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漫読家の路上パフォーマー ウィキペディアから
東方力丸(とうほう りきまる、1974年3月3日 - )は、日本の路上パフォーマーで、俳優、声優としても活躍している。鹿児島県鹿児島市生まれ、神奈川県茅ヶ崎市育ち。
「漫読家」(まんどくか)を名乗り、漫画を朗読するパフォーマンスをし、生計を立てている。この名称は東京MXテレビの取材を受けた際に命名された。
2020年現在、路上パフォーマンスは行っておらず、事実上引退状態である。
学生時代はいじめを受けていた。高校卒業後はアルバイトとして就職するも1年ほどで退職し、その後引きこもりになるが、それも1年ほどで抜け出している。本人はいじめの影響で性格が内向的になったと述懐している[1]。
その後は、声優や俳優を志望するも、養成所へ通うなどの具体的なアクションは起こさずに、再びアルバイト生活を送る。そんな中、元々漫画やアニメが好きだったことから、前述の路上パフォーマンスを思いつき、2001年頃から「漫読家」として活動し始める。これらの活動が徐々に口コミなどで広まり、フジテレビ系列のドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』をはじめテレビ番組の取材を受けるようになる。現在では、在京キー局の人気番組にも度々出演したり、各種イベントに招かれる機会も増えている。また、伊藤博樹らその他のアキバ系パフォーマーにも影響を与えている。
漫画の蛭子能収からは自作の漫画を読む許可を得ている。
当初は「漫読家」として生計を立てられず、眼鏡は壊れたものを無理矢理テープで補修し使い続けるほど困窮し、それをネタにもしていたが、現在は買い直した様子。また、毎月末になると家賃や光熱費の支払いが滞る事が多かった。その為、日雇いの解体工など、慣れない肉体労働に従事し、それらの収入を支払いに充てていた。勤務先では不良連中によくからかわれ、「漫読家」で生計を立てている旨を打ち明けると、「何やってんの?」などと不良どもに嘲笑されるほどであった[1]。
パフォーマンス後は、必ず周辺の清掃を行ってから帰路につくようにしている。これは、彼の路上パフォーマンスが東京都の「ヘブンアーティスト」として公認されていない為、近隣からの苦情などによってパフォーマンスが出来なくなってしまうと死活問題になる事も理由だが、彼曰く、「いつも路上で漫画を読ませて貰っている事への感謝の気持ち」もあるとしている[1]。
2006年4月放送の『ズバリ言うわよ!』(TBS)に、「ニート代表」(ニートの定義には当てはまらないはずだが)として出演したが、東方だけではなく、他の自称「ニート」に対して「この番組の出演者が、実際に“ニート”であったか疑問だ」といったやらせが視聴者から指摘されている[2]。
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