早霧 せいな(さぎり せいな、1980年[1]9月18日[2] - )は、日本の元女優[3]。元宝塚歌劇団雪組トップスター[3][4]。
概要 さぎり せいな 早霧 せいな, 生年月日 ...
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長崎県佐世保市[5]、県立佐世保西高等学校出身[6]。身長166cm[7]。愛称は「ちぎ」[8]。
1999年、宝塚音楽学校入学。
2001年、宝塚歌劇団に87期生として入団[2]。入団時の成績は19番。宙組公演「ベルサイユのばら2001」で初舞台[2]。その後、宙組に配属[2]。
男役としては小柄ながら、抜群の運動神経を生かしたダンス、繊細な役作りで評価を受け[10]、2006年、和央ようか・花總まりトップコンビ退団公演となる「NEVER SAY GOODBYE」で、新人公演初主演[8]。同年、貴城けい・紫城るいトップコンビ大劇場お披露目であり退団公演ともなる「維新回天・竜馬伝!」で、2度目の新人公演主演[8]。
2008年のバウ・ワークショップ「殉情」で、バウホール公演初主演[8]。
2009年2月24日付で雪組へと組替え。同年の「雪景色」(バウホール・日本青年館公演)で、バウホール・東上公演ダブル主演[15]。沙央くらまと役替わりで6役を演じ分ける[15]。
2011年の「ニジンスキー」(バウホール・日本青年館公演)で、バウホール・東上公演単独初主演[2]。
2012年の「双曲線上のカルテ」(バウホール・日本青年館公演)で、2度目の東上公演単独主演[18]。
2014年の「ベルサイユのばら」で全国ツアー公演初主演[18]。同年9月1日付で雪組トップスターに就任[18]。1998年に創設された宙組出身者から誕生した初のトップとなった[10]。相手役に咲妃みゆを迎え、翌年の「ルパン三世/ファンシー・ガイ!」でトップコンビ大劇場お披露目[10][19]。
2017年7月23日、「幕末太陽傳/Dramatic “S”!」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団[10][20]。同時退団となった咲妃とのコンビは、平成のゴールデンコンビと謳われ、トップ就任後の大劇場主演作が5作連続で客席稼働率100%超えを達成し、これは宝塚史上初の記録となった[20][19]。
退団後は2018年の舞台「るろうに剣心」で主演[21]。自身が宝塚時代に主演した代表作で、再び主役の緋村剣心を演じることとなった[21]。
2021年の「ドラゴン桜」(TBS系)で、自身初となる連続ドラマのレギュラー出演を果たす[4]。
2023年6月1日付で、「早霧せいな」としての活動にピリオドを打つことを自身のSNSで報告[3]。芸能活動から引退した[3]。
実妹はフリーアナウンサーの千北英倫子である[22]。
宙組時代
- 2001年6 - 8月、『ベルサイユのばら2001-フェルゼンとマリー・アントワネット編-』(東京宝塚劇場)
- 2001年11 - 2002年3月、『カステル・ミラージュ』 - 新人公演:コーサ・ノストラ(本役:夏大海/珠洲春希)『ダンシング・スピリット!』
- 2002年4 - 5月、『エイジ・オブ・イノセンス』(バウホール・日本青年館) - 秘書
- 2002年7 - 11月、『鳳凰伝』 - 新人公演:ぜリム(本役:初嶺まよ)『ザ・ショー・ストッパー』
- 2002年12 - 2003年1月、『聖なる星の奇蹟-いつか出会う君に-』(ドラマシティ・赤坂ACTシアター)
- 2003年2 - 6月、『傭兵ピエール』 - 新人公演:ギョーム(本役:七帆ひかる)『満天星大夜總会』
- 2003年8月、『鳳凰伝』 - 博士『ザ・ショー・ストッパー』(博多座)
- 2003年10 - 2004年2月、『白昼の稲妻』 - ペール、新人公演:サバティエ(本役:大和悠河)『テンプテーション!』
- 2004年3月、『BOXMAN-俺に破れない金庫などない-』(日本青年館・ドラマシティ) - デレク
- 2004年5 - 8月、『ファントム』 - 従者、新人公演:リシャール(本役:遼河はるひ)
- 2004年10 - 11月、『風と共に去りぬ』(全国ツアー) - フィル
- 2005年1 - 4月、『ホテル ステラマリス』 - 新人公演:ガイ・プレスコット(本役:大和悠河)『レヴュー伝説』
- 2005年5 - 6月、『Le Petit Jardin(ル プティ ジャルダン)』(バウホール) - パトリック
- 2005年8 - 11月、『炎にくちづけを』 - サート、新人公演:パリア(本役:大和悠河)『ネオ・ヴォヤージュ』
- 2005年12月、和央ようかライブショー『W-WING-』(ドラマシティ)
- 2006年3 - 7月、『NEVER SAY GOODBYE』 - タリック、新人公演:ジョルジュ・マルロー(本役:和央ようか) 新人公演初主演[8][18][2]
- 2006年8月、『UNDERSTUDY』(バウホール) - コーネリアス・グリーン
- 2006年11 - 2007年2月、『維新回天・竜馬伝!』 - 沖田総司、新人公演:坂本竜馬(本役:貴城けい)『ザ・クラシック』 新人公演主演[8]
- 2007年3 - 4月、『A/L(アール)-怪盗ルパンの青春-』(ドラマシティ・日本青年館・中日劇場) - ドニス・カンデラ
- 2007年6 - 7月、『バレンシアの熱い花』 - マルコス、代役:ドン・ファン・カルデロ(本役:七帆ひかる)[注釈 1]、新人公演:ラモン・カルドス(本役:蘭寿とむ/北翔海莉)『宙 FANTASISTA!』(宝塚大劇場)
- 2007年8 - 9月、『バレンシアの熱い花』 - マルコス、新人公演:ラモン・カルドス(本役:蘭寿とむ/北翔海莉)『宙 FANTASISTA!!』(東京宝塚劇場)
- 2007年11月、『THE SECOND LIFE』(バウホール) - ケリー・スレーター
- 2008年2 - 5月、『黎明(れいめい)の風』 - 宮川喜一郎『Passion 愛の旅』
- 2008年6 - 7月、『殉情(じゅんじょう)』(バウホール) - 佐助 バウWS主演[8][2]
- 2008年9 - 12月、『Paradise Prince(パラダイス プリンス)』 - ピーター『ダンシング・フォー・ユー』
- 2009年2月、『外伝 ベルサイユのばら-アンドレ編-』 - オスカル[注釈 2]/ベルナール[注釈 2]『ダンシング・フォー・ユー』(中日劇場)
出演イベント
- 2001年9月、『ベルサイユのばら メモランダム』
- 2002年11月、『アキコ・カンダレッスン発表会』
- 2006年9月、TCAスペシャル2006『ワンダフル・ドリーマーズ』
- 2006年9月、貴城けいコンサート『I have a dream』[23]
- 2006年10月、第47回『宝塚舞踊会』
- 2007年9月、『TAKARAZUKA SKY STAGE5th Anniversary Special』
- 2009年12月、タカラヅカスペシャル2009『WAY TO GLORY』
- 2010年12月、タカラヅカスペシャル2010『FOREVER TAKARAZUKA』
- 2013年9月、早霧せいなディナーショー『SS』 主演[24]
- 2013年10月、第52回『宝塚舞踊会』[25]
- 2014年4月、宝塚歌劇100周年 夢の祭典『時を奏でるスミレの花たち』
- 2014年10月、『宝塚歌劇100周年記念 大運動会』
- 2014年12月、タカラヅカスペシャル2014『Thank you for 100 years』
- 2015年12月、タカラヅカスペシャル2015『New Century,Next Dream』
写真集
- 2018年4月、Interlude(ワニブックス)[34]
- 2007年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 2006年度新人賞
- 2012年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 2011年度努力賞
- 2015年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 2014年度優秀賞[38]
- 2017年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 2016年度優秀賞[39]
注釈
七帆ひかる休演による配役変更で、7/14〜30はドン・ファン・カルデロ役を演じる。マルコス役は凪七瑠海が務めた。