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千葉県松戸市にあった映画館 ウィキペディアから
松戸サンリオ劇場(まつどサンリオげきじょう)は、かつて存在した日本の映画館である[1][2][3]。1980年(昭和55年)10月、千葉県松戸市に開館[1]。
シネマサンシャイン松戸 CINEMA SUNSHINE MATSUDO | |
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情報 | |
正式名称 | シネマサンシャイン松戸 |
旧名称 |
松戸サンリオシアター 松戸シネマサンシャイン |
完成 | 1993年 |
開館 | 1993年3月13日 |
開館公演 | 『フォーエヴァー・ヤング 時を越えた告白』(メル・ギブソン主演)他 |
閉館 | 2013年1月31日 |
最終公演 | 『レ・ミゼラブル』(トム・フーパー監督)他 |
収容人員 | (7スクリーン)869人 |
客席数 |
1番館:252 2番館:57 3番館:168 4番館:104 5番館:60 6番館:108 7番館:120 |
設備 | ドルビーデジタル5.1ch |
用途 | 映画上映 |
運営 | 佐々木興業株式会社 |
所在地 |
〒271-0091 千葉県松戸市本町21番地2号 都市綜合開発第三ビル内 |
最寄駅 | 松戸駅 |
1993年(平成5年)に移転して松戸サンリオシアター(まつどサンリオシアター)と改称の上、スクリーンを増やして3スクリーン(のちに4スクリーン)となる[4]。2006年(平成18年)3月31日閉館、翌日から松戸シネマサンシャイン(のちのシネマサンシャイン松戸)となった[5]。
1980年(昭和55年)10月、国鉄(現在のJR東日本)常磐線および新京成電鉄新京成線の松戸駅西口近くの千葉県松戸市根本14番地2号に「アーバンヒル松戸」が竣工し、同ビル内の1階に松戸サンリオ劇場として開館した[1][6]。同ビルは黒川紀章建築都市設計事務所の設計、間組の施工によるもので、廃業した松戸ボウルの跡地に建てられた[6]。同館はサンリオの直営館であり、初代支配人を柳沢定が務めた[1]。
当時同市内の映画館には、戦前からあった同市内最古の映画館である松戸常盤館[7](本町16番地4号)、戦後に建てられた輝竜会館[8](のちの輝竜会館シネマ1、松戸1823番地)、パンビ劇場(のちの輝竜会館シネマ2、同)、および成人映画館の松戸京葉劇場・松戸弁天劇場(根本461番地)の5館が存在した[1]。松戸市出身のアートディレクター・増田セバスチャン(1970年 - )は開業当初に『くるみ割り人形』(1979年制作、中村武雄監督)を観て以来の常連で[9]、中でも小学6年だった頃の1982年(昭和57年)12月4日に日本公開した『E.T.』(スティーヴン・スピルバーグ監督)を8回も観たという[10]。
1988年(昭和63年)、同ビル内の1階にてサンリオが直営していたレストラン「ナットクラッカー」の跡地を改装して松戸サンリオ劇場2を開館、従来館を松戸サンリオ劇場1とする[2][3]。当時小学3年だった松戸市議会議員・山中啓之(1979年5月28日 - )は、同年4月に封切られた高畑勲監督作『火垂るの墓』をサンリオ劇場で観たという[11]。
1993年(平成5年)、近隣の本町21番地2号に竣工した「都市綜合開発第三ビル」に移転して松戸サンリオシアターと改称、スクリーンが1つ増えて3スクリーンとになる[4]。のちに4スクリーンになるが、2006年(平成18年)3月31日にサンリオの直営館としては閉館。同館の4スクリーンは、同ビルの3階に入居していた松戸シネマサンシャイン(3スクリーン、経営・佐々木興業)が継承、合計7スクリーンとした[5]。
松戸サンリオ劇場がかつて入居した「アーバンヒル松戸」は取り壊され、2001年(平成13年)11月、跡地に地上22階建の高層マンション「パークスカイタワー松戸」が建った[12]。同館を継承したシネマサンシャイン松戸は、2013年(平成25年)1月31日をもって、全館閉館して撤退[13][14]。これにより、同市内から常設型映画館がすべて消滅したが、2019年(令和元年)10月25日、テラスモール松戸内に「ユナイテッド・シネマ テラスモール松戸」がグランドオープンし、実質6年10ヵ月ぶりに松戸市内に映画の灯がともった[11][注 1]。
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