新栃木駅
栃木県栃木市平柳町にある東武鉄道の駅 ウィキペディアから
栃木県栃木市平柳町にある東武鉄道の駅 ウィキペディアから
新栃木駅(しんとちぎえき)は、栃木県栃木市平柳町一丁目にある、東武鉄道の駅である。駅番号はTN 12。日光線と宇都宮線が乗り入れ、宇都宮線は当駅を起点としている。
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線を有する地上駅。島式ホーム上には待合室がある。
駅舎は線路の西側にあり、島式ホームとは跨線橋(エレベーター併設)により連絡している。PASMO対応自動改札機設置駅。なお、東口ロータリー側への直接の駅出入口はなく、駅舎隣接の改札外跨線橋(東西自由通路、エレベーター併設)を経由する必要がある。
当駅北側に南栗橋車両管区新栃木出張所(旧・新栃木検修区)が所在し、ホーム東側には側線がある。また、2022年3月まで鉄道事業本部営業統括部営業部傘下の北関東営業支社が所在していた。
改札口横には隣の栃木駅と同様にセブン銀行のATMが設けられている。
当駅は日光線と宇都宮線の分岐駅であり、南栗橋駅発着の急行も停車するなど輸送上の主要駅として機能している。
特急列車は2006年3月18日のダイヤ改正で新設された早朝の当駅始発と深夜の当駅止まりの1往復(2024年3月16日ダイヤ改正時点では「リバティけごん」)のみが停車し、それ以外は通過となる。以前は東武日光駅・鬼怒川温泉駅などを発着する「けごん」「きぬ」の一部が停車していたが、JR両毛線との乗り換えを考慮し2001年3月28日より栃木駅停車に変更された。また、634型車両による観光特急「スカイツリートレイン」や300型・350型車両を使用した特急「きりふり」「ゆのさと」「しもつけ」[注釈 3]は臨時列車を含めた全列車が当駅に停車していたが、前者は2017年4月16日[注釈 4]、後者は2022年3月6日までに全廃された。
2006年3月18日のダイヤ改正で浅草駅 - 当駅・東武日光駅間で運行されていた準急は区間急行に名称変更のうえ朝夕のみの運行となり、代わって南栗橋駅発着の半蔵門線・東急田園都市線直通の急行と接続する南栗橋駅 - 当駅間の普通が1時間2本設定された。同時に1時間1本運転されていた快速の大半が区間快速に格下げされ、当初は日光線全線(東武動物公園駅以北)が各駅停車とされた。さらに2009年6月6日に実施されたダイヤ改正に伴い、区間急行の運転区間が当駅以南のみとなった。
2011年、東日本大震災に伴う夏の節電ダイヤ実施時には、平日日中の南栗橋駅 - 当駅間の本数が1時間2本に減便されていた他、一部列車については6両編成から4両編成に減車されていた(当駅発着の1時間2本の普通のうち1本を運休、区間快速は通常通り)[5]。9月に節電ダイヤが終了した後も平日日中のこの区間においては引き続き1時間2本のまま存置されていたが、2012年5月22日に震災前のダイヤに復帰した。
2013年3月16日のダイヤ改正で区間快速は各駅停車区間が新大平下駅以北に変更された上で2時間間隔での運転となり、減便分は当駅・栃木駅 - 東武日光駅または鬼怒川温泉方面の普通列車に置き換えられた。同時に南栗橋駅 - 当駅間の普通列車は4両編成に縮小された。また、当駅発着の区間急行は6050系車両による1往復のみ(5時00分発・0時14分着)となり通勤車での運用が廃止された。
2017年4月21日のダイヤ改正で当駅発着の区間急行と快速・区間快速が廃止されたため、当駅からの南栗橋駅以南への直通列車は前述した特急1往復のみとなり、一般列車で浅草駅方面へ向かうには南栗橋駅での乗り継ぎが必須になった。
2020年6月6日のダイヤ改正より日中の日光線普通列車は当駅で系統が分割され、南栗橋駅方面と宇都宮線の間で直通運転を開始。東武日光駅方面の普通列車は原則として当駅で折り返しとなる。それまでの宇都宮線普通列車は栃木駅発着が基本であったことから、栃木駅 - 当駅間では本数が削減されている。
2022年3月12日のダイヤ改正から日光線の下今市駅方でもワンマン運転が開始されたことに伴い、日中の日光線普通列車の当駅を跨いでの運転が再開。南栗橋駅方からの普通列車を、下今市駅方面と宇都宮線に半々ずつ振り分ける形となり、下今市駅方面発着の列車に接続する形で宇都宮線内での折り返し列車が設定されている[注釈 5]。また、同改正で当駅を発着する一般列車は朝の下り急行2本を含めて20400型車両によるワンマン列車に統一された。
2023年度の一日平均乗降人員は3,337人である[東武 1]。1990年代後半から減少傾向が続き、2006年度には4000人台を下回ったものの、近年は回復傾向にあり、2017年度には再び4000人台を記録した。
近年の1日平均乗降人員および乗車人員の推移は下記の通り。
年度 | 一日平均 乗降人員 |
一日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|---|
1998年(平成10年) | 4,987 | ||
1999年(平成11年) | 4,870 | ||
2000年(平成12年) | 4,771 | ||
2001年(平成13年) | 4,183 | ||
2002年(平成14年) | 4,043 | ||
2003年(平成15年) | 4,081 | ||
2004年(平成16年) | 4,119 | ||
2005年(平成17年) | 4,121 | ||
2006年(平成18年) | 3,895 | ||
2007年(平成19年) | 3,817 | ||
2008年(平成20年) | 3,757 | ||
2009年(平成21年) | 3,525 | ||
2010年(平成22年) | 3,492 | ||
2011年(平成23年) | 3,519 | ||
2012年(平成24年) | 3,743 | ||
2013年(平成25年) | 3,842 | 1,908 | [県統計 1] |
2014年(平成26年) | 3,781 | 1,879 | [県統計 2] |
2015年(平成27年) | 3,853 | 1,923 | [県統計 3] |
2016年(平成28年) | 3,938 | 1,974 | [県統計 4] |
2017年(平成29年) | 4,017 | 2,016 | [県統計 5] |
2018年(平成30年) | 4,200 | 2,103 | [県統計 6] |
2019年(令和元年) | 4,163 | ||
2020年(令和 | 2年)3,100 | [東武 3] | |
2021年(令和 | 3年)3,191 | 1,606 | [東武 4] |
2022年(令和 | 4年)3,384 | 1,701 | [東武 5] |
2023年(令和 | 5年)3,337 | 1,674 | [東武 1] |
2008〜2012年の5か年の路線別乗車人員の推移は、下記の通り。
「新栃木駅前」停留所にて、ふれあいバスの路線が発着する。
「新栃木駅東口」停留所にて、栃木市営バスの路線が発着する。
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