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石川県金沢市にある多目的施設 ウィキペディアから
石川県政記念しいのき迎賓館(いしかわけんせいきねんしいのきげいひんかん、英称: Shiinoki Cultural Complex, Ishikawa Prefecture、略称: SCC[6])は、石川県金沢市広坂の旧石川県庁舎跡地に新たに開業した多目的施設である。通称はしいのき迎賓館[1][7]。
石川県政記念しいのき迎賓館 | |
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情報 | |
旧名称 | 石川県庁本庁舎 |
用途 | 複合文化施設 |
旧用途 | 行政庁舎 |
設計者 | 矢橋賢吉[1] |
施工 | 日本土木 |
建築主 | 石川県庁 |
事業主体 | 石川県 |
管理運営 | 指定管理者:KCSコンソーシアム[2] |
構造形式 | 鉄筋コンクリート構造 |
延床面積 | 8,642.1 m² |
階数 | 地上3階(一部4階) |
着工 | 1922年6月 |
竣工 | 1924年6月8日 |
開館開所 | 2010年4月10日[3] |
所在地 |
〒920-0962 石川県金沢市広坂二丁目1番1号[4] |
座標 | 北緯36度33分44.52秒 東経136度39分28.11秒 |
文化財 | 登録有形文化財[5] |
指定・登録等日 | 2021年6月24日[5] |
備考 | 管理運営者は2017年度時点 |
ここでは、旧石川県庁(石川県庁舎)についても記載する。玄関の前にある2本のシイノキは「堂形のシイノキ」と呼び、国の天然記念物に指定されている[8]。
旧石川県庁として1924年(大正13年)[1]6月8日に竣工。石川県内の建築物としては初めて鉄筋コンクリート構造を採用したもので、日本国内では最古となる鉄筋コンクリート構造の県庁舎(現在・過去ともに)である[1][9]。国会議事堂などの設計を手掛けた矢橋賢吉の設計によって建設された[1]。外観は左右対称で上空から見ると「日」の字を横にした構造となっている[1]。石川県庁が金沢市鞍月に移転するまでは、永らく広坂地区のランドマークとして位置づけられていた。外観には武豊産のスクラッチタイルを使用したり、建設当時としては最新設備であった水洗式便所や電気ストーブを採用するなど近代的な技術も取り入れている[1]。
2003年(平成15年)1月に、石川県庁舎の金沢市鞍月への移転に伴い跡地利用が浮上し、旧庁舎を活用[9]。金沢城公園側はガラス張り構造とし[1]、金沢市役所側の正面は庁舎をそのまま保存する形で開業した[1][9]。また、現在の施設には免震構造を採用しており、2011年度にはグッドデザイン賞を受賞している[4]。
2021年(令和3年)、文化審議会は石川県政記念しいのき迎賓館を登録有形文化財に登録するよう文部科学大臣に答申[9][10]。同年6月24日、官報での告示によって登録有形文化財として登録された[5]。
正式名称決定までは「旧石川県庁跡地構想」だった。正式名称は1200件の応募の中で、しいのき迎賓館が選ばれた。
ここでは旧石川県庁時代からのものも記載する。
旧石川県庁再整備も含まれた工事の概要を表示する。
2010年(平成22年)供用 この際にエレベーターを2基増設した(三精テクノロジーズ製)
2015年(平成27年)供用
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