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皇太子の妃 ウィキペディアから
皇太子妃(こうたいしひ、英: Crown Princess)、王太子妃(おうたいしひ、英: Crown Princess、または英: Princess of Wales)とは、皇太子(王太子)の妃の身位、またその身位にある人をいう[1]。
日本の皇太子妃は、東宮妃(とうぐうひ)、春宮妃(はるのみやひ)とも称される。
称号:皇太子妃 | |
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敬称 |
皇太子妃殿下 Her Imperial Highness the Crown Princess |
和語では「ひつぎのみこのみめ(日嗣の御子の御女)」という。皇太子妃は、親王妃(皇室典範第5条、第6条)にあたり、皇族(内廷皇族)とされる。敬称は「殿下」である(同法第23条第2項)。また皇統譜での表記は皇太親王妃(こうたいしんのうひ)である。
皇太子妃は夫である皇太子が皇位継承するに伴い立后し、皇后になる。
皇太子妃が成婚前より内親王又は女王であった場合は、成婚後も皇后となるまでは、親王妃であるとともに引き続き元来の身位も併存(保持)する。
皇太子妃は以下のいずれかを満たした場合、皇族の身分を離れ皇太子妃としての地位を失う。(同法第14条)
日本国政府による正式表記(内閣告示、宮内庁告示など官報における記載)は「皇太子○○親王妃××」となる。ただし、宮内庁ホームページのように「一般国民へのわかりやすさ」を重視する場面、あるいは植樹や供花などでは「皇太子妃」が、歌会始では「東宮妃」などの表記も用いられる。
平成時代(1993年〈平成5年〉6月9日〜2019年〈平成31年〉4月30日)は皇太子徳仁親王の妃・雅子が皇太子妃であったが、同年(令和元年)5月1日に皇太子徳仁親王が皇位を継承したことによる雅子の立后と、現行の皇室典範の下では初めて皇太子が空位になったことに伴い、皇太子妃も空位となった。
日本以外の国における王太子(皇太子)の妃については、王太子妃(皇太子妃)の称号が用いられる場合がある。中国では皇太子妃と名乗っていて、正確な情報が残る中で最初の皇太子妃は薄皇后、最後の皇太子妃は愛新覚羅胤礽の妻である瓜爾佳氏(後に廃位)とされる。
一方、朝鮮では皇太子の称号が使えず、国王の継承者は「王世子」と呼ばれていた。それに伴い、王世子の配偶者は「王世子嬪」の称号が用いられていた。
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