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東京都大田区にある博物館 ウィキペディアから
昭和のくらし博物館(しょうわのくらしはくぶつかん)は、東京都大田区に位置する昭和時代の庶民のくらしを展示する博物館である。
元々、東京都の建築技師だった小泉孝が建てた自宅を、孝の長女で生活史研究家の小泉和子(元京都女子大学教授)が、昭和時代(特に戦後、昭和20〜30年代)の庶民の暮らしを後世まで伝える目的で、博物館として、1999年(平成11年)2月28日から公開している。
住宅の間取りをそのまま残した館内の構成になっている。常設展・企画展・特別展・ミニギャラリー展・座敷のきもの展に分かれ、常設展では小泉家が過ごした住宅風景がそのまま残っている。2階建ての建物で、1階は書斎兼応接間、お茶の間、台所、座敷。2階は子供部屋,企画展示室,次女の知代に関する記念室,談話室からなっている。子供部屋では、昭和30年代に販売されていたキャラメル箱のコレクション(不二家,グリコ,明治製菓など)があり[3]、知代に関する記念室では、知代が生前熱中したろうけつ染めやグラフィックデザインに関する展示がある。館内にある道具はほぼ小泉家が実際に使っていたものだが、一部は寄付などによって後から置かれたものである(シンガーのミシンなど。シンガーは当時高級ミシンで知られており、一般家庭には高嶺の花であった)。
展示だけでなく、講座やワークショップなど昭和のくらしを体験できる催しも行われている。団体割引料金は設定していないが、学校や児童会などの団体客による来館も多い。
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