日向学院短期大学(ひゅうががくいんたんきだいがく、英語: Hyuga-Gakuin Tandai[1])は、宮崎県宮崎市大和町110に本部を置いていた日本の私立大学である。1955年に設置され、1990年に廃止された。 概要 日向学院短期大学, 大学設置 ...日向学院短期大学大学設置 1955年創立 1926年廃止 1990年学校種別 私立設置者 学校法人日向学院本部所在地 宮崎県宮崎市大和町110学部 商業科第一部[注 1]第二部テンプレートを表示閉じる 概要 大学全体 宮崎県宮崎市に所在した日本の私立短期大学で、設置主体は学校法人日向学院[2]。 1955年に1学科体制で開学[3]。当初は夜間部1学科、入学総定員80名体制でのちに昼間部に1学科が増設されるも、最終的には開学当初とおなじ体制となる。 1986年度の入学生を最後に[注釈 1]、短期大学としての使命を終える[6]。 建学の精神(校訓・理念・学是) 日向学院短期大学の学訓は「己を知り、己に克て」となっていた[7]。 教育および研究 カトリック精神をベースに商業実務を専門教育としていた。 学風および特色 日向学院短期大学はイタリアのトリノで創立されたカトリック・サレジオ修道会が母体とされていた[7]。 語学教育にも力をいれ、神戸大学・大分大学等の協力による専門教育が行われていたところに特色がある[7]。 沿革 1926年 宮崎神学校を創設。 1951年 3月13日 学校法人日向学院の設置が認可される[8]。 1955年 3月30日 左記を以て文部省[注 2]より短期大学の設置が認可される[9]。 4月1日 日向学院短期大学が以下の学科体制にて開学する。 商業科第二部 入学定員80名 1956年 3月7日 教育職員免許状授与の所要資格を得させるための課程として認定される[10]。 1958年 4月1日 第一部を設置し、以下の学科体制とする[注 3]。 商業科 第一部 入学定員80名 第二部 入学定員80名 5月1日 学生数[13]/定員 商業科 第一部 36[注釈 2]/80 第二部 141[注釈 2]/160 1960年 5月13日 教育職員免許状授与の所要資格を得させるための課程として認定される[14]。 1972年 4月1日 商業科第一部の学生募集を最終とする[注 4]。 5月1日 学生数[17]/定員 商業科 第一部 45[注釈 2]/80 第二部 114[注釈 2]/160 1973年 5月1日 学生数[18]/定員 商業科 第一部 13[注釈 2]/80 第二部 122[注 5]/160 1975年 3月31日 左記をもって商業科第一部を正式に廃止[注 6]。 1985年 5月1日 学生数[20]/定員 商業科第二部 46[注 7]/160 1986年 4月1日 この年度をもって学生募集を終了する[注釈 1]。 5月1日 学生数[21]/定員 商業科第二部 23[注 8] 1990年 12月21日 左記をもって正式に廃校[注 9]。 基礎データ 所在地 宮崎県宮崎市大和町110[注釈 3] 象徴 日向学院短期大学のカレッジマークは、十字架と空を飛ぶトリが2羽描かれたものとなっていた[注 10]。 教育および研究 組織 学科 商業科 第一部 入学定員80名[注 11] 第二部 入学定員80名[注 12] 専攻科 なし 別科 なし 取得資格について 中学校教諭二級免許状(職業)が設置されていた[注 13]。 研究 『日向学院論集』[28] 寮 特になし。 対外関係 系列校 日向学院中学校・高等学校 注釈 注釈グループ [注 1]昭和62年度より学生募集停止[4][5]。 [注 2]男のみ [注 3]現在は、日向学院中学校・高等学校の所在地となっている。 補足 [注 1]1972年度まで募集。1975年3月31日廃止 [注 2]現在の文部科学省。 [注 3]出典[11]。但し、右記では昼間部の設置は1956年と表記している[12]。 [注 4]昭和480年度より学生募集停止[15][16]。 [注 5]うち女10。これにより史実上、当短期大学に初めて女子学生が入学 [注 6]出典[19] [注 7]うち女12 [注 8]うち女7 [注 9]出典[6]。1990年5月1日時点ではまだ名目上、休校扱いとされている[22] [注 10]出典[7][16] [注 11]最終募集となった1972年における体制[23]。 [注 12]最終募集となった1986年における体制[24][25]。 [注 13]出典[26][27] 出典 [1]CiNii 日向学院短大論集より。 [2]文部大臣所轄学校法人一覧 昭和60年版より。 [3]大学資料 (1)より。 [4]文教協会'1987, p. 166. [5]短期大学教育 (44)より。 [6]文教協会'1991. [7]日本私立短期大学協会短期大学広報委員会'1980, p. 411. [8]学校法人名簿 昭和32年度より。 [9]短期大学一覧 昭和30年度 (短期大学資料 ; 第13号)より。 [10]日向学院短期大学免許状授与の所要資格を得させるための課程の認定について-1956年3月7日-より。 [11]短期大学一覧 昭和33年度 (短期大学資料 ; 第19号)より。 [12]学校法人日向学院より。2024年1月28日確認。 [13]文部省'58, p. 26. [14]免許状授与の所要資格を得させるための課程認定(日向学院短期大学)-1960年5月13日-より。 [15]文部省大学局技術教育課'1973. [16]晶文社'1974.4, p. 518. [17]文部省'72, p. 50. [18]文部省'73, p. 52. [19]日向学院短期大学の学科の廃止についてより。 [20]文部省'85, p. 72. [21]文部省'86, p. 72. [22]短期大学教育 (47)より。 [23]文部省大学局技術教育課'1972. [24]文教協会'1986. [25]短期大学教育 (43)より。 [26]梧桐書院'1970.8. [27]現行法規総覧 第9編 教育・文化1より。 [28]日向学院論集より。 参考文献 全国学校総覧 文部省『全国学校総覧 昭和34年版』東京教育研究所。https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I19111009210080963。 文部省『全国学校総覧 昭和48年版』東京教育研究所。https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I14111100138676。 文部省『全国学校総覧 昭和49年版』東京教育研究所。https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I14111100138678。 文部省『全国学校総覧 昭和61年版』原書房。https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I31111100707694。 文部省『全国学校総覧 昭和62年版』原書房。https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I42111007010018625。 全国短期大学高等専門学校一覧 文部省『短期大学一覧 昭和47年度 (短期大学資料)』文部省大学局技術教育課。https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I2612110386565。 文部省『短期大学一覧 昭和48年度 (短期大学資料)』文部省大学局技術教育課。https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000039-I12753973。 文部省『全国短期大学高等専門学校一覧 昭和61年度』文教協会。https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I23111100105004。 文部省『全国短期大学・高等専門学校一覧 昭和62年度』文教協会。https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000048743-i7433407。 文部省『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成3年度』文教協会。https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000048743-i7433504。 短期大学受験案内(晶文社) 晶文社編集部 編『全国短期大学受験案内 昭和50年度用』晶文社。https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000004349910。 短期大学案内(梧桐書院) 梧桐書院編集部『全国短期大学案内. 昭和46年版』梧桐書院。https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I053584541-00。 日本の私立短期大学 日本私立短期大学協会短期大学広報委員会『日本の私立短期大学』日本私立短期大学協会短期大学広報委員会。https://dl.ndl.go.jp/ja/pid/12241382/1/215。 関連項目 廃止された日本の短期大学一覧 この項目は、短期大学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(P:教育/PJ大学)。表示編集Wikiwand - on Seamless Wikipedia browsing. On steroids.