法師温泉
群馬県みなかみ町にある温泉 ウィキペディアから
群馬県みなかみ町にある温泉 ウィキペディアから
法師温泉(ほうしおんせん)は、群馬県利根郡みなかみ町永井(旧国上野国)にある一軒宿の温泉[1]。1999年4月20日、湯宿温泉・川古温泉と共に国民保養温泉地に指定されている。
以上[2]
正確な開湯時期は不明だが、地形より1200年前の開湯と推察されている[3]。長寿館公式ウェブサイトには弘法大師巡錫の折の発見とある。このため混浴の大浴場を法師乃湯と称している。宿の開業は明治8年。法師乃湯はラウンドトップの大窓を持つ明治28年建築の鹿鳴館様式の建物で[4]、建築後1世紀を経ており浴槽の底には一面に玉石が敷き詰められその隙間から温泉が自然湧出する仕組みになっており、4つの浴槽は温度が微妙に違っている。
大浴場の脱衣所は男女別になっているが、浴場は混浴となっている。浴場内の浴槽の周りにも脱衣箱が置かれており、これは常連が愛用しており、宿では昔から「法師温泉流」と呼んでいる。この浴場でかつて国鉄のフルムーンのポスター(上原謙と高峰三枝子が入浴している写真)が撮影され、一躍法師温泉の名が全国的に有名になった。このポスターは館内に現在も飾られている[2]。
宿泊客のほか、現在は日帰り客の入浴も可能(法師乃湯、長寿乃湯のみ。水曜日定休で年末年始はできない。受付時間は10:30~13:30で利用は14時まで)。
国の登録有形文化財に登録された一番古い客室棟で、部屋の大きさもまちまちであり全室トイレはない。与謝野晶子が宿泊したのは広縁がついた20番の部屋である[5]。
1940年(昭和15年)に建てられ、国の登録有形文化財に登録されている客室棟。法師川沿いに建ち、全室法師川が望める。本館とは異なり全室トイレ付き[5]。
1978年(昭和53年)に別館同様に法師川沿いに建てられた木造2階建ての客室棟で全室法師川が望める。夏目雅子が一階の角部屋を気に入り宿泊した。高峰三枝子は2階の34番に宿泊した。
1989年(平成元年)に建て替えられた木造2階建ての建物で、8畳、4.5畳、踏込みからなる。4.5畳の間には掘りごたつが掘られている。
『ぐんまの源泉一軒宿』(上毛新聞社、2009)
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