柳澤健 (ノンフィクション作家)

日本のライター、ノンフィクション作家 ウィキペディアから

柳澤健 (ノンフィクション作家)

柳澤 健(やなぎさわ たけし、1960年(昭和35年)3月25日 - )は、日本編集者ノンフィクションライター

概要 柳澤 健(やなぎさわ たけし), 誕生 ...
柳澤 健
(やなぎさわ たけし)
闘道館(2017年12月)
誕生 (1960-03-25) 1960年3月25日(64歳)
職業 編集者ノンフィクション作家
言語 日本語
国籍 日本
最終学歴 慶應義塾大学法学部
ジャンル ノンフィクション
主な受賞歴 ミズノスポーツライター賞優秀賞
デビュー作 『1976年のアントニオ猪木』
テンプレートを表示
閉じる

来歴・人物

東京都出身。慶應義塾大学法学部[1]。在学中には漫画専門誌『ぱふ』に関わる[2]

空調機メーカー勤務を経て、1984年文藝春秋に入社[1]。大学時代は遊んでばかりで、月刊『文藝春秋』や『週刊文春』はもちろん、芥川賞直木賞の受賞作さえ読んでいなかったし、文藝春秋を作ったのが作家の菊池寛であることすら知らなかった[3]

入社後、配属されたのが白石勝編集長体制の『週刊文春』[3]。特集班の下っ端にいながら、田中康夫の連載「トーキョー大沈入」の担当を命じられる[4]

写真週刊誌Emma』では、花田紀凱デスクの下で、何本も皇室記事を書いたが、取材したことは1度しかなかった[5]。渡された写真を見て、適当なことを書き、皇室記事の最後には(文・小林久美子・高校2年)とつけた。ですます調の文章に「浩宮さま」と書けば、女子高生の文章にしか見えなかったからで、リアリティを出そうと、4月には高校3年生に進級させた[5]。小林久美子には写真入りのファンレターも送られてきた。50代のおっさんからの手紙には「住所を教えて下さい。」と記されていた[5]。新卒で文藝春秋に入り、『Emma』編集部に配属されてきたのが勝谷誠彦である。柳澤によると勝谷は、ひとことで言えば、ただものではなかったという[6]

花田編集長時代の『週刊文春』では、清水ちなみの「顔面相似形」などを担当[7]、設楽敦生編集長時代の『Number』編集部でも活動[8]

2003年夏、文藝春秋を退社。ノンフィクションライターになり、2007年には処女作『1976年のアントニオ猪木』を上梓[2]プロレスをはじめとしたスポーツノンフィクションを主に手がけ、「日本レスリングの物語」(『ファイト&ライフ』連載)で、2009年度ミズノスポーツライター賞優秀賞受賞[9]

著書

単著

  • 『1976年のアントニオ猪木』文藝春秋、2007年3月。ISBN 978-4163689609
  • 『1993年の女子プロレス』双葉社、2011年6月。ISBN 978-4575303261
  • 1985年のクラッシュ・ギャルズ』文藝春秋、2011年9月。ISBN 978-4163744902
    • 『1985年のクラッシュ・ギャルズ』光文社未来ライブラリー、2023年12月。ISBN 978-4334101688
  • 『日本レスリングの物語』岩波書店、2012年5月。ISBN 978-4000242929
  • 『1964年のジャイアント馬場』双葉社、2014年11月。ISBN 978-4575307856
  • 『1974年のサマークリスマス 林美雄パックインミュージックの時代』集英社、2016年5月。ISBN 978-4087816105
  • 1984年のUWF』文藝春秋、2017年1月。ISBN 978-4163905945
  • 棚橋弘至中邑真輔』文藝春秋、2017年11月。ISBN 978-4163907567
  • 『2000年の桜庭和志』文藝春秋、2020年2月。ISBN 978-4163911731
  • 『2016年の週刊文春』光文社、2020年12月。ISBN 978-4334952143
    • 『2016年の週刊文春』光文社未来ライブラリー、2023年4月。ISBN 978-4334770693

共著

監修

脚注

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.