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『恋しくて』(こいしくて、Some Kind of Wonderful)は、1987年に公開されたアメリカ映画。『プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角』に続く、ジョン・ヒューズ製作、ハワード・ドゥイッチ監督による青春映画。
恋しくて | |
---|---|
Some Kind of Wonderful | |
監督 | ハワード・ドゥイッチ |
脚本 | ジョン・ヒューズ |
製作 | ジョン・ヒューズ |
製作総指揮 |
マイケル・チニック ロナルド・コルビー |
出演者 |
エリック・ストルツ メアリー・スチュアート・マスターソン リー・トンプソン |
音楽 |
スティーヴン・ハギュー ジョン・ミューサー |
撮影 | ジャン・キーサー |
編集 |
M・スコット・スミス バド・S・スミス |
配給 | パラマウント映画 |
公開 |
1987年2月 1987年6月20日 |
上映時間 | 95分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
興行収入 | $18,553,900 |
画家を志し、ガソリンスタンドでアルバイトする物静かな高校生のキースは、学園のマドンナのアマンダにひそかに恋をしていた。クラスからも浮き気味の彼の唯一の親友は、幼馴染のボーイッシュな同級生ワッツ。ドラムが趣味の彼女もまたひそかにキースに恋をしていた。
キースはアマンダの恋人・ハーディの存在を知っても彼女への興味を増していくが、ワッツから「アンタは彼女の眼中にない」と言われてしまう。しかし数日後ハーディとケンカしたアマンダは、直後に声をかけてきたキースのデートの誘いに乗り、帰宅したキースはニヤニヤが止まらない。キースに好意を寄せていることを素直に言えないワッツは、男友達に頼んで“男から言い寄られている”フリで挑発するが伝わらず思い悩む。
後日キースの自宅にハーディが訪ねてきて、「実はアマンダと別れたいと思っている」と打ち明けられ、後腐れなく別れるため次の土曜日のパーティで彼女の相手をするよう頼まれる。普段の横柄なハーディと違い低姿勢な態度にキースは了承すると、その夜ワッツにパーティの前にアマンダとデートすることを伝える。心の中でショックを受けたワッツはキースとの友達付き合いを辞めることも考えるが、彼の恋を応援することにする。数日後、ハーディが「パーティ会場でキースをボコボコにする」と仲間に話すのを偶然キースの妹が耳にし、帰宅後兄に伝えるが気持ちは変わらない。
当日キースはアマンダとデートに出かけ、レストランや美術館を回った後誰もいない広場で彼は飾ることなく彼女に語りかける。そのデートには2人の運転手役を引き受けたワッツが同行しており、彼女は離れた場所からキースとアマンダの口づけを見てしまい心が苦しくなる。その後ワッツの運転でパーティ会場に着いたキースとアマンダは、悪巧みを考えていたハーディを客の前で恥をかかせてやり込めることに成功。その様子を外から見ていたワッツは会場から出てきたキースとアマンダに笑顔で称えた後、涙を伝う頬を見せないよう1人歩き出す。キースはワッツへの自分の想いに気付き…。
※括弧内は日本語吹替(ANA機内上映用。1987年制作)
その他声の出演:安田隆、藤本譲、鳳芳野、沢田敏子、荒川太郎、羽村京子、江沢晶子、小林輝世子
日本語版制作スタッフ 翻訳:たかしまちせこ、演出:小山悟、制作:東北新社
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