市原ぞうの国
千葉県市原市にある動物園 ウィキペディアから
市原ぞうの国(いちはらぞうのくに)は、千葉県市原市山小川にある動物園である。アジアゾウ9頭、アフリカゾウ1頭、合計10頭のゾウが飼育されており、その数は国内最多である。サテライトパークとしてサユリワールド、勝浦ぞうの楽園も運営しており、市原ぞうの国とサユリワールドの2園でアニマルワンダーリゾウトを構成している。
施設
山小川ファーム動物クラブ、有限会社湘南動物プロダクションを前身に、1989年(平成元年)開園。日本動物園水族館協会加盟園館。総面積約3.5ヘクタール。所在地は千葉県市原市山小川937。
ゾウ(主にアジアゾウ)を多数飼育しているため「市原ぞうの国」という名称を用いている。動物と身近に接する展示を特徴としており、園内では希少動物を直接触れる貴重な体験ができる[1]。これらを含め、約70種類、約350頭羽の動物を飼育している。
沿革
展示
ゾウ
2021年(令和3年)6月現在、アジアゾウ9頭、アフリカゾウ1頭、合計10頭のゾウが飼育されており、その数は国内最多である。過去、月岡動物園(1991年閉園)、甲子園阪神パーク(2003年閉園)、南紀白浜ワールドサファリ(現:アドベンチャーワールド)など、他の動物園やサーカスからもゾウを引き取っている。
ゾウによるショー「ぞうさんのパフォーマンスタイム」をはじめ、実際にゾウの背中に乗る事ができる「ぞうさんライド」(エレファントライド)、ゾウの鼻にぶら下がる事のできる「ぞうさんリフト」が名物となっている。なお、ぞうさんのパフォーマンスタイムにてゾウを操るゾウ使いは、全員タイ人である。
園内に設けられている「象のものしり館」では、日本国内におけるゾウの飼育状況や生態を紹介しており、ゾウに関する知識の普及活動を積極的に行っている。
飼育動物の一覧
上記以外にも以下の動物を飼育している。
エピソード
- 園内に『オレたちひょうきん族』に出演していた、牛の吉田君の墓がある[5]。
- 現在の湘南動物プロダクション(所在地:成田市)は経営者独立により設立された2代目法人であり、市原ぞうの国・哲夢(旧湘南動物プロダクション(初代法人))両社と一切の業務・資本関係は無い[6]。
- 当園のチンパンジー・スマイルと阿蘇カドリー・ドミニオンに住むパンくんとは異母兄弟で、パンくんの娘プリンちゃんの叔父に当たる。
ギャラリー
- 放飼場での子象「ゆめ花」と母「プーリー」
- 園内を移動する子象「ゆめ花」
サユリワールド
サユリワールドは、千葉県市原市山小川にある動物園である。事実上の市原ぞうの国の付随施設(サテライトパーク、分園)と言える存在である。展示動物も市原ぞうの国と組織内移動をしている。
柵がない状態でキリンやカンガルーと至近距離でふれあうことのできる施設。キリンといっしょに食事ができる「キリンさんとブランチ」が好評[7]。市原ぞうの国とのセット入場券あり。市原ぞうの国から徒歩5分。無料シャトルバスも運行している。
所在地は千葉県市原市山小川771。
ペンションOWL
サユリワールドに併設されている会員向けペンション(宿泊施設)。部屋からキリンを見ることができる。
ペンションの名はGiraffe(キリン)ではなくOWL(フクロウ)である。サユリは園長の名で、プライベートガーデンの雰囲気となっている。
勝浦ぞうの楽園
勝浦ぞうの楽園(かつうらぞうのらくえん)は、千葉県勝浦市にある会員制動物園である。2005年に13ヘクタールの自然の山野に開設されたゾウの養老エリア。
ゾウに騎乗し、ゾウ使いと共に山野の散策を行う「エレファントトレッキング」ができる会員制施設[8]。現在は休園中。
所在地は千葉県勝浦市台宿88。
アクセス
鉄道
高速バス
- 市原鶴舞バスターミナルより無料送迎バスあり。
自動車
脚注
関連項目
外部リンク
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