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兵庫県神戸市東灘区に本社を置く食品会社 ウィキペディアから
株式会社淡路屋(あわじや)は、兵庫県神戸市東灘区に本社を置く食品会社。
明治時代初期には、曾根崎新地で料亭を営んでいた。屋号は「淡宇」[1]。
1903年に、阪鶴鉄道の構内営業許可を取得して駅弁の販売を開始。拠点は、池田駅(現・川西池田駅)・生瀬駅などを転々とする。1911年には「鮎寿し」を開発[1]。
第二次世界大戦敗戦後の食糧難期には、ふすま(小麦の皮)を使った蒸しパンを使った弁当を考案する[1]。また、神戸駅の駅弁店が戦災のために廃業していたことから、同時期に当時の運輸省より神戸駅の駅弁店となることを要請され、それを受けて神戸駅へ移転。なお、登記上本店は神戸駅近くの中央区新港町8-2(新港貿易会館内)だが、実際の本社機能は東灘区魚崎南町3丁目6番18号にある[2]。
山陰本線園部駅の駅弁業者も同じ「淡路屋」の屋号を名乗っているが、これは1910年にこの会社の支店として発足したもので、のち1924年に独立している。こちらも1958年に株式会社化している。かつては双方で「鮎寿司」を販売していたこともがあったが、2013年現在は全く別の駅弁を販売している。
かつては六甲道駅、三ノ宮駅(そごう神戸店時代から、近隣の神戸阪急にも出店。これとは別に三宮センター街にも新規出店)、元町駅(近隣の大丸神戸店に出店)、明石駅など神戸市周辺の主要駅で駅弁を手広く販売していたが、これらの駅からは撤退し、2022年12月現在直営店があるのは神戸駅・新神戸駅・西明石駅・垂水駅・芦屋駅(現在は駅に直結している大丸芦屋店に移転)・鶴橋駅のみとなっている。また、新神戸駅に停車する下り列車の普通車指定席・グリーン車を利用する場合に限り、座席まで配達するというサービスが行われている。なお、以前は大阪市内の交通科学博物館においても駅弁販売や食堂運営を行っていたが、2014年4月の交通科学博物館の閉館に伴い館内での駅弁販売及び食堂運営は終了した。兵庫県内では、城崎温泉駅でも別の業者に委託する形で販売されている。
2022年に東京都足立区に東京工場を設置し、翌年には首都圏初の直営店をラゾーナ川崎プラザに開店した(それ以前にも淡路屋の駅弁は首都圏の主要駅で販売されていたが、神戸の本社工場から輸送しJR東日本の関連会社に委託して販売していた)。
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