松本大学
長野県松本市にある私立大学 ウィキペディアから
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松本大学(まつもとだいがく、英語: Matsumoto University)は、長野県松本市新村2095-1に本部を置く日本の私立大学。1898年創立、2002年大学設置。大学の略称は松本大が大学の正式なものである。大学スポーツなどでは松大(まつだい)という略称も使用しているが、愛媛県松山市に所在する松山大学など他にも略すと「松大」となる大学があるため、主に地元間での呼び名として定着している。
松本大学 | |
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大学設置 | 2002年 |
創立 | 1898年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人松商学園 |
本部所在地 |
長野県松本市新村2095-1 北緯36度13分13.15秒 東経137度54分40.14秒 |
キャンパス | 松本大学キャンパス(長野県松本市) |
学部 |
総合経営学部 人間健康学部 教育学部 |
研究科 | 健康科学研究科 |
ウェブサイト | https://www.matsumoto-u.ac.jp/ |
松本の実業家・教育家であった木澤鶴人が明治31年(1898年)、松本に開設した私塾「私立戊戌学会」を前身とする学校法人松商学園が運営する大学である。
2002年に総合経営学部の単科大学として開設された。その後、寒冷地における高齢化とウィンタースポーツ振興という地域の課題に応えるため、2007年に人間健康学部を開設し、管理栄養士資格を取れる県内最初の大学にもなった。さらに、長野県内では信州大学以外に小学校教職課程がないことから2017年には教育学部を開設し、全ての学部・学科で確実に学生を確保[1]。地方の小さな私立大学としては珍しく、定員割れすることがほとんどなく、黒字経営を続けてきた[2]。
長野県では私立大学の公立大学化が相次いでいるが、前学長の住吉廣行は「少子化や助成金が減っていく中で、経営が苦しいのはどこの私大も同じ。その中で我々のように必死に経営努力をして、私学で踏んばっている大学がある一方で、努力をあきらめて公立化すれば、学生は集まり、交付金で経営は安泰というのでは、努力した者がバカを見ることにもなりかねません」と述べ、公立化に疑問を呈している[2]。
松本大学の設立趣旨に「教育・研究を通じた地域社会への貢献を目標としている」とあり、「地域貢献」が基本理念とされる[3]。また、使命・目的を、学則第2条で「本学は、教育基本法及び学校教育法の趣旨に則り、本学園創立の精神たる自主独立に基づく人間教育を行うことにより、地域社会の振興と地域文化の発展に資する人材を育成し、もって平和で豊かな社会の創造に貢献することを目的とする」と定めている[3]。
シンボルマークは、調和と親愛を意味する円の中に、松本大学の頭文字である「M」を配置したものである[5]。「M」は2つのベクトルで構成されており、岳都・松本のアルプスを象徴すると共に、世界へ向かって飛躍する強固な意志と情熱を表す。そして、Mを挟んだ上部は、深い教養と豊かな感性を想起させる青空であり、下部は社会および地域貢献の理想を注ぐべき故郷の肥沃な大地を指す。基本的に、広報物やWEBサイト等のコミュニケーション媒体に使用される。
学章は、ローマ神話に登場する学術や商業の神マーキュリーの杖を図案化したものである[5]。頂には羽ばたく翼が付いた杖に、英知を表す二匹の蛇をからみ付いている。松本大学で学ぶ学生達が、様々な世界で活躍するため雄飛し、蛇のごとく、世の中の動きに敏感であれといった願いが込められている。
収容定員約2100名に対して、毎年定員を100名近く上回る人数が在籍している[6]。
学園祭は「梓乃森祭」と呼ばれている[10]。
教職員
当初、第2代目学長には日本放送協会解説委員などを務め、退職後も経済評論家として活動していた水城武彦の就任が2008年4月1日付で予定されていた[11]が、就任直前に悪性リンパ腫を患い、2008年3月6日に病没[12]し、急遽学長代行として住吉がつなぎで就任したのち、菴谷が第2代目学長に就任した。
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