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常に1つ以上の物が浮いている状態を維持し続ける技術 ウィキペディアから
ジャグリング(Juggling)とは、狭義ではトスジャグリング、複数の物を空中に投げたり取ったりを繰り返し、常に1つ以上の物が浮いている状態を維持し続ける技術を指している[1]。しかし現在では意味は拡大され、いわゆるオブジェクトマニピュレーションとの混同も見られる。広義では、手に保持できる程度の道具を使った、修練の必要な特殊な技能または芸を指す。典型的にジャグリングとみなされる技術には、トスジャグリングのほかにディアボロ、デビルスティック、シガーボックスなどがある。
歴史的には大道芸、サーカスなどの曲芸にて見世物として行われてきた経緯があるが、近年はスポーツとしての愛好者が増え、直接人に見せることを目的とせずにジャグリングを楽しむ人も増えている。また、クラブが数多く設立され、競技会も活発に行われている。
ジャグリングの記録として最も古いものは、紀元前2000年頃の古代エジプトの王墓の壁画である。それには女性らしき人物が複数の球を空中に投げ上げている様子が描かれている。ほかにも紀元前1000年頃のヒッタイトや中国の殷朝、紀元前500年頃のギリシャに記録が残っている。19世紀頃から、欧米では劇場でジャグリングのパフォーマンスが行われるようになり、次第に文化として認知されるようになっていった。
日本には、奈良時代に中国から伝わったと考えられている。日本の伝承遊びであるお手玉については、聖徳太子が遊んだとされる「石名取玉(ひとなとりだま)」「火取水取玉(ひとりみずとりだま)」という水晶の玉が残っている。これらは東京国立博物館に保存されている。江戸時代、正徳2年(1712年)成立の『和漢三才図会』には、「弄丸」として記載が見られ、鎌などを投げている絵図が見られる。この弄丸の単語自体は、10世紀の『和名類聚抄』巻四・射撃部「雑芸類」にも記述がみられる(説明によれば、中国由来とある)。
手に持った、通常複数の道具を空中へ投げたりキャッチしたりを繰り返すことで、空中に1つ以上の道具が浮いている状態を保ち続ける技術である。競技人口も多く、ジャグリングの基礎ともいえる。典型的にはボールやクラブが使われるが、手に保持できる程度の大きさのものなら原理的にはジャグリングできる。 ジャグリングでは同じ個数でも違う投げ方が多く登場する。そういう概念を扱うには「サイトスワップ」が多用されている。
よく使われる道具には、ボール(ビーンバッグ、ロシアンボールなど)、クラブ、リングなどがある。ボールの種類には、他にも、地面や壁で弾ませるバウンスボール、発光することで見栄えを良くしたグローボールなどもある。
身体の上や手の上で道具を転がすジャグリング。典型的には透明なクリスタルボールが使われる。
道具を身体の上で立てた状態でバランスを取りつづける。
いわゆる広義のジャグリング。
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長さのある棒や重りの付いた紐を振り回すタイプのジャグリング。スタッフ、ポイ、メテオなどが使われる。
日本のジャグリングの記録については日本ジャグリング協会の公式記録ページに、また世界記録はJuggling Information Service Committee on Numbers Juggling (JISCON)に収録されている。
2013年12月現在における日本公式記録は
となっている。
当然非公式な記録でこれを上回る記録も存在する。
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