教科の一覧(きょうかのいちらん)は、日本の現在および過去の教科とその分野の一覧である。なお、一部には、教科以外のものも含めてある。
<教育関係記事一覧
各教科ごとに独立して記事になっているものは、Category:教科にも掲載されているので、あわせて参照のこと。
人文科学・社会科学・自然科学・総合科学・応用科学に分類した。以下には、学校教育法下で設けられた教科で現在は存在しない教科等を「過去」、学校教育法が施行される以前の旧制学校に設けられた教科等を「旧制」と記した。
人文科学
- 国語(初等・前期中等教育では下記の内容を一括して扱う)
- 現代の国語(現行)
- 言語文化(現行)
- 論理国語(現行)
- 文学国語(現行)
- 古典探究(現行)
- 国語表現(現行)
- 国語総合(高校1年次旧科目)
- 現代文
- 古典 - 漢文を含む
- そのほか国語表現など国語に関して総合的に学習を行う。学校現場では現代文と古典に分けてそれぞれ教員が教える形態が多い。
- 現代文AB(過去は現代国語、高校2年次以降旧科目) - 擬古文を含む明治時代以降の文章
- 国語表現(旧科目) - 文章表現、かつては日本語などの科目もあった。
- 古典AB(高校2年次以降旧科目)
- 書写(旧制では習字)(小中学校のみ)
- 読書(旧制)
- 作文(旧制)
- 国民科(旧制)
- 外国語 - 外国・言語(様々な言語があるが大学入学共通テストを実施しているのは5言語)
- 英語(大学入学共通テスト実施)
- コミュニケーション英語基礎・I,II,III(旧科目)
- 英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ(現行)
- 英語表現Ⅰ・Ⅱ・III(旧科目)
- 論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ(現行)
- 英会話
- 総合英語
- 英語A
- 英語B
- リーディング(過去)
- ライティング(過去)
- オーラルコミュニケーション(過去)
- フランス語(大学入学共通テスト実施)
- ドイツ語(大学入学共通テスト実施)
- 中国語(大学入学共通テスト実施)
- 朝鮮語(大学入学共通テスト実施)
- ロシア語・スペイン語・ポルトガル語などを開設している学校がある。
- 社会(初等・前期中等教育では以下の内容を一括して扱う)
- 地理歴史(高校からは独立した教科となる)
- 公民(高校からは独立した教科となる)
- 芸術(旧制では芸能)
- 美術(中等教育)
- 工芸(後期中等教育のみ、旧制では手工)
- 書道(後期中等教育のみ、旧制では習字)
- 書写
- 図画工作(現在は初等教育のみ)
- 音楽(旧制では唱歌)
- 宗教(私立学校のみ)
- 道徳(特別の教科、旧制では修身)
自然科学
- 数学(中等教育。ただし、後期中等教育では下記のように分割される)
- 算数(初等教育、旧制では算術)
- 理科 - 前期中等教育では1分野(物理・化学)と2分野(生物・地学)の2系統に分けて学習する。
- 理数(専門教育)
応用科学
- 実業(旧制)
- 看護(専門教育)
- 保健理療(特別支援教育の専門教育)
- 理学療法(特別支援教育の専門教育) - リハビリテーション、マッサージ、各種療法の教育
- 歯科技工(特別支援教育の専門教育) - 義歯や差し歯など歯科技工についての教育
- 理容美容(特別支援教育の専門教育) - 理美容師養成のための教育
- 工業(専門教育)
- 農業(専門教育)
- 水産(専門教育)
- 商船(専門教育、過去、商船高等専門学校へ移行。なお、免許状は現在でも授与)
- 小学校・義務教育学校の前期課程・特別支援学校の小学部
- 中学校・中等教育学校の前期課程・ 義務教育学校の後期課程・特別支援学校の中学部
- 高等学校・中等教育学校の後期課程・特別支援学校の高等部
- 普通教科
- 国語・地理歴史・公民・数学・理科・外国語・保健体育・芸術・家庭・情報・学校設定教科
- 知的障害者を教育する特別支援学校では、「地理歴史」および「公民」の代わりに「社会」・「芸術」の代わりに「音楽」と「美術」が設けられ、これらに加えて「職業」も設けられている。
- 専門教科
- 教科以外の活動…特別支援教育においては「領域」と称するが、知的障害教育部門では、さらに、教科と領域を統合した「教科・領域を合わせた指導」という部門が存在する。
このため、知的障害者を教育する特別支援学校では、学年に関係なく生活を学習しているので、「生活」が「社会」・「理科」・「家庭」の代替教科となっている