁吉に頭を下げて欲しい」と頼む。すると仁吉は5000万円の小切手を出した。全ては石松・京子の作戦だった。次の日長五郎は神戸屋に行くと、案の定安濃徳と黒田社長が来ている。長五郎は安濃徳に小切手を渡して2人を追い返し、勝負を決めたのであった。
『旅愁の都』
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.