第30回社会人野球日本選手権大会
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第30回社会人野球日本選手権大会（だい30かいしゃかいじんやきゅうにほんせんしゅけんたいかい）は、2003年（平成15年）11月22日から11月30日まで大阪ドームで開かれた社会人野球日本選手権大会である。
概要
- この年から開催時期が約1か月遅れ、11月下旬開催となった。そのため、プロ野球ドラフト会議の後に大会が開かれることとなった。
- この夏の都市対抗野球を制した三菱ふそう川崎と、準優勝のシダックスはともに予選敗退。前回大会を制した日本生命は、本戦に出場したが2回戦で敗退。
- 松下電器は一度連続出場が12回で途絶えたが、再び連続出場を10年の大台に乗せた。
- 初出場は、伏木海陸運送、NKKと川崎製鉄水島が統合して誕生したJFE西日本、九州三菱自動車の3チーム。また、かずさマジックは企業チームの新日本製鐵君津から広域複合企業チームに鞍替えしてから初出場となった。
- 大会は投手力の大阪ガスとつなぐ打線の日産自動車が決勝で対戦。延長にもつれ込む接戦をサヨナラで制した日産自動車が3度目の決勝進出で初めての優勝を手にした。
予選
→詳細は「第30回社会人野球日本選手権大会予選」を参照
出場チーム
大会
要約
視点
1回戦
勝：渡辺 敗：上田 本：盛田（神戸）
勝：川岸 敗：谷田部 本：廣瀬栄2、山井（以上トヨタ）、大野（東ガス）
勝：木村 敗：神田
勝：田中 敗：津口 本：岩下（TDK）、小谷（JFE西）
勝：佐藤 敗：後藤 本：佐々木（日生） |
勝：田中 敗：隅
勝：坂本 敗：領家 本：和田（かずさ）
勝：長野 敗：久保
勝：高橋一 敗：吉田 本：嶋田（日立）
勝：磯村 敗：白倉 |
2回戦
勝：押本 敗：木林
勝：明松 敗：田中 本：平石
勝：野崎 敗：岡本 本：三宅（JFE西）
勝：黒田 敗：土井 |
勝：笠木 敗：中ノ瀬 本：宮崎、西田（以上NTT西）
勝：能見 敗：山口 本：栗栖（大ガス）
勝：市原 敗：長野
勝：内山 敗：中野 本：岸江（ミキハウス）、平馬（東芝） |
準々決勝
勝：宮田 敗：川岸 本：小山、大庭（以上日産）
勝：後藤 敗：渡邉恒 本：池葉（NTT東）、山田（一光） |
勝：山田幸 敗：前田克 本：小野（大ガス）
勝：内山 敗：高橋一 |
準決勝
勝：押本 敗：野崎 本：鈴木（一光） |
勝：能見 敗：天沼 本：田中（大ガス） |
決勝
- 決勝（11月30日）－延長11回
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 計 | |
| 大阪ガス | 0 | 2 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 |
| 日産自動車 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1x | 6 |
勝：中村 敗：能見 本：渡辺、岩越（以上日産）
（日産自動車は初優勝）
表彰選手等
- 最高殊勲選手賞 伊藤祐樹（内野手：日産自動車）
- 敢闘賞 能見篤史（投手：大阪ガス）
- 打撃賞 柏野浩二（内野手：ミキハウス）
- 首位打者賞 中野滋樹（捕手：ミキハウス） 10打数7安打 .700
- 大会優秀選手
- 投手
- 押本健彦（日産自動車）
- 中村将明（日産自動車）
- 山田幸二郎（大阪ガス）
- 能見篤史（大阪ガス）
- 内山博昭（ミキハウス）
- 捕手
- 中野滋樹（ミキハウス）
- 柴田秀仁（一光）
- 一塁手
- 栗栖敏（大阪ガス）
- 柏野浩二（ミキハウス）
- 二塁手
- 坂上真世（一光）
- 三塁手
- 青柳大輔（日産自動車）
- 山井晃男（トヨタ自動車）
- 西田朋生（NTT西日本）
- 遊撃手
- 伊藤祐樹（日産自動車）
- 岩本達也（大阪ガス）
- 外野手
- 飯塚智広（NTT東日本）
- 嶋田功一（日立製作所）
- 丸山義人（日立製作所）
- 指名打者
- 沢多弘也（大阪ガス）
- 廣瀬栄作（トヨタ自動車）
同大会の記録
- 1試合チーム最多犠打 6（タイ記録）
- 日立製作所が2回戦・対伏木海陸運送戦で記録。
- ミキハウスが準々決勝・対日立製作所戦で記録。
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