東京モノレール2000形電車

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東京モノレール2000形電車

東京モノレール2000形電車(とうきょうモノレール2000がたでんしゃ)は、東京モノレールモノレール電車

概要 基本情報, 運用者 ...
東京モノレール2000形電車
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塗装変更後の2000形2031F
(2016年9月5日 流通センター駅
基本情報
運用者 東京モノレール
製造所 日立製作所
製造年 1997年 - 2002年
製造数 6両編成4本(24両)
運用開始 1997年8月7日
投入先 東京モノレール羽田空港線
主要諸元
編成 6両編成(MT比4M2T)
軌間 軌道桁幅 800 mm
電気方式 直流 750 V(剛体複線式)
最高運転速度 80 km/h
設計最高速度 90 km/h
起動加速度 3.5 km/h/s
減速度(常用) 4.0 km/h/s
減速度(非常) 4.5 km/h/s
編成定員 600名
車両定員 先頭車 96人
中間車 102人
自重 先頭車 23.3 t
中間車 23.6 t
編成重量 141t
編成長 93600 mm
全長 先頭車 16,400 mm
中間車 15,200 mm
全幅 3,038 mm
全高 4,362 mm
車体 アルミニウム合金
台車 跨座式2軸ボギー台車
HAF-22・HAF-23
窒素入りゴムタイヤはブリヂストン[1]
主電動機 かご形三相誘導電動機
日立製作所製 HS37627-01RB
主電動機出力 100 kW
駆動方式 2段減速式直角カルダン駆動
歯車比 5.68
制御方式 2レベルIGBT素子VVVFインバータ制御
1C2M2群インバータ×2基(1C2M4群制御)
制御装置 日立製作所製 VFI-HR4810A
保安装置 自動列車制御装置(ATC)
備考 日本鉄道車輌工業会『車両技術』214号(1997年10月)「東京モノレール2000形電車」pp.26 - 37参照。
1997年度
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老朽化した700形・800形の置き換えと、羽田空港第2旅客ターミナルビル直下(羽田空港第2ビル駅、現:羽田空港第2ターミナル駅)への路線延長により必要となる車両運用数を満たすために製造された。1997年度のグッドデザイン賞に選出された[2]

概要

1997年平成9年)8月7日に営業運転を開始し[3]、6両編成4本(24両)が在籍する。

主回路制御は開業当時の100形から1000形まで採用されていた抵抗制御から、日立製作所製2レベル方式のVVVFインバータ制御とされた[4]。インバータ装置に使用される半導体素子IGBT(2,000V - 600A)で、制御方式は1C2M4群制御である[4]。また東京モノレールでは初めて電動機を搭載しない付随車制御車)が登場し、編成中の電動車と付随車の構成(MT比)は2:1である。設計最高速度は90km/hである。

車体は1000形に比べて曲線が多い設計になった。これまでの車両は客用ドアは片開きであったが、この2000形は両開きに変更された。

座席は通勤需要を重視して、ロングシートを主体として、旅行者向けに四人掛けのボックス式クロスシートを組み合わせた。東京モノレールが採用した日立アルヴェーグ式では、タイヤ収納ボックスが床に張り出す特徴があるが、当形式では張り出しの上に背中合わせのロングシートを配置した。一人掛け・二人掛け座席も運転席後ろに設置されている。このため、従来の1000形より輸送力が10%増強されている[3]

1000形及び2014年登場の10000形と運用上の区別はなく、共通で使用されている。

また、2015年7月18日より2031編成が新塗装で運転を開始し[5]、後に全ての編成が新塗装に塗り替えられている。

さらに見る ← モノレール浜松町羽田空港第2ターミナル →, 備考 ...
東京モノレール2000形 全編成一覧(2002年)
モノレール浜松町
羽田空港第2ターミナル
搬入時期[6][7][8] 備考
号車 1 2 3 4 5 6
種別 Tc M M M M Tc
第1編成・2011F2011201220132014201520161997年7月31日
第2編成・2021F2021202220232024202520261998年4月13日
第3編成・2031F2031203220332034203520361998年7月21日
第4編成・2041F2041204220432044204520462002年4月23日
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脚注

参考文献

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