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幾花にいろ

日本の漫画家 ウィキペディアから

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幾花 にいろ(いくはな にいろ、1987年2月16日[1] - )は、日本の漫画家。男性[2]三重県出身[3]東京都在住。ペンネームの由来は自身の誕生日である[1]

概要 いくはな にいろ幾花 にいろ, 生誕 ...

来歴

要約
視点

商業デビュー~二次創作アンソロジー

名古屋の専門学校在学中に友人の勧めで同人誌活動を開始[注 1][4]同人誌即売会でのスカウトを経て[5]2008年にゲーム「School Days」の二次創作アンソロジーコミックで商業誌デビュー[6]。これ以降も、「真・恋姫†無双」等の一迅社アンソロジーコミックを中心に執筆する。

同人誌アンソロジーコミックでは、当初は「元樹朱鷺(あさぎ・しゅろ)」名義を使用していたが、後述の4コマ漫画誌では幾花にいろ名義を使用[注 2]し、2013年頃から商業活動を全て幾花名義に統一[9]している。

4コマ漫画誌

2012年、初の投稿作品[6][10]である「机ノ上神話」で芳文社「第6回新人4コマまんが大賞」努力賞を受賞[11]。翌2013年4コマ漫画誌『まんがタイム』(芳文社)で『通り抜けできます。』でオリジナル作として初の掲載を開始する[6][10]2015年には、『まんがタイムスペシャル』(芳文社)で『同姓同盟』[注 3]を掲載。

2019年2月、初の一般向け単行本『幾花にいろ初期作品集 机ノ上神話』が刊行[12][13][14]され、4コマ漫画誌掲載の作品がすべて収録された[注 4]

成人向け

2015年、『comicアンスリウム』(ジーオーティー)11月号に初の成人向け作品[6]である「開き直り」掲載。翌年には『COMIC快楽天』(ワニマガジン社)にも執筆を開始し、主な活動の場を成人向け漫画誌へと移す。

2018年4月、『COMIC快楽天』で発表した作品を収録した初の成人向け単行本『幾日』が刊行[16][17][18][注 5]。刊行記念として、日本橋のギャラリー「space caiman[25]」にて『幾日展』(2018年4月27日-5月6日)が開催[26]され、原画や設定の展示・販売、特製グッズ販売[27]のほか、サイン会やライブドローイングなどのイベントが行われた[28][注 6]

2021年8月、『comicアンスリウム』他のジーオーティー発行雑誌で発表した作品を収録した2冊目の成人向け単行本『丹』が刊行[35][36][注 7]

2023年からは、『コミックホットミルク』(コアマガジン)にも執筆を開始。

青年向け

2018年2月、一般青年漫画誌『楽園 Le Paradis』(白泉社)の第26号より「イマジナリー」の連載を開始[38]。幾花は『comicアンスリウム』と『COMIC快楽天』の2誌で手一杯であったため、それ以外の掲載依頼をすべて断っていたが、同誌編集長の飯田孝[39]からの度重なるオファーを断り切れなくなった、と述べている[23][注 8]。ついで同年8月、同誌のWEB増刊でも「あんじゅう」の連載を開始する[40][注 9]

2021年1月に「あんじゅう」の単行本1巻[42][43]、3月に「イマジナリー」の単行本1巻[44][45]が刊行された[注 10]

2022年7月、一般女性漫画誌『ミステリーボニータ』(秋田書店)8月号より「国を蹴った男」(原作:伊東潤)の連載を開始[48]、2025年1月号で完結した。

同人誌活動

先述のとおり、幾花は同人誌活動からキャリアをスタートさせている。サークル「うさぎ大行進」として各種二次創作同人誌に寄稿し、近年では個人サークル「幾花にいろサークル」を主宰してコミックマーケットに参加している。

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作品リスト

アンソロジーコミック

元樹朱鷺名義

さらに見る 作品タイトル, 書名 ...

幾花にいろ名義

さらに見る 作品タイトル, 書名 ...

一般向け

単行本

  1. 『机ノ上神話 幾花にいろ初期作品集』(芳文社、2019年2月7日発売[49]ISBN 978-4-8322-5742-9
    • 「通り抜けできます。」(『まんがタイム』2013年4月号 - 6月号/9月号 - 12月号、全7回)- オリジナルでの連載デビュー作。
    • 「同姓同盟」(『まんがタイムスペシャル』2015年9月号 - 2016年5月号、全9回)- 初デジタル作画。
    • 「捨てられないひと」(『まんがタイムスペシャル』2019年3月号)- 単行本掲載のための新作。
    • 「机ノ上神話」(新人4コマまんが大賞投稿作)- 第6回の努力賞を受賞。
    • あとがきマンガ(カバー下描き下ろし)
  2. 『あんじゅう』(白泉社)
    1. (2021年1月29日発売[50]ISBN 978-4-592-71181-0
      • 『楽園 Le Paradis 増刊』2018年夏増刊(2018年8月配信)~ 2020年冬増刊(2020年12月配信)の掲載分を収録。
    2. (2023年5月31日発売[51]ISBN 978-4-592-71223-7
      • 『楽園 Le Paradis 増刊』2021年夏増刊(2021年4月配信)~ 2022年冬増刊(2022年12月配信)の掲載分を収録。
  3. 『イマジナリー』(白泉社)
    1. (2021年3月31日発売[52]ISBN 978-4-59271-183-4
      • 『楽園 Le Paradis』第26号(2018年4月)~ 第32号(2020年2月)、および『楽園 Le Paradis 増刊』2019年夏増刊(2019年8月配信)の掲載分を収録。
    2. (2022年7月29日発売[53]ISBN 978-4-59271-207-7
      • 『楽園 Le Paradis』第33号(2020年6月)~ 第38号(2022年2月)、および『楽園 Le Paradis 増刊』2020年夏増刊(2020年8月配信)~2022年春増刊(2022年4月配信)の掲載分を収録。
    3. (2024年9月30日発売[54]ISBN 978-4-59271-247-3
      • 『楽園 Le Paradis』第39号(2022年6月)~ 第45号(2024年6月)、および『楽園 Le Paradis 増刊』2022年夏増刊(2022年8月配信)~2024年夏増刊(2024年8月配信)の掲載分を収録。
  4. 『国を蹴った男』(秋田書店 原作:伊東潤、「国を蹴った男」(講談社)より)[55]
    1. 上巻(2025年3月18日発売[56]ISBN 978-4-253-30208-1
      • 『ミステリーボニータ』2022年8月~10・12月号、2023年2・4・6月号掲載分を収録。
    2. 下巻(2025年3月18日発売[57]ISBN 978-4-253-30209-8
      • 『ミステリーボニータ』2023年11月号、2024年1・3・5・7・9・11月号掲、2025年1月号掲載分を収録。

連載終了

  • 「国を蹴った男」(原作:伊東潤、「国を蹴った男」(講談社)より)(『ミステリーボニータ 』(秋田書店)2022年8月号[58] - 2025年1月号[59]、全15回)

連載中

  • 「イマジナリー」(『楽園 Le Paradis』第26号 - 連載中[注 13][注 14]
  • 「あんじゅう」(『楽園 Le Paradis増刊』、2018年8月配信 - 連載中[注 15]

単行本未収録

  • 「深くくっきりと」(『尊い。4Pショート・ストーリーズ』(一迅社、2019年10月25日)ISBN 978-4-75802-055-8
  • 「幹事の不在」(『Eleganceイブ』(秋田書店)2021年8月号)

成人向け

単行本

  1. 『幾日』(ワニマガジン社、2018年4月27日発売[60]ISBN 978-4-86269-559-8
    • 「発火」(『COMIC快楽天』2016年8月号)
    • 「咬合」(『COMIC快楽天』2016年10月号)
    • 「視野」(『COMIC快楽天』2016年12月号)
    • 「寄辺」(『COMIC快楽天』2017年2月号)
    • 「燦爛」(『COMIC快楽天』2017年4月号)
    • 「演色」(『COMIC快楽天』2017年6月号)
    • 「聞香」(『COMIC快楽天』2017年8月号)
    • 「白猫」(『COMIC快楽天』2017年10月号)
    • 「引鉄」(『COMIC快楽天』2018年1月号)
    • 作品解説 - 各収録作品ごとの作品解説と描き下ろし4コマ漫画。
  2. 『丹(あか)』(ジーオーティー、2021年8月31日発売[61]ISBN 978-4-82360-201-6
    • 「やむまで」(『COMICグレープジーオーティー、Vol.80、2020年6月配信)
    • 「軟着地」(『comicアンスリウム』2016年5月号 vol.37)
    • 「落花流水」(『comicアンスリウム』2017年5月号 vol.49)
    • 「秘密」(『comicアンスリウム』2016年8月号 vol.40)
    • 「彼女の秘密I」(『comicアンスリウム』2016年10月号 vol.42)
    • 「彼女の秘密II」(『comicアンスリウム』2017年7月号 vol.51)
    • 「それぞれの秘密I」(『comicアンスリウム』2017年11月号 vol.55)
    • 「それぞれの秘密II」(『comicアンスリウム』2017年12月号 vol.56)
    • 「彼女の秘密III」(『comicアンスリウム』2018年12月号 vol.68)
    • 「秘密 最終話」(『comicアンスリウム』2021年8月号 vol.100)
    • 「開き直り」(『comicアンスリウム』2015年11月号 vol.31)
    • あとがき - 作品解説と描き下ろし1ページ漫画。

単行本未収録

  • 「賦活」(『COMIC快楽天』2018年6月号)
  • 「畳句」(『COMIC快楽天』2018年10月号)
  • 「披瀝」(『COMIC快楽天』2020年2月号)- 表紙も担当(同作のヒロイン)
  • 「瓊音」(『COMIC快楽天』2022年2月号)
  • 「補助輪」(『コミックホットミルク』(コアマガジン)2023年6月号)- 表紙も担当
  • 「わたしの」(『コミックホットミルク』(コアマガジン)2024年4月号)- 表紙も担当

キャラクターデザイン

イラストその他

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参加イベント

幾花本人が事前に登壇者として公表されたイベントのうち、個人の単行本刊行に関するもの以外につき記載する。

「楽園祭2018」[70](2018年4月14日-15日、アニメイト新宿)
2015年より同所で行われている「楽園祭」で描き継がれた会場壁絵に追記するライブドローイング[71]に参加。
「エロマンガ修正ナイト」[72](2019年4月11日、阿佐ヶ谷ロフトA
出演者として登壇。
「楽園オンリーショップ(東京)」[73](2019年7月13日-15日、うりぼうざっか秋葉原本店横)
7月15日、黒咲練導と共にジャンケン大会を実施(参加者と作家がジャンケンを行い、勝ち残った参加者にサイン入り特大キャラクターパネルが進呈された)。
「楽園オンリーショップ(大阪)」[74](2019年9月14日-16日、メロンブックス梅田店)
9月16日、木尾士目とのトークショーを開催、また木尾と共にジャンケン大会を実施(東京会場と同方式)。
「楽園 Le Paradis 10th ANNIVERSARY FESTIVAL」[75][76](2019年11月3日、ロフトプラスワン
出演者として登壇。
「楽園 Le Paradis FESTIVAL 2023 ~Autumn~」[77][78](2023年11月3日、ロフトプラスワン
出演者として登壇。
「創刊15周年記念『楽園』展」[79][80](2024年8月2日-12日、新宿マルイ メン 8Fイベントスペース)
8月11日、唯鬼とのトークショーを開催。

脚注

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関連項目

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外部リンク

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