東京工業高等専門学校
東京都八王子市にある高等専門学校 ウィキペディアから
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東京工業高等専門学校(とうきょうこうぎょうこうとうせんもんがっこう、英語: National Institute of Technology, Tokyo College)は、東京都八王子市椚田町に本部を置く日本の国立高等専門学校。1965年に設置された。略称は東京高専。
東京工業高等専門学校 | |
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略称 | 東京高専 |
英称 | National Institute of Technology, Tokyo College.(昔はTokyo National College of Technology) (NITTC (TNCT)) |
設置者 | 国立高等専門学校機構 |
種別 | 国立工業高等専門学校 |
設立年 | 1965年 |
学科 |
機械工学科(M) 電気工学科(E) 電子工学科(D) 情報工学科(J) 物質工学科(C)[1] |
専攻科 |
機械情報システム工学専攻(AS) 電気電子工学専攻(AE) 物質工学専攻(AC)[1] |
所在地 | 〒193-0997 |
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北緯35度38分22.55秒 東経139度17分55.9秒 | |
ウェブサイト | https://www.tokyo-ct.ac.jp/ |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
東京工業高等専門学校は東京都八王子市にキャンパスをもち、準学士課程5学科学士課程3学科を擁する高等専門学校。国立高専4期校として1965年に設置された。2005年度から準学士課程に限り、全国的に珍しく、1年生で全学科の実習を行い、2年生で所属学科の決定がされる実質の一括入試を行っている[1]。
教育目標は次の通り定められた[1]。
これらは、初代校長である岡俊平が次に掲げた教育方針を元にしている[1]。
➡現在(2021年度)ではアドミッションポリシーは次のように変更されている
本校では、ものづくり、基礎学力、技術者としての倫理観、コミュニケーション能力、グループ活動を大切に考えることを基本としたエンジニアを育てることを目標に、次のような入学者を求めます。
(1) 理数系科目が好きであり、それらの科目の成績が優秀である。
(2) 科学や技術の分野で新しいことを学びたいという学習意欲がある。
(3) 英語でのコミュニケーション能力習得に熱意がある。
(4) ものづくりに興味があり、新しいものを作りたいと考えている。
(5) 仲間とともにグループで作業ができる。
(6) 自覚的な行動ができる。
(7) 規則正しい生活と、毎日の自発的学習ができる。
どのような局面にも対処できる柔軟な心と、いかなる困難も乗り切りうる強固な意志と、あらゆる試練に耐えうる健全な身体とを持ち、しかも人間として好ましい味と深みとのある人柄であり、必要な学問と技術との基礎を充分身につけていて、いつでもどこでも自由に応用できる能力があり、長い一生を通じて限りなく伸び続けていくことの出来る潜在能力のある人物を育成する。—岡 俊平、東京工業高等専門学校
国立高専4期校として1965年に設置された。
本部(東京都八王子市椚田町1220-2)
公共交通機関からの所要時間は下記のとおりである[1]。
現在下記の学科が設置されている。括弧内は略称。修業年限は5年間。卒業すると準学士の称号を使用することができる[1][3]。
現在下記の学科が設置されている。括弧内は略称。各科の専門教育を受講する。2年間の専攻科教育の終了後、大学評価・学位授与機構に論文を提出し審査に合格すると学士の学位が与えられる[1][4]。
過去に下記の学科が設置されていた。括弧内は略称[1]。
2005年度より1年生では学科に関係ないクラス編成を行っている。入学試験にて学科が配属されるが、仮所属とされる。1年生では「ものづくり基礎工学」と称する科目で全ての実験・実習を行う。1年生最後には希望学科の調査を行い、所属学科の決定がされる。各学科には定員があり、それを超えて希望が集まると入学時の成績と面接により点数化され、上位から定員までの学生がその学科に進級できる。残りの学生は他の学科に回ることになる。実質の一括入試である。この制度により、自分の希望しない学科に配属されてしまう場合があるため、第2学年時に転科をすることができる制度がある[1]。
社会実装教育
社会実装教育として「KOSEN発“イノベーティブ・ジャパン”プロジェクト」に定評がある。東京高専を拠点に21高専が連携し、イノベーションを実現しうる技術者を育成する。
現在下記の部活・同好会がある[1]。
文化祭は、所在地が椚田町であることから、くぬぎだ祭と呼ばれる。部活動やクラスごとの模擬店のほか、部活動の催し物、ステージなどがある。また、サイエンスフェスタが同時開催される。主に地域住民に向けて高学年の研究発表や学科・協賛企業による催し物がある[5]。
体育祭は、スポーツ大会と呼ばれる。学科(M,D,E,J,C)と専攻科・教員の6つに分けポイント制で競う。 女子と女装した男子のみ参加できる競技や、速さだけでなく面白さを競う部活対抗競技等もある[5]。
体育科・体育局が、後援会の支援のもと行う、東京高専から多摩川児童公園までの約27kmを歩くイベント。1994年度からの恒例行事。聖蹟桜ヶ丘駅や茅ケ崎駅がゴールに設定されていた時期もある。学校関係者以外も申し込めば参加可能。2007年度~2009年度まで1年生は原則全員参加だったが、2010年度(雨天による)・2011年度(東日本大震災による)の大会中止後、2012年度は任意参加になった。また、雨天でも実施するようになった[6]。
主に体育局が中心になって行う。体育館で1チーム6人で球技を行うイベント。任意参加であり、上位チームには景品が出る[7]。
主に体育局が中心になって行う。校内で、逃走中のようなルールで鬼ごっこを行う。任意参加であり、逃げ切った人には景品が出る[8]。
(2021年現在行事の存在が確認できていない)
主に体育局が中心になって行う。
学校内には、下記の施設がある。空調設備はセントラルヒーティングのみだったが、2006年度からエアコンが設置された。また、丘陵地にあるため、1棟の2~3階の踊り場と2棟の1階、2棟の2階と3棟の1階、3棟の2階と4棟の1階がそれぞれ渡り廊下で接続されるという変則的な構成となっている[1]。
第4棟 (図書館棟)に、図書館がある。学校関係者以外でも八王子市に在住または勤務している場合は登録すれば使用することが出来る。開館時間は平日9:00~20:00、休日は10:00~17:00。休館日は日曜日。原則、5冊まで、14日間まで図書、雑誌、CDの貸し出しが可能。一度のみ、14日間の期間更新ができる(予約がない場合)。返却が延滞した場合は、延滞日数分の貸し出しが禁止される[1]。
敷地内北西部に学生寮がある。椚田町に所在することからくぬぎだ寮と呼ばれる。定員は男子163名、女子36名。全寮制ではない[11]。居室内の空調設備はセントラルヒーティングのみだったが、2013年度にエアコンが設置された。寮食堂棟以外の出入口はオートロックになっており、カードをかざすことによって解錠できる。自分の部屋がある寄宿舎棟と自分の性別側の第3寄宿舎棟以外には入ることができない。
くぬぎだ寮は4つの施設にわかれている[1]。
(旧)第1寄宿舎棟 : 1966年に竣工され、2006年に改修された。男子寮。3階建て。最大収容人数は69名。北側が2人部屋であり、カーテンで区切られる。南側が1人部屋。他の寄宿舎と離れており、他の棟に行くには外に出なければならない(第2寄宿舎棟と地下通路で繋がっているが、現在閉鎖されている)。男子トイレ、補食室、シャワー室、ゲストルーム、倉庫がある。2021年度末に閉鎖され、2022年夏に解体された。
寮食堂棟 : 1966年に竣工され、2000年に改修された。1階建て。寮食堂・自習室(2021年では主に食堂として使われている)・男子浴室がある。2023年度末に閉鎖され、2024年11月から解体中。
23の大学等がある八王子市に所在する関係で、周辺の大学との連携を行っている。
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