早嶋聡史

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早嶋聡史(はやしまさとし、1977年9月18日 )は、日本の起業家、経営者。株式会社ビズ・ナビ&カンパニー代表取締役社長[1]、株式会社ビザイン代表取締役パートナー[2]一般財団法人日本M&Aアドバイザー協会理事[3]、株式会社異修令堂取締役、Parris Dacosta Hayashima k.k. Director & co-founder[4]、株式会社プラネット・スタジオ[5]取締役。

略歴

要約
視点

長崎県長崎市出身。

長崎市立北陽小学校長崎市立横尾中学校を卒業、長崎県立長崎北高等学校を卒業。

1997年4月に九州工業大学・情報工学部・機械システム工学科に進学し機械制御をハードとソフトの両面から学び、2000年3月に卒業(学士)。

2000年4月に横河電機株式会社に新卒入社。同社の研究開発部門に配属され産業用ネットワークの研究に従事する。

2003年にBond-BBT MBAプログラムでオーストラリアのボンド大学で修士課程を学び始め、その頃に同社の主力事業のIA事業部に異動し海外マーケティング部にて同社主要製品の海外市場におけるブランド戦略・中期経営計画策定に参画。B2Bブランディングの先駆けとして後に知られるようになったVigilance[6]という力強いブランドキャンペーンを実施。2005年に同社創立90周年記念イベントの海外担当プロジェクトを担う。

2005年にオーストラリア・ボンド大学・修士課程(Master of Business Administration)修了[7]。同年11月に横河電機株式会社を退職。

2006年に株式会社ビズ・ナビ&カンパニーを長田周三、佐藤克典、早嶋聡史の3人で共同設立[1]。取締役に就任。中小企業の戦略策定と実行の支援。次世代リーダー及び次期経営者の育成を行う。2012年に代表取締役に就任[1]。売上規模数十億前後の成長意欲のある経営者と対話と通じた独自のコンサルティング手法を展開。経営者の頭と心のモヤモヤをスッキリさせ方向性を明確にすることを主な生業[8]とする。

2007年に株式会社ビザインを松原良太、早嶋聡史の2人で共同設立[9]。代表取締役パートナーに就任。中小企業のM&Aアドバイザリー業務を提供。

2010年に一般財団法人日本M&Aアドバイザー協会を設立。今後中小企業でも広くM&Aを普及させることを目的とし、事業を継承してもらいたい方と、事業を受継ぎ、継続・発展させたい方の双方が友好的に成約する環境を整備することを活動の使命[10]としている。

2015年11月に株式会社エクステンドの取締役に就任。同社のマーケティング全般の担当役員として業務を果たし2017年12月に退任[11]

2017年に独立系高級時計ブランドであるパリス・ダコスタ・ハヤシマ(Parris DaCosta Hayashima)を設立。時計に情熱を傾ける3人[4](Richard Parris, Thomas Dacosta, Satoshi Hayashima)がスイス・フルリエの時計製造技術と日本・九州の匠の技を融合して理想とするスイス時計を作り出す[12]

2018年から「熊本イノベーションスクール次代舎」のメンターを務める[13]。2022年から同スクールで「マーケティング基礎」「実践マーケティング応用」[14]の講師を務める。

2019年に武者修行型の異業種研修を企画運営する株式会社異修令堂を立ち上げ取締役に就任[15]。福岡・九州の中堅企業を対象にリーダークラス、課長職クラスを対象に年に数回の武者修行研修[16]を実施する。

2019年から特定非営利活動法人 九州・アジア経営塾(KAIL)に関与する。同塾の主力講座である碧樹館プログラム、ヤングエグゼクティブPGM[17][出典無効]で「ジョブ理論」の講師[18]を務める。また碧樹館プログラムの柱となるKAILプロジェクト(KPJ)のパートナーを担当する[19]

2020年からくまもと県南フードバレー経営塾の講師[20]を務める。協議会正会員の食関連の経営者・経営幹部向けに「商品開発のためのマーケティング実践」「販売促進のためのマーケティング実践」を提供[21]する。

2023年にプラネット・スタジオの取締役に就任。同社は陶芸アニメ「やくならマグカップも」と歯科向け診療アプリ「DentalE(デンタルイー)」がコラボレーションして製作される新作アニメ「ロクローの大ぼうけん」の製作や配信を行う[22]

関連する法人・事業会社

横河電機株式会社

株式会社ビズ・ナビ&カンパニー

株式会社ビザイン

一般財団法人日本M&Aアドバイザー協会

株式会社エクステンド

Parris DaCosta Hayashima k.k.

熊本イノベーションスクール次代舎

特定非営利活動法人九州・アジア経営塾

くまもと県南フードバレー経営塾

株式会社プラネット・スタジオ

主張

  • 一頭の獅子に率いられた羊の群れは、一匹の羊に率いられた獅子の群れを駆逐するように、強い営業マネジャーに率いられた並の営業パーソンの群れが、並の営業マネジャーに率いられた強い営業パーソンの群れに勝つ光景は決して珍しくない、と主張している[23]
  • アタマの中のモヤモヤを解消するために、一番簡単で一番重要なことは、自分の先のイメージ、将来のビジョンを持つこと、と主張している[8]
  • ドラッカーが残した名言は経営者や管理職などのマネジメント層のためだけのものではない。むしろ新商品・サービスの企画や開発に携わるビジネスパーソンにこそ多くの示唆を与える、と主張している[24]
  • ドラッカーが残した名言は経営者や管理職などのマネジメント層のためだけのものではない。日々のビジネスの現場で様々な問題解決や意思決定を迫られている。ドラッカーが残した言葉は全てのビジネスパーソンに多くの示唆を与える、と主張している[25]
  • M&Aは戦略を実現するためのオプションで、担当者は、その目的を達成するために、専門家を適宜活用してM&Aを進めることが必要、と主張している[26]
  • クリステンセン教授の「ジョブ理論」によって顧客の購買のメカニズムを「購買前」「最中」「購買後」に分け、それぞれ詳細に分析することで、既存ビジネスのなかから新たな事業機会を見つけ、新規事業のビジネスチャンスも見つけることができる、と主張している[27]
  • 既存事業で収益を上げている企業は、新規事業でいきなり「飛び地(関連の無い事業・多角化)」を狙っても可能性は低い。ステップとして、1)既存顧客に対して、新たな提案や視点を変えた取組を実施して実績獲得。2)その商品をこれまで提供していなかった顧客に展開(プラットフォーム)する。1)と2)を繰り返す過程で、結果的に飛び地の事業になる、と主張している[28]。ポイントは、戦略を明らかにして、経営者が新規事業にコミットし、既存事業とは別の取組として実施することだ。
  • 悩みを解消するために一番簡単でありながら一番重要なことは、将来ビジョンを持つこと、と主張している[29]。ゴールのイメージがないと、今自分が何をしたらいいのかわからず、何をしても不安になってしまう。将来像がはっきりしていれば、現状とのギャップを見つけ出して、そのギャップを埋める方法を考えることができる。そして、そのギャップを埋めていくことで、ゴールに近づく。目的に向けて行動することで、自然と思考が整理される。

著書

単著

共著

インタビュー・記事

脚注

外部リンク

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