湘南貨物駅(しょうなんかもつえき)は、神奈川県藤沢市村岡東一丁目にかつてあった日本国有鉄道(国鉄)の貨物駅である。東海道本線複々線区間のうち、東海道貨物線上の大船駅藤沢駅の間に存在した。

概要 湘南貨物駅, 所在地 ...
湘南貨物駅
しょうなんかもつ
Shōnan Kamotsu
大船 (2.5 km)
(2.1 km) 藤沢
Thumb
所在地 神奈川県藤沢市村岡東一丁目
北緯35度20分19.0秒 東経139度30分27.0秒
所属事業者 日本国有鉄道
所属路線 東海道本線
キロ程 49.0 km(東京起点)
駅構造 地上駅
開業年月日 1969年昭和44年)10月1日
廃止年月日 1985年(昭和60年)12月1日
備考 貨物専用駅
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その跡地に、東日本旅客鉄道(JR東日本)と地元自治体が2021年に整備計画を発表した旅客駅「村岡新駅」(仮称)[1]についても記述する。

歴史

駅構造

本線北側に数本の仕分線が敷設された地上駅で、その北側に位置する1棟の上屋付貨物ホームに、2本の荷役線が引き込まれていた。車扱貨物のみを取り扱い、コンテナ貨物は取り扱っていなかった。

なお、当駅には2階建ての駅舎が併設されていた。

駅跡地と旅客新駅構想

跡地の一部はTSUTAYA店舗(一時期建物をJR貨物フランチャイズ運営をしていた)およびフットサルの施設として利用されている。以前はサカタのタネと住宅展示場のABCハウジングが存在したが、双方とも撤退した。サカタのタネ跡はフットサルコートに、住宅展示場跡は更地になっている。

TSUTAYAの駐車場にはグレーに塗られた国鉄C20形コンテナが置かれている。

本線上にあった分岐器は完全に撤去されて棒線化したが、本線に支障しない部分は着発線や引上線のレールが一部残っている。

「村岡新駅」構想

湘南貨物駅跡地と隣接する東日本旅客鉄道(JR東日本)鎌倉総合車両センター跡地[6]を一体的に再開発し、旅客駅「村岡新駅」(仮称)を設けて、東海道線列車を停車させる構想が進められている[1]。整備費用は約160億円と試算され、地元自治体の神奈川県と藤沢市、鎌倉市は負担に同意している[7]

2021年2月8日にJR東日本横浜支社と神奈川県、藤沢市、鎌倉市の4者が駅を設置することで合意[8][9]した。2021年度に4者で駅設置に関する基本協定を締結し、翌年度から詳細設計に着手する[9]。開業は2032年度を予定している[9]

新駅事業費負担の割合は神奈川県が30%、藤沢・鎌倉の両市が27.5%、JR東日本が15%である。神奈川県内の請願駅でJR東日本も費用負担に応じるのは、2016年に開業した南武線小田栄駅川崎市)に次いで2例目となる[1]

2024年5月20日には、JR東日本横浜支社と神奈川県、藤沢市、鎌倉市の4者が施工協定書を締結したと発表、同時に新駅の完成イメージ図や工事の期間、工事費用も公表された[10]。2025年1月8日に着工式が行われた[11]

駅周辺

隣の駅

日本国有鉄道
東海道本線(東海道貨物線)
大船駅 - 湘南貨物駅 - 藤沢駅

脚注

関連項目

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