服部和彦

日本の音楽家・音楽批評家・音楽プロデューサー ウィキペディアから

服部 和彦(Kazuhiko Hattori、はっとり かずひこ、1944年 - )は、日本音楽家音楽批評家音楽プロデューサー作曲家朗読演出家

東京都出身。

経歴

1966年日本大学工学部卒業。1976年から1977年まで民族音楽研究のため、アジア中東アフリカの各国を歴訪。

1973年に作曲コンクールに1位入賞すると音楽活動を開始。

1975年国際芸術連盟会長に就任。琴祥流琴祥会(大正琴)会長、日韓音楽文化交流委員会代表などを歴任している。

室内楽を中心に独奏曲管弦楽劇音楽など数多くのジャンルで活躍。Asia Composers League[1]のフェスティバルで室内楽作品が6回・声楽アンサンブルが1回入選。

これまでに20回を超える作品個展を開いている。[2]CD、楽譜の出版も多数。[3]

プロデューサーとしての活動も活発[4]で、 国内外の現代音楽の紹介やフェスティバルなどを制作。[5]

また朗読台本の執筆、脚色、演出を手がける[6]ほか、朗読家の発掘育成[7]にも力を注いでいる。

40年来、東洋思想超心理学量子物理学神智学、史学を学び、それらの学際的研究も重ねている。またこれらと並行して講演や執筆活動を行う。[8]

国際芸術連盟会長、琴祥流琴祥会(大正琴)会長、朗読季の会主宰。東京国際室内楽作曲コンクール東京国際声楽作曲コンクール審査員長。

書籍

  • KYO(アンリ ルモアンヌ<仏>刊)
  • アフター ザ ダーク(JILA edition 刊)
  • ギターのためのコンポジション(全音楽譜出版社刊)
  • 美しき受難者(日本作曲家協議会刊)

作曲作品

  • 雨の彩~フルートのために~
  • シーズン~ピアノのために~
  • 波の記憶~ヴァイオリン・クラリネット・ピアノのために~
  • 私の耳は…~朗読と音楽のために~
  • アフター・ザ・ダークⅡ~弦楽四重奏のために~
  • ピアノ協奏曲「巡る風のとき」
  • 無伴奏声楽六重唱曲”イリスの風”
  • ミザール~マリンバのために~
  • プレアデス~ソプラノと弦楽オーケストラのための詩曲~
  • エピターフ


2016年8月16日「日本現代音楽展」での『ミザール」』の楽曲解説においては、以下のように語っている。[9]
『「ミザール」とは、北斗七星の中の一番明るい星の名称である。“ミザール”という言葉に出会ったとき、この言葉の響きや質感が私の創作意欲を誘発した。
光と闇、動に対する静のように、互いに対立しながら一体融合している存在を想い続けた。漆黒の空間に放散してゆく繊細な光の束をイメージした。
言葉のイメージを喚起する力を思い知ったのだった』

参考

脚注

外部リンク

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