有明 淳(ありあけ じゅん)とは元宝塚歌劇団元月組副組長。男役と娘役の両方経験した。東京都中央区出身。立教女学院中学校・高等学校出身。芸名の由来は「有明海のように広く大きく暖かい人間になるように」。宝塚歌劇団時代の愛称はニタ。
来歴・人物
1967年に宝塚音楽学校に入学し、1969年に卒業。同年、宝塚歌劇団に55期生として入団し、星組公演『シルクロード[1]』で初舞台を踏む。宝塚入団時の成績は60人中4位[1]。
元月組トップスター瀬奈じゅんの芸名は有明に由来する(瀬奈の母と有明が高校の同級生であったため)。
宝塚歌劇団時代の主な舞台出演
『歌劇』1986年8月号(宝塚歌劇団)のp.134-135を参考にした。
- 『シルクロード』(1969年4月)*初舞台
- 『人魚姫』新人公演:人魚姫の次兄 役(本役:常花代)(1971年7月)
- 第一回東南アジア公演に参加(1973年11月 - 12月)
- 『霧深きエルベのほとり』第一回・第二回新人公演:ベロニカ 役(本役:恵さかえ)
- 『ベルサイユのばら』新人公演:ジェローデル 役(本役:叶八千矛)*努力賞受賞(1974年9月)
- 第三回ヨーロッパ公演に参加(1975年9月 - 1976年1月)
- 『赤と黒』代役公演:ノルベール伯爵 役(本役:尚すみれ)(1976年3月)
- 『長靴を履いた猫』第一回新人公演:ジャック 役(本役:大滝子)(1976年5月)
- 『ベルサイユのばらⅢ』ジェローデル 役(1976年8月・東京特別)
- 『隼別王子の叛乱』将軍阿俄能胡 役(1978年8月)
- 中南米公演に参加(1978年10月 - 11月)
- 『榛名由梨ゴールデン・タイム』(1979年3月 - 4月)
- 『アンジェリク』エグジリ 役(1980年1月 - 2月)
- 『スリナガルの黒水仙』ギルガット 役(1980年6月 - 8月)
- 『新源氏物語』葵の上 役(1981年1月 - 2月)
- 『白鳥の道を越えて』ベルトルド 役(1981年6月 - 8月)
- 『あしびきの山の雫に』鷺人 役(1982年2月 - 3月)
- 『永遠物語』吉岡大尉 役(1982年3月 - 4月、宝塚バウホール)
- 『愛限りなく』春松検校 役/『情熱のバルセロナ』パボーン侯爵夫人 役(1982年10月 - 11月)
- 『春の踊り』女中頭、歌舞伎男A 役/『ムーンライト・ロマンス』セシール・ロゼエ 役(1983年3月 - 5月)
- 『翔んでアラビアン・ナイト』ムスタファ 役(1983年11月 - 12月)
- 『ザ・レビューⅡ』マダム・シャルタン、トロピカルの歌手 役(1984年5月 - 6月)
- 『二都物語』テレーズ 役/『ヒート・ウエーブ』貴婦人 役(1985年5月 - 6月)
- 『ときめきの花の伝説』ヘレナ・タリーニ夫人 役/『ザ・スイング』歌手 役(1985年11月 - 12月)
- 『百花扇』/『哀愁』歌う女 役(1986年5月 - 6月)
脚注
関連項目
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