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任天堂から発売されたゲームボーイ用アクションゲーム ウィキペディアから
『星のカービィ2』(ほしのカービィツー)は、1995年3月21日に日本の任天堂から発売されたゲームボーイ用横スクロールアクションゲーム。
ジャンル | 横スクロールアクション |
---|---|
対応機種 |
ゲームボーイ |
開発元 | ハル研究所 |
発売元 | 任天堂 |
プロデューサー |
岩田聡 宮本茂 |
ディレクター | 下村真一 |
プログラマー |
鈴木義樹 鄭志明 山根雅司 |
音楽 |
安藤浩和 池上正 |
美術 |
橋口茂 三浦和弥 大久保良子 |
シリーズ | 星のカービィシリーズ |
人数 | 1人 |
メディア | 4メガビットロムカセット |
発売日 |
1995年3月21日 1995年5月1日 PAL 1995年7月31日 |
対象年齢 |
CERO:A(全年齢対象) ESRB:E(6歳以上) PEGI:3 |
デバイス | スーパーゲームボーイ対応 |
売上本数 |
約149万本 約236万本[1] |
その他 |
型式: DMG-AKBJ-JPN DMG-AKBE-USA DMG-AKBP-NOE |
ナンバリングはGBソフトとしてのカウントで「2」だが、同社による『星のカービィシリーズ』第3作目。ファミリーコンピュータ用ソフト『星のカービィ 夢の泉の物語』(1993年)の続編となっており、プププランドを舞台に主人公のカービィを操作してダークマターの野望を阻止する事を目的としている。
開発はハル研究所が行い、プロデューサーは前作に続き岩田聡および宮本茂、ディレクターは前作にてマップデザインを担当していた下村真一、音楽は前作を手掛けた安藤浩和およびSNES用ソフト『WARIO'S WOODS』(1994年)を手掛けた池上正が担当している。 また、カービィシリーズ生みの親である桜井政博が関わっていない最初の正規ナンバリングのカービィシリーズである。
2000年にニンテンドウパワーの書き換え用ソフトとして発売された。2012年にはニンテンドー3DSのバーチャルコンソール対応ソフトとして配信された他、Wii用ソフト『星のカービィ 20周年スペシャルコレクション』に収録された。2023年3月16日から『ゲームボーイ Nintendo Switch Online』収録ソフトの一つとして配信開始。
前作と同様に、主人公のカービィが敵の能力をコピーする能力を使って攻略していくアクションゲームである。コピー能力は本作では7種類に減っているが、それぞれのコピー能力は3体の仲間と合体した状態では攻撃内容が変化するため、実質28種類となっている[2]。また本作では水中でも全てのコピー能力を使用できるが、一部を除き性能や効果時間が低下する。なお前作で追加されたスライディングとダッシュのアクションは今作では出来ない。
今作では新たにリック、カイン、クーの3匹の仲間と合体して一緒に戦うシステムが追加された[2]。合体する仲間によってカービィ単体時とは機動力に差異が生じたり、同じコピー能力でも攻撃の性能が変化するようになった。このシステムは続編にあたる『星のカービィ3』にも継承されている。
LEVEL1からLEVEL6のボスを倒したあとボスの扉に入ると星のかけらを集めるミニゲームとなり、内容は各LEVELごとに異なる。ミニゲームは結果に関わらず、一度やるとステージをクリアするかリセットするまで再挑戦できない(扉が閉まり入れない状態となる)。
本作ではボスの体力がある程度まで減ると、攻撃が激化するようになった。正確には『夢の泉』からこの仕様が導入されているが(ナイトメア球体形態の一斉発射攻撃、人型形態の回転体当たりがそれ)、スイートスタッフの連続ビーム攻撃のように、通常のボスキャラクターに対して明確な変化が付けられたのは、この作品が初めてとなる。ラストボス以外でLEVEL6のボス「クラッコ&クラッコJr.」のように、前身を倒した直後に本身が出現する形もこの作品からである。また一定条件を満たさなければ真のラストボスを倒すことができず、真のエンディングを見られないというシリーズ初の隠しボス要素を盛り込んでいる[2]。
クリア率100%になるとオプションを選択できるようになり、「サウンドテスト」、「連続ボスバトル」、「連続ミニゲーム」の3種類ができるようになる。クリア率100%にするには真のエンディングを見る以外にも各LEVELのミニゲームをパーフェクトクリア(星のかけらを全て集める)、チャオに触れる(仲間キャラクターが同じになった場合グーイの代わりに低確率で登場)という条件を満たす必要がある。サウンドテストは一部ゲーム中登場しない音楽が存在する。ボスバトルはクリアするとエンディングに移行するが、最後に出てくる一枚絵が通常と異なるものになる。
なおスーパーゲームボーイに対応しており、専用のカラーパターンとピクチャーフレームが用意されているほか、タイトル画面で拍手やレベル7エントランスでの雷鳴など、専用の効果音が入るようになる。また、他のカービィシリーズとは異なり、残り体力・コピー能力・仲間・獲得スコアなどの詳細が電源を切っても記憶される。カウンターストップ(999万9990点)に達すると、それ以降得点が加算されるアクションを取るたびに1UPするというボーナスが付く。
舞台はプププランド。この国にはいつも虹がかかっている「虹の島々」と呼ばれる7つの島があった。そしてこの7つの島には「虹のしずく」という宝物が眠っていると伝えられている。ところがある日、虹の島々にかかっていた虹が突然消えてしまう。ダークマターが虹のしずくを隠してしまったためである。プププランドを闇の世界に変えようとするダークマターの野望を阻止するため、カービィは旅立った。
詳細は星のカービィシリーズの登場キャラクター一覧参照。()内はコピーできる能力。(-)となっているものは吸い込むことができない。また、この作品では他の作品に登場するキャラクターと容姿や名前、性質が似ているが、異なるキャラクターの扱いをされている者が多い。後のカービィシリーズに敵としてよく登場するダークマター族が初めて登場する。
中ボスを倒すと、袋の中から出てくる。出てくるキャラクターが決まったものもあれば、不規則なものもある。敵キャラクター「プロペラー」に触れるか、ライフが無くなると仲間は消えてしまう。舞台は虹の島々である為、リック達はプププランド出身では無く、虹の島々に住んでいる。
『星のカービィ』、『星のカービィ 夢の泉の物語』に登場したキャラクター。特記しない限り他作品との違いはない。
No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 備考 | 出典 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 星のカービィ2 | 2000年3月1日 |
ゲームボーイ | ハル研究所 | 任天堂 | フラッシュロムカセット (ニンテンドウパワー) |
- | ||
2 | 星のカービィ2 | 2012年2月15日 2012年5月17日 2013年8月1日 |
ニンテンドー3DS | ハル研究所 | 任天堂 | ダウンロード (バーチャルコンソール) |
- | [3] | |
3 | 星のカービィ 20周年スペシャルコレクション | 2012年7月19日 2012年9月16日 |
Wii | ハル研究所 | 任天堂 | Wii専用12cm光ディスク | RVL-S72J-JPN RVL-S72E-USA-B0 |
[4][5] | |
4 | ゲームボーイ Nintendo Switch Online |
2023年3月16日 2023年3月16日 |
Nintendo Switch | 任天堂 | 任天堂 | ダウンロード | - | [6][7][8][9] |
評価 | ||||||||||||||||
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|
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では8・7・7・7の合計29点(満40点)[12]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り、22.5点(満30点)となっている[13]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | お買得度 | 操作性 | 熱中度 | オリジナリティ | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
得点 | 4.2 | 3.6 | 3.6 | 3.8 | 3.7 | 3.7 | 22.5 |
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