福済寺
長崎県長崎市にある黄檗宗の寺院 ウィキペディアから
長崎県長崎市にある黄檗宗の寺院 ウィキペディアから
福済寺(ふくさいじ)は、長崎県長崎市筑後町にある黄檗宗の寺院。山号は分紫山。1628年(寛永5年)に建立され、崇福寺、興福寺とともに「長崎三福寺」、さらに聖福寺も加えて「長崎四福寺」に数えられる唐寺である。本寺の檀信徒には、福建省の中でも漳州と泉州出身の華僑が多く、漳州寺や泉州寺と称せられた。本堂(大雄宝殿)などの建造物は、第二次大戦以前、国宝に指定されていたが、長崎市への原子爆弾投下で焼失した。
長崎観音 | |
所在地 | 長崎県長崎市筑後町2-56 |
位置 | 北緯32度45分11.91秒 東経129度52分29.90秒 |
山号 | 分紫山 |
宗旨 | 黄檗宗 |
創建年 | 寛永6年(1628年) |
開基 | 覚海 |
法人番号 | 8310005000485 |
万国霊廟長崎観音(ばんこくれいびょうながさきかんのん)が正式名称。1979年に建立された。亀の形をした霊廟を台座として建っており、高さは18メートル(地上から34メートル)、重さは35tあるという。内部には地球の自転を示す「フーコーの振り子」(長さ25.1メートルで日本最大級)が取り付けられている。
裏手の墓地に、唐大通事であった潁川藤左衛門や、開山覚海らの墓がある(ともに長崎市指定)。焼失前の寺院の全体像を復元したミニチュア模型が長崎歴史文化博物館にある。さらに戦時中に謎の爆沈を遂げた戦艦陸奥の主砲装甲の一部と、残骸で造った慰霊の直径約3メートルほどの巨大な鉄兜が祀られている。
1945年の原爆投下で焼失した旧国宝建造物は以下の2件8棟である。
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