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『熱血!すとりーとバスケット』(ねっけつすとりーとバスケット)は、テクノスジャパンより1993年12月22日に発売された、ファミコンゲームソフト。フルタイトルは『熱血!すとりーとバスケット がんばれ DUNK HEROES』。ファミコン最後のくにおくんシリーズであると同時に、テクノスジャパンより発売された最後のファミコンゲームソフトである。
内容は、熱血スポーツゲームの例に漏れず、ケンカストリートバスケットゲームである。
このソフトはスーパーファミコンソフト『ダウンタウン熱血べーすぼーる物語』(1993年)、GBソフト『くにおくんの時代劇だよ 全員集合!』(1993年)と同時期に発売され、それぞれの取扱説明書についている応募券を二枚一組で応募すると、抽選で合計1000名にテクノスジャパンオリジナル「くにおくん腕時計」他がプレゼントされるキャンペーンがあった。
2on2で戦う前後半3分ずつのハーフ制。それまでの熱血スポーツシリーズに見られる足払いやスライディングのように正規のスポーツのルールに溶け込んだものではなく、あからさまに殴る蹴るの暴行を加えることができ、果ては武器の使用まで許されているケンカストリートバスケットゲーム(体力ゲージは無い)である。
それぞれのチームに高中低の3つのボードの下端にリングが1つずつあり、高に入れると4点、中低は3点が加算される。リングはある程度の得点を入れるとボードから外れて落ちる。拾って直すこともできるが、相手に奪われて相手のボードに付けられることもある。その場合、奪われたリングに入っても相手の得点となり、自チームは得点できるリングを一つ失うことになる。各ステージにはそれぞれ、段差やジャンプ台などの仕掛けがある。
「ダウンタウンクイズ」と言うクイズ番組で優勝したくにおは、賞金としてアメリカ旅行を勝ち取った。くにおは「ジョニーにでも会ってくるか」とアメリカ行きの飛行機に乗り込む。だがその飛行機のタイヤにはくにおがアメリカ旅行に行くことを聞きつけたりきが、ストリートバスケット大会のチラシを持ってムリヤリ連れてきたごだいを従えていた。アメリカに着いた一行はジョニーと合流。ねっけつダンクヒーローズを結成して、大会に挑む。
ホームコートはナイアガラ付近のストリート。奥の段差以外特に特徴はない。
スラム街のヒップホップな少年たちのチーム。トレードマークは逆に被ったキャップ。スケボーを主に好んで使う。全体的にシュート力がないが、スライムシュートはくにおのナッツシュートと同様、ボールが地面に付くまでは取れない高性能の必殺シュートである。また、地下通路の屋根からのダンクシュートで点を取る戦法も得意とする。ホームコートはニューヨークのスラム街。背景奥にある地下通路が特徴。
海の上がホームの海兵たちのチーム。トレードマークは涼しげなGIカットと角張った顔。諸々の突進攻撃が強力。射程は短いが、口からレーザーを吐くことが出来る者もいる。必殺シュートはロケットシュート。ホームコートは空母。様々な武器が回転寿司のように流れてくるベルトコンベアが特徴。
フロリダの宇宙センターの研究員たちのチーム。トレードマークはスキンヘッド。科学者風の外見とは裏腹に全員が超能力者で、超自然的かつ理不尽なプレイスタイルが特徴。必殺シュートはワープシュート。ホームステージは宇宙センター。奥の段差以外、特に特徴はない。
カントリーサイドの荒くれ者たちのチーム。トレードマークは頭に巻いた水色のバンダナ。ムチやプロレス技を利用したアタック技が非常に強く、特に殴り合いに関しては強い。スピードやシュート力が抜群で、基礎能力が高い。必殺シュートはアクセルシュート。ホームコートはテキサスの農場。後足がジャンプ台になる馬が特徴。
炎のハワイアンたちのチーム。トレードマークは真っ赤に日焼けした肌とワイルドな髪型。必殺シュート・ジャイアントシュートが強力で最大10点を一気にもぎ取る。全体的にスピードやシュート力も高く、殴り合いにも強い。ホームコートはビーチサイド。ジャンプ台になるパラソルや障害物になるテーブルや看板が特徴。
パワフルなマッチョたちのチーム。トレードマークは鍛えられた肉体と日焼けした肌。スピードはないがその他の能力が優秀なマッチョたちがそろっている。必殺シュートは10トンシュート。ホームコートはサンフランシスコのストリート。障害物になる車やバイクが特徴。
ギャンブラーマジシャンたちのチーム。トレードマークは整えられた金髪。スタミナやパワーは低いがハトやステッキや花束を利用した攻撃は逃れにくい。博打でロングシュートを撃ってくることもある。必殺シュートはバクチクシュート。ホームコートはラスベガスのカジノ街。得点が変動するスロットマシンが特徴。
No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 備考 |
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1 | 熱血!すとりーとバスケット | 2004年8月30日 |
iアプリ | ウェブドゥジャパン | ウェブドゥジャパン | ダウンロード (熱血硬派くにおくんi) |
- | |
2 | くにおくん 熱血コレクション1 | 2005年8月25日 |
ゲームボーイアドバンス | ミリオン BRS |
アトラス | ロムカセット | AGB-B9AJ-JPN | |
3 | 熱血!すとりーとバスケット | 2007年6月14日 |
BREW対応機種 Java Phase3対応機種 (EZアプリ) |
ウェブドゥジャパン | ウェブドゥジャパン | ダウンロード (熱血硬派くにおくんEZ) |
- | |
4 | くにおくん熱血コンプリート ファミコン編 |
2016年12月8日 |
ニンテンドー3DS | アークシステムワークス | 3DSカード | CTR-P-BKCJ | 他シリーズのファミコン10作品との合同収録作 | |
5 | くにおくん ザ・ワールド 〜クラシックスコレクション〜 |
2018年12月20日 |
Nintendo Switch PlayStation 4 Xbox One Steam |
アークシステムワークス | Switch専用ゲームカード ディスクROM ダウンロード |
他シリーズのファミコン17作品との合同収録作 |
携帯電話アプリ版では、上記のチームとの対戦以外にお馴染みのダウンタウンメンバーたちが挑戦を挑んできて、勝利するとそのキャラクターが仲間になる。登場するキャラクターは順にすがた、にしむら、さおとめ、くまだ、こばやし、もちづき、りゅうじ、ごうだ、りゅういち、とうどうの計10名。
評価 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
|
ゲーム誌『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、19.3点(満30点)となっている[1]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | お買い得度 | 操作性 | 熱中度 | オリジナリティ | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
得点 | 3.5 | 2.9 | 3.3 | 3.4 | 3.1 | 3.2 | 19.3 |
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