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日本の学者 ウィキペディアから
江橋 節郎(えばし せつろう、1922年8月31日 - 2006年7月17日)は、日本の薬理学、分子生物学者。東大名誉教授、元生理学研究所長、元日本生物物理学会長。従三位勲一等医学博士。
筋肉の収縮機構の解明、特にカルシウムイオンが大きな役割を果たしていることの発見で知られる。トロポニンの命名者。
府立一中、一高を経て、1944年東京帝国大学医学部医学科卒業後、助手として東大に勤務。1959年にはロックフェラー研究所客員研究員となり、1959年から1983年まで東大医学部教授を勤め、その間、理学部物理学科教授、東大評議員、東大名誉教授、カリフォルニア・ハーバード両大学客員教授などを歴任した。
カルシウムや筋ジストロフィー症などに関する薬理学、生物物理学、分子生物学などの分野において、数々の発見やその業績を通して世界的発展に寄与した権威である。その後、岡崎国立共同研究機構(現自然科学研究機構)生理学研究所教授、所長となる。1982年、日本生物物理学会会長に就任。
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