新文芸坐

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新文芸坐

新文芸坐(しんぶんげいざ)は、 東京都豊島区東池袋にある映画館

概要 新文芸坐Shin Bungeiza, 情報 ...
新文芸坐
Shin Bungeiza
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情報
旧名称 文芸坐
開館 2000年12月12日
客席数 266席
設備 ドルビーデジタルEX
用途 映画上映、講演
運営 株式会社マルハン
所在地 170-0013
東京都豊島区東池袋1-43-5
マルハン池袋ビル3F
アクセス 池袋駅東口下車徒歩3分
外部リンク 新文芸坐
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概要

要約
視点

1956年(昭和31年)3月、作家の三角寛により発足した「人世坐」の姉妹館として「文芸坐」が開館。館内には、しね・ぶてぃっく(映画書籍専門店)、文芸坐地下劇場(1955年12月開館、1988年より文芸坐2と改称)、ル・ピリエ(1979年7月こけら落としの小劇場)が併設されていた。1960年代松竹洋画系の封切館だったが、人世坐の閉館後は名画座に転向。「陽の当たらない名画祭」「スーパーSF 世界特撮映画大会」「ビデオをぶっ飛ばせ!」などのユニークな企画名を冠した様々な特集上映を行った。文京区音羽レンタルビデオ店を経営したこともあるが、1990年代前半に閉店している。

40年以上に渡って営業を続けたが、建物の老朽化や経営者だった三浦大四郎の事情などにより1997年3月6日をもって閉館。跡地はマルハンに売却され、パチンコ屋ビルとして再建。2000年12月12日、テナントのひとつとして「新文芸坐」がオープンし現在に至る。

旧文芸坐時代から、落語やお笑いのトークライブ会場としても用いられている他、映画監督や俳優のトークショーなどの催しも行われている。

2022年4月15日に大幅リニューアルが行われて、映写・音響システムが一新されている[1]。映画誕生以来の規格である「35ミリフィルム」を従来通り上映しつつ、国内名画座では初となる4Kレーザーでの上映も可能になった。設置されるのは、クリスティ社製の最新4KRGBレーザープロジェクター「CP4430-RGB」。赤色、緑色、青色、それぞれのピュアRGBレーザー光源により、ハイコントラストかつ広色域の映像表現を実現させ、UHD-BDなどの4K素材にも対応する。スクリーンは、セバートソン社製のパーフォレーション(穴)のないスクリーン「SAT-4K」を導入。音の透過率が良く、きめ細やかな映像を楽しむことができる。

独自の音響システム「BUNGEI-PHONIC SOUND SYSTEM(ブンゲイ・フォニック・サウンド・システム)」によって“新文芸坐の音”が進化を遂げている。カスタムスピーカーの設計・製作は国内有数のホールや大手映画館チェーンのフラッグシップシアターに納入実績を持つ「イースタンサウンドファクトリー」と、同館の映写・音響設備のインストーラーである「ジーベックス」のコラボレーションによる最新スピーカーシステム。このカスタムスピーカーを「QSC社」の最新プロセッサーQ-SYS及び専用のネットワークアンプでドライブすることによりトータルで新たな音響が創り出される。メインスピーカーには、大型4ウェイシステムを採用。中高域には同軸型ドライバーを搭載した大型ホーンを選定し、メインスピーカーの中低域と低域、サラウンドスピーカーのドライバー口径をすべて15インチに統一した。これにより、音のつながりが良くなり、劇場全体を包み込むような一体感が創出される。加えて、リニューアル前、劇場に入っていたサブウーファー(EAW SB284C)以上の圧倒的な低音再生を実現するため、1 台当たり18インチドライバー2本を搭載した強力なサブウーファーを4台設置。デジタル上映時は最大7.1chまで対応。5.1ch時もバックサラウンドから音が出るため、豊かな音場感を得られる。なお、フィルム上映時はドルビーSRD-EX(6.1ch)まで上映が可能。

データ

  • 所在地:東京都豊島区東池袋1丁目43-5 マルハン池袋ビル3階
  • 座席数:266席
  • 支配人
    • 永田稔(1941年[2] - 2022年10月16日[3])(初代、任期:2000年12月 - 2008年) - 2003年「第1回文化庁映画賞」映画功労賞受賞[4]
    • 矢田庸一郎(2代目、任期:2008年 - ?[5]
    • 高原安未(任期:2021年 - )[6]

関連項目

脚注

外部リンク

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