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日本の漫画家 ウィキペディアから
白井 弓子(しらい ゆみこ、1967年[5]3月15日[6] - )は、日本の女性漫画家。作品『WOMBS(ウームズ)』で2017年に第37回日本SF大賞を受賞した[4]。文化庁メディア芸術祭マンガ部門では審査委員会に同作が第14回(2010年[2])、『ラフナス』が第19回(2015年[3])に推薦作品に選ばれている。
愛媛県出身[5]、京都市立芸術大学美術学部で油彩画を専攻した[5]。
同人誌として発表していた『天顕祭』が2007年に第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門で奨励賞[1]を受賞し、2008年にサンクチュアリ・パブリッシングより商業誌として出版される[注釈 1]。
2009年から『月刊IKKI』(小学館)で『WOMBS(ウームズ)』を連載し(2010年12月号第16話まで[9])、描き下ろしの形式へ移行する。同作は2010年、第14回文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査委員会推薦作品[2]となる。同作は2016年12月に第37回日本SF大賞の最終候補作に選出される[4][10][11]。
2015年の第19回文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査委員会推薦作品に選定された『ラフナス』[3][12][13]は、2013年から2015年にかけて『月刊アクション』(双葉社)で連載した作品である。
2016年から2017年まで『ミステリーボニータ』(秋田書店)にて読み切り作品として『機械仕掛けの神話』シリーズを不定期に連載し、同作は『Champion タップ!』(同社)にアンコール掲載した後、同誌に新作を発表した。一連の作品は『イワとニキの新婚旅行』として単行本化されている[14]。
2017年4月21日の第37回日本SF大賞贈賞式(受賞作は『WOMBS(ウームズ)』)に先立ち、日本SF作家クラブの総会で推薦を受けると会員に迎えられた[15][16]。
『ミステリーボニータ』2018年5月号より近未来の大阪を舞台にした大阪伝奇クライシス『O(オー) 環状結界都市』を開始するが、タイトルの判読性の悪さから、2018年11月号掲載の「episode 6」より『大阪環状結界都市』に改題し[17]、2019年9月号に完結すると単行本に編まれた[18][19][20][21]。
2020年8月21日に『WOMBS(ウームズ)』の前日譚『WOMBS CRADLE』の連載が双葉社のwebアクションにて開始された[17]。
安彦良和『アリオン』、萩尾望都、大島弓子、萩岩睦美などに影響を受けた[22]。2013年、『第2回 CLIP STUDIO PAINT イメージングプラグイン開発コンテスト』の審査員を務めている[23]。サークル『メタ・パラダイム』で同人活動を行い、2013年時点で参加したオリジナル作品専門の同人誌即売会は『コミティア』、『関西コミティア』、『そうさく畑』など[24]、また合同誌『叙情派 ひとつ』誌上の発表は毎年恒例であった[24]。
漫画を描く際、下書きより後の工程は、PCで行う。使用するソフトウェアは、『Painter』と『Photoshop』(2009年時点)[25][注釈 2]。
1970年代初め、高校時代の美術部では『ドム』というあだ名が付き、高校の美術の恩師に2013年時点も『ドム』と呼ばれた[28]。
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