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両宮山古墳群(りょうぐうざんこふんぐん)は、岡山県赤磐市にある古墳群。2基が国の史跡に指定されている。「西高月古墳群(にしたかつきこふんぐん)」とも。
岡山県南部、吉備地方南東部の備前地方に分布する古墳群である。前方後円墳4基・帆立貝形古墳2基などから構成され、主墳の両宮山古墳は岡山県第3位の規模の巨大古墳になる。周辺では、後世に備前国分寺も営まれている。
古墳群のうち、1927年(昭和2年)に両宮山古墳の古墳域が国の史跡に指定され、1978年(昭和53年)に和田茶臼山古墳の古墳域が史跡「両宮山古墳」に追加指定された[1]。また2007年(平成19年)には、小山古墳の石棺が赤磐市指定有形文化財に指定されている[2]。
古墳名 | 所在地 | 座標 | 形状 | 墳丘長 | 築造時期 | 史跡指定 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
両宮山古墳 (りょうぐうざんこふん) |
赤磐市穂崎・和田 | 北緯34度44分23.20秒 東経134度0分9.36秒 | 前方後円墳 | 206m | 5c後半 | 国の史跡 | 古墳総長349メートル(周濠を含む全長) 岡山県第3位の規模の巨大古墳 |
和田茶臼山古墳 (わだちゃうすやまこふん) |
赤磐市和田 | 北緯34度44分29.40秒 東経134度0分6.11秒 | 帆立貝形古墳 | 55m | 5c後半-末 | 国の史跡 | 史跡「両宮山古墳」に包含 両宮山古墳の陪塚か |
森山古墳 (もりやまこふん) |
赤磐市穂崎 | 北緯34度44分16.66秒 東経134度0分17.66秒 | 帆立貝形古墳 | 82m | 5c後半 | なし | 両宮山古墳に続く首長墓か 北側の正免東古墳(非現存)は陪塚か |
廻り山古墳 (まわりやまこふん) |
赤磐市岩田 | 北緯34度44分19.52秒 東経134度0分27.37秒 | 前方後円墳 | 47m | 6c前半 | なし | |
朱千駄古墳 (しゅせんだこふん) |
赤磐市穂崎 | 北緯34度44分1.06秒 東経133度59分57.24秒 | 前方後円墳 | 85m | 5c末 | なし | 竜山石製の組合式長持形石棺の出土 (現在は岡山県立博物館展示) 副葬品出土 |
小山古墳 (こやまこふん) |
赤磐市穂崎 | 北緯34度44分3.65秒 東経134度0分33.80秒 | 前方後円墳 | 67m | 5c末 | なし | 後円部墳頂に阿蘇溶結凝灰岩(阿蘇石)製の古式家形石棺 (赤磐市指定有形文化財)[2] |
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